晴れた日のねどこ

答えの出ないことばかり考えている

俳優とのチェキでハグをお願いするメンタリティ(前回からのつづき+返信)


先日の記事へのスター、どうもありがとうございます。
思いの外★をたくさんをいただき、皆興味があるのはチェキなの!?
それともオタクのメンタリティなの!?と思いました。*1


あれからマシュマロでチェキ情報をいただいたり、チェキをリクエストする時の気持ちを考えたりしたので、続きを書きます。

 

 

 


どんな気持ちでチェキを頼むのか

あれから上記について考えたんですけど、接触イベントって「好きだから触れたい」「好きだから触れたくない(触れられない)」にわかれるんだろうなと思います。

  1. そもそも俳優に触れることに興味がない
  2. 好きだけど友達でも恋人でもないので触れたくない
  3. 相手の負担になりたくないので触れたくない
  4. 好きだからこそ、畏れ多くて触れられない
  5. 好き!触れたい!悩む!
  6. 好きなのであわよくば色々触れたい
  7. 接触イベントってそういうものでしょ?触ります
  8. 好意を表明されて嫌な人なんているの?もちろんハグ!



気持ちの分布ってこういうグラデーションなのかなと勝手に思いました。
実際に文字通りの接触をしていくのは5〜8あたりでしょうか。
個人的には、6あたりからがちょっと怖いです。



性的対象として値踏みされる視線に気づいたことはあるか


なぜ7あたりからが怖いかというと、性的な視線が絡んでくるのがこのあたりからだと思うからです(個人の意見です)
きゃっきゃとじゃれ合うときに他人に触れるような、無邪気な好意って感じが5だとまだあるんですが、6だと肉体的欲求を伴ってくる気がする。


ここで質問です。
あなたは他人から自分に向けられる性的な視線に気づいたことはありますか?

 



わたしはあります。
そしてあれ、あんまり好きじゃないんですよ。
下心を持ってる同士だと「おっ…狩りか!? 戦か!? 簡単に落とされはせんぞ!」とテンションが上がるけど、どうでもいい人に向けられると、うーん…となります。


性的に値踏みしてくる視線って、とにかく湿度が高くじっとりとしていて、絡みついてくるみたいな印象があります。捕食しようとする蛇みたいな視線。


そしてこの視線って、本人はうまく隠しているつもりでも、意外と対象にはばれてる。
男だけじゃなくて、女でもこの視線で他人を見てる人、結構います。
愛情に満ちた目じゃなくて、性欲に満ちた目ってわかりやすい。全然違う。
性的な目線でこちらを値踏みしてる相手と接触するのって、わたしは結構な苦痛です。



ハグをお願いする気持ちって?


話を戻します。
接触イベントでハグをお願いする人の中には、俳優を性的な目線で見ている人が一定数いる気がします。
別にそれが悪いというわけではないです。性的な魅力を感じたり、好きだからそういう視線で俳優を見る人もいると思うし、頭の中で何を考えるかは自由だし。

だけど、俳優って見られることが仕事なので、恐らく自分に向けられる視線に敏い人が多い。そういう性的な視線を向けてくる相手の対応をする、しかもそれが接触面積が多いハグで、そういう人が多数だと結構精神的にきついんじゃないかな…と思います。



接触イベントのハイタッチの際、指輪を外してくださいと係の人が言ってたり、握手会の終わりは手に力が入らないなんて話も聞いたことがあります。
と考えると、物理的な接触って本当に、気持ち関係なく肉体的にも大変なんだろうと思います。



…って考えると、ますますチェキでハグってお願いするのがハードル高い。





太陽みたいなメンタリティで
「好きという気持ちの表明は素晴らしいこと」
「だからそれをやられて嫌な人なんていない」
みたいな気持ちからハグをする人もいるかもしれないけど、それって結構暴力的な思想だなと思います。

自分がそうでも相手が同じかはわからない。

そして相手は拒否できる立場ではない。





余談

 
昔、フリーハグって流行ったじゃないですか。渋谷の駅前で両手を広げてフリーハグ待ちをしていた人とハグをしてみたことは数回あります。どういう気持ちなんだろうと思って。
フリーハグとかまじか…」と思ったんですが、体験せずに悪く言うのも違うと思ったので。
結果、肉体的接触によってオキシトシンが出るのは親しい間柄だけなんだろうな!という気持ちと、全く知らない他人とハグする機会ってまずないので、なんとなくやさしいような、くすぐったいような気持ち+なんで親しくない他人とハグしてるんだろうな…というざらついた気持ちになったというのは書き記しておきます。

でも不特定多数の人とハグを目的にしてハグをするのと、自分に好意を持ってる人と接して、その中でハグを求めてくる人がいるのはやっぱり違うよな…
 
 
 
 

マシュマロ返信

恐怖のポーズ指定

 

後ろからハグ!!やめてください死んでしまいます!!!
夏場とか特に気になりますね、「汗臭くないかな、髪の毛乱れてないかな」とか考え始めると倒れてしまいそうです。チェキの相手が推しでも推しじゃない若手俳優でも申し訳なさすぎて死ねる。

「せめて推しさんには気を遣わせたくない」って考え方が素敵ですね、ちゃんと相手のことを考えてて。自意識過剰かつ視野が狭くなりがちな自分も、そんな恐ろしい機会があったときは見習いたいと思います。

とか言いつつ、「え!?ハグ!?大丈夫ですか!?いろんな意味で!!!」
みたいなことを口走って、その場を熊のように歩き回るかもしれない…。

もしくは酔っ払いの親戚のおっさんを憑依させて
「おっ!ハグですか〜! どう!? みんな照れちゃってるでしょ!!!
いやぁこんな機会ないですからねー、すかさず近づいちゃいますよぉ〜〜!!!」
とか言ってしまうかもしれない。つらい。…つらい。反省会必至。




 
ポーズ指定がないと困る

 

ポーズ指定があると安心ですよね。
選択肢が無限だと本当に困る。
シンプルにいけばいいのか、ネタに走ればいいのか、負担にならないようなポーズを考えるのがいいのか…!!

さらに、指定がないと「他の人はどんなポーズをしているんだ!?」とか「推しは過激なポーズを要求されて心が死んでいないか!?」とか、余計なことまで考えて消耗してしまいます。

ポーズ指定有無を決めるのは事務所なり本人なりの方針だし、仕事なのでこちらが気を揉むことでもないんですけど、なんだか接触商法ってキャバクラとかホストに近いものを感じてもやもやしてしまう…。
前の記事にもリンクを貼ったけど、接触商法についての記事はこちら


 

同意の意見

 

ねー! 接触商法ってどうなんでしょう。
仕事だから割り切っているかもしれないけど、それでも数が多いと疲れますよねきっと。
下心がなくて、100%のピュアな好意(動物の赤ちゃんに接するような気持ちみたいな…)接触に挑んでも、相手がどう受け取るかはわからないですし。
 

わたしは常々「他人への干渉は、善かれ悪しかれすべて暴力」だと思ってます。
 

世の中の事務所が、なるべく俳優が疲弊しないような売り方をしたり、本人が納得できるやり方を選ばせてくれているといいなと思います(やり方があわなければ離れるって選択肢もあるので、ある程度は納得してやってるなかなとも思うけど、実際はどうかわからないですし)


 

抱きしめてくれる推し

 


!!!!!!!!!!

死にそう。
まぶしい。接客業の鑑…(接客業?)
そんなにも力強く言われたら、ものすごく説得力があります。
ハグなんて普通!みたいな…
こんなこと言われたら好きになってしまいそうです。
相手から曇りなく言ってもらえると、こちらも安心できますね。
ハグするつもりがなくてもしなくてはならないのでは?という気持ちになりそうなのがちょっと怖いですけど!

特に理由なく降りたというのがジワジワきました。
でもそういうこともありますよね。人間ですし。



 

距離感がわからない問題

 



二本立てだ!
チェキの件を先に答えて、無意識のマウントについては後日別記事で考えようと思います。


ポーズ指定不可なのにポーズを指定する人 
 
これはアウトでは!?
本人のフランクなキャラに甘えてる気がします。スタッフさんも止めなかったのかなあ。
少数の特別扱いを許すと不公平になるから、ファンだけでなく、運営も俳優自身もルールは守ったほうがいいと思います。
もしくは、ポーズ指定を聞くとしたら口が固い人だけにするとか…?(とはいえ、絶対に情報は漏れると思うので無理でしょうけど)


 
ガチガチにかしこまりすぎても距離感が遠くなる
 

これは自分がどうしたいかによる気がします。
わたしは丁寧語とタメ口を織り交ぜて話すと思います。
(フランクな人相手の仕事の打ち合わせなんかでも結構やる)


わたしは推しに限らず、人前に立つ仕事、人と接する仕事を選んでいる人を尊敬してます。
年齢とか職歴とかそういうの関係なく、すごいなあと思ってます。自分には無理なので。(短時間愛想よく接するのはできるけど、継続的にそれをやり続けると心が死ぬタイプ)
そういう相手には敬意をもって接したい。
そして相手は仕事でやっているのであって、自分の友達ではない。
だから丁寧語(尊敬語・謙譲語まではいかない)で会話をしつつ、たまにタメ口を混ぜる…みたいな感じで話します、たぶん。割合だと9:1くらい…?
 

でも、テンパって親戚の酔っ払いおじさんを憑依させてしまうと、口調は丁寧なのにテンションがおかしなおっさんのようになるのでつらい。……本当につらい。
 
これは恐らく、テンパるくらい顔が良い推しが悪いんだと思います(責任転嫁)


とかなんとか考えつつ、100人単位で接触をやってたら、一人くらい自分のようなおかしな人間がいても覚えてないよねきっと!と気持ちを切り替えます。
切り替わらなくても無理やり切り替えた気持ちになります。



全然答えになってない気がしますが、結局は自分がどう推していきたいかを考えて、
他人の行動に左右されずに「自分は自分」を貫くのが良いのかなと思います。
取り急ぎわたしは照れ隠しにおっさんを召喚するのをやめたい。本当にやめたい。
 
 
 
キャラクター風に振る舞ってというリクエス

 

読んでいただいてどうもありがとうございます!うれしい。

「キャラクターで◯◯してくれ」というのは、その作品やキャラクターが好き、
「愛してるって言って」と言うのは、俳優本人じゃなくて「自分の中の理想の推し」が好きなのかなと思います。(夢女的な感じ…?)

わたしもどっちかというと素の推し(仕事だから完全な素じゃないでしょうけど)の言動が見たいし興味があるので、そういうリクエストはしない気がします(そもそも二次元の推し≠推し)
あとはなんとなく、出待ち入り待ちに繋がるサービス残業感を個人的に感じるというか…!いや、接触も仕事なので全くサービス残業じゃないんですけど、なんとなく個人イベントは素を見せてくれるチャンスなので、そこで役に入ってのリクエストはもったいないというか。うまく言えないんですけど。


接触イベントに行く目的って人それぞれだと思います。
そういうリクエストをする人は、接触イベントをファンタジーとか二次元の延長として捉えているのかもなと思いました。それも悪いことではないし、失礼にならない範囲でならリクエストしてもいいんじゃないかと思います。

…でもリクエストしてセリフを言ってもらうって、どんな気持ちなんだろう…!
ちょっと気になります。
 
もしリクエストが可能なイベントがあるなら、わたしは目の前で手紙を渡して「わー、ありがとー!」とニコッと笑って、悪気のない笑顔で握りつぶしてゴミ箱に捨てられたいです。もしくは手紙を読み上げられたい。うそ。読み上げられたくない。死ぬ。
何言ってるのかな。すみませんよくわからないですね。
なんかこういうことです。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…Don't think!!!  Feel!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こういう質問ももらいましたが、完全個室ではなくパーテーションで区切っていたので、普通に見えました。
 
どういうポーズをしますか?という質問については、イベントの記事で書きたいと思います。
 
 
 
マシュマロやってます。チェキ情報とかください。
ちょっとまて!ハグでチェキをしたがわたしはこんな気持ちだ!物申す!とか聞きたい。

 

 

 

▼今後書きたい記事メモ▼
・信長の野暮感想
・心臓が濡れる感想
・独鬼感想
・なぜ自分に呪いをかけるのか〜推しとファンとマウントと〜ジェンダーとかそういう話)
・他人を気にするオタクの心理考察(何書こうとしたんだっけ)
サマエルのしっかりした感想
・TMO感想(すでに忘れつつある)
・H12感想(久しぶりに円盤を観たら推しが細い!いまランプの魔人みたいな体型してるのに、この頃は細い!!!!)
・幕末純情伝感想
・まさしとやまとの祝日感想
・推しを自分の核にしてはいけない〜キャバクラで例える若手俳優について〜
・無意識なのか意図的なのかわからないマウントについて〜気をつけろ、そいつは性格が悪い〜

 

*1:余談ですが、「チェキ オタク」でググると3番目に出るようになってびびりました。「オタク チェキ」だとなかなか出てこない。google先生の謎。

チェキまでの距離〜オタクはきもちわるいので〜


……!?
まじで!? 8月!?
え、7月終わった!?!?
ぼんやりしてるとこんなにも1日1日が早いの!?慄くしかない。
戦慄です。


先日、7月最後の現場に行ってきました。
ご本人のキャラが素敵だと思っている俳優さん二人のイベント*1です。
テーマパークのようなイベントだと本人達が言うように、見どころがたくさん詰まっていました。


その最後、チェキがあったんですよ。チェキ。
そこで考えたことを書きます。

 

※2019/2/12追記※----------------------------------------------------------------------------------------

チェキのポーズに悩んで検索してくださった方!
この記事には有益な情報は多分ないです。(チェキを撮るときのオタクの心理考察なので)
おそらくこちらの方がまだ参考になるので、よろしければ。

追記おわり-----------------------------------------------------------------------------------------------

 

 

 

 






ポーズどうする問題


チェキといえばポーズです。
きらめく若手(若くはない)俳優と写真に収まる時、いったいどんなポーズがいいのか。


以前推しとのチェキ撮影(人生初だった)の時はポーズ指定があったので、今回もあるだろうと思っていました。


が、甘かった。なかった。


そして今回は3ショットとツーショットです。しかも昼夜参加。
自分の中にチェキ撮影の際に役立つ知識などない。
そんな引き出しはない。

 列に並びながら「ツーショット チェキ ポーズ」などと検索し事なきを得たのですが、現場で一緒になったフォロワーさんに気になる話を聞きました。



「大和くんの方はハグとかしてくれてるらしいよ」
 「頼んだらやってくれるらしい」





……
………ハグ?????




びっくりして一瞬頭が真っ白になりました。
若手俳優が、チェキ撮影の時に、ファンから頼まれて、ハグを???????



万感の思いを込めわたしの口から出た言葉は

「え、嫌……」

でした。




若手俳優とチェキでハグ!
したくない!!!!!!!






オタクはきもちわるい

これは持論なので反論は自由なんですけど、オタクって気持ちが悪いと思うんです。
こういう話をすると「わたしはキモくないしw」「キモいオタクと一緒にしないでくれます?」という話になりがちだと思うんですけど、そういう話じゃない。


オタクは気持ち悪い。
見た目の問題じゃなくて、内面が。

どんなに爪がジェルネイルでツヤツヤでヘアメが可愛く決まっていて、新調した服を着てすれ違いざまにいい匂いがしたとしても!
顔が広瀬すず小松菜奈だったとしても!あるいは水原希子だったとしても!


オタクは気持ちが悪いんですよ。自意識が。メンタリティが。



あーーー、推しくんかっこいいなーーーー! 今日も作画超いいな!? やっばいな!?めちゃくちゃかっこいいなほんと顔がいいわやばいわ。どうしたの?二次元と三次元勘違いしちゃった?ここは三次元空間だぞ★ 黄金比も大概にしてくれよな!!!?!? あっ、なに?彫刻?もしかして丹精込めて作られた系??ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ製?
え、そんな美しき生命体に? オタクが? 近づく???? うそでしょ? しかもチェキ?接近? いやいやいやいや、ちょっと待てよ、近い、これは近い! こんな下賎な者が光り輝く推しに近づいてもいいものなのか!?
否!!!!!
ああー、普段板の上に乗っている推しと!こんなにも近くに!? しかも!? 希望のポーズに答えてくれる???!?!!!?? えっ、接触これぞ文字通りの「接触?????
いやいやいや、そんな恐れ多い! 触れてはいけない! 太古の昔より「踊り子さんには手を触れないでください」と口伝で伝わっているじゃあないですか! それを、この期に乗じて触れようなどと!!なんたる狼藉!!! 接触部位から何か悪しきものが推しに感染しては困る!!!
いやでも握手くらいは???? いやしかし! しかしいけない! そんな輩が数百人いるんだここには!!! 毒にあてられてしまうかもしれない!!!!!!
じゃあなんだ、定番ポーズか! 定番ポーズとはなんだ? …あれか、ハートか! ハートを作る!?いやいやいや、指先触れるやん? こんな?オタクと???オタクと推しの指が? 指 meets 指?????
!!! それはいけない!!!!!
だめですごめんなさいアアーーーやめてください一緒に並びたくない!!!ウワアアアー!!!



みたいなことをたぶん0.5秒のうちに考えるじゃないですか。
そしてそれを悟られないように、何食わぬ顔で接する…ことが出来たと思いきや、
実際はたぶん挙動不審で気持ち悪いじゃないですか。



そんな気持ち悪い生命体であるオタクが、
俳優と接触するのは如何なものか?という気持ちがあるんですよ。


それだけではなく、数百人を相手にチェキを撮ってくれる俳優の負担を考えると、
果たして何が正解なのか!?という疑問が湧きます。





なぜ物理的接触を望むのか

今回のイベントはスリーショットチェキがデフォルトで付いていました。
そしてツーショットチェキ券が2枚追加購入可能。
わたしは昼夜2枚買いました。
なぜか。
演技以外の姿を見たいからです。(プライベート以外では「若手俳優」を演じているのでは?とは思いますが、そういう意味ではなく)
そして今まで見た舞台の感想などを直接伝えたいからです。

1枚1,000円でその権利が買えるならめちゃくちゃ安い。
写真に写るのが好きではないので、俳優だけのチェキでも良いくらい…というか、どっちかというとそっちがいい。(後から小耳に挟みましたが、指定すればそれも出来たとかできなかったとか。)




自分がそういう気持ちなので、
物理的に俳優と接触を望む層がいるということにびっくりしました。
実際、後ろから俳優に抱きつく格好でチェキを撮っている方を見ました。



そうかーーー、まじかーーーーーー!!!!
くっつきたいのかーーー、そうかーーーーー!!

いや、くっつきたい気持ちもわからないではないんです。
でもやっぱり近づきたくない!という気持ちが勝る。





なぜわたしは近距離チェキを撮りたくないのか

念のため述べますが、これは気持ちが悪いオタクであるうえに、自意識過剰かつあらゆることを気にしてしまうタイプであるわたしの意見です。
そして、相手の俳優さんは全くそんなことを気にしていない場合もあると思いますし、
ハグを希望してチェキを撮るファンを非難したくて書いている訳ではありません。(そう捉えられても仕方がない内容だとは思っています)
考え方が自分とまったく違う…!という驚きの記録として読んでいただけると幸いです。


パーソナルスペース侵害問題

人間にはパーソナルスペースがあります。
親密な人はここまで近づいてオッケーだけど、そうじゃない人に入ってこられたら嫌なエリアです。

チェキ撮影、だいたい近いじゃないですか。
ガンガンエリアに入るじゃないですか。
 

……嫌なんですよ!!
 
相手がどんなに見目麗しかろうと、好みであろうと、推しであろうと、自分のスペースを侵害されたくないし、相手のスペースも侵害したくない。

だって、全く親しくない他人ですもん。
親しくない相手とそんなに距離を詰めたくない!




相手の負担になりたくない問題

目の前に推しがいると感情が千々に乱れますよね。
平常心でいられます???
わたしはむりです。
今回はふんわり参加なのでまだ平気でしたが、
推しとの接触では照れ隠しのために親戚の酔っ払いのおっさんみたいになります。
「オッ!やってるゥ〜!?今日も顔がいいねェ〜〜!」みたいな。つらい。

 

おっさんのようになる人もいるかと思えば、やたら大胆になる人もいるだろうし、泣いちゃう人もいるかもしれないし、おどおどする人もいるだろうし。

いろんな感情を目の当たりにすると思うんですよ。
そしてイベントの規模にもよるけど、そんな乱れたオタクと会話をし、相手のパーソナルスペースに入り(自分のパーソナルスペースに入れ)、チェキを撮る×数百回を繰り返すわけじゃないですか…。


…つかれる!絶対につかれる!!!!

 
そう考えると、なるべく負担になりたくない!と思います。

 


すみません…こんなキモいオタクの近くで写真を撮ってくれて…。なんて大変な仕事なんだ…と思う気持ちと、いやでもこれが今日の彼らの仕事…という気持ちで頭がおかしくなりそうです。


いや、ならチェキ券買うなって話なんですけど!!
 
  



嫌われたくない問題

撮影のための接触の時に「この人嫌だな…」と感じて欲しくない。
多少なりとも好ましく思ってる相手の負担になりたくないし、不快になって欲しくない。
真相は永遠にわからないんですけど…相手は仕事だから嫌な顔をしないので…
 
 
だから、ハグしてもらってチェキを撮る!というのは未知の領域です。
自分とハグをすることで相手は嫌な気持ちにならないか?という考えがない、もしくは考えているけど自分の欲求を優先している…!?


ハートが強い…!強すぎるよ……!!




というか、普通に生活しててハグってどれくらいします?
親しい人としかしませんよね。
それを、親しくない他人と…!?と考えると、やっぱりものすごく衝撃を受けます。

わからない、わからないよ……!!



例えばこれって、おさわりOKの風俗に行って、好みの相手にさわるような気持ちなんでしょうか?でもそれはそういう業務形態なわけで…うーんうーん…!

もしハグをしてチェキを撮ってもらってるよ!という人がいたら、教えて欲しいです。そこにあるのはどんな気持ちなんでしょうか。性欲?接触欲??



アイドル売りってどうなのよ問題

チェキを撮ってもらう相手は俳優です。
板の上で演技をしたり歌を歌ったりするのが本分です。
その俳優に、記念撮影レベル以上の接触をして写真を撮ってもらうのは果たしてどうなのか!?と思うんですよ…。

アイドルだってそうじゃんと言えばその通りで、実際のところは職業関係なく、接触商法にもやもやします。
 
 
本人が割り切っていればいいんだろうけど、
こっちが勝手に割り切れない気持ちを抱いてしまう…!!

どうなんですか!?
疲れてないですか!?


すみません!!!
ほんともうこんな人間がチェキ撮ってもらうとかね!
ごめんなさい!!!

近くで見られるのはうれしいし話ができるのもうれしい。でも申し訳ない!!!!!

 

 思わずすみませんと謝るオタク

 

 

 

接触商法についてはこのへんにもちらっと書いてます。

【ドラフト】若俳サービス残業接触商法とかあれこれ - 晴れた日のねどこ

 

 

 

 

まとめ(まとまらない)

しめ方がわからなくなってきたので、以前tweetした内容を転記しておきます。

 ここから始まるtweet転記。

 

 

何十人も相手するの、絶対疲れると思うんだよね。だから本当に相手の負担になりそうな接触は避けたいと思う。相手は仕事だから絶対に嫌な顔は出来ない。それをいいことに「好意を表明することはいいこと」って自分勝手に暴走するのは本当にヤバい。※これは俳優を信頼してるか否かとは全く別問題として

 

 

「相手は仕事だから拒否できない」

「だから自分の行動が負担にならないか考えたい」って話にたいして
「相手を信用してない」「○○はそんな人じゃない」って反応になるの、読解力と想像力がなくて首を傾げてしまう。
完全に相手不在で自分の気持ちの押し付けでは?
 
 
たとえば自分が店員だとしてお客さんにやさしくするとする。
失礼なお客さんでも無碍には扱えないよね。
「店員さんも大変だろうからこちらも気を遣おう」って考えが、なんで「店員は好きで接客をしてる!そんな考えは店員の職業への志を信用してない!」って超理論になるか謎なんだよね。
 
 
嫌なお客さん、迷惑なお客さんはいる。それがたくさんいたら、好きな職業でも嫌になることはあると思う。だから配慮をしましょうね、相手も人間ですよ、と思う。特にそれが俳優やアイドルなら、ファンの対応で本業を辞めるリスクだってある。それを相手の立場を利用して良いように扱うのは品がない。
 
 
「○○くん/○○ちゃん(俳優・アイドル)はそんなこと思ってない!そんなことを思うのは相手を信用してない」みたいな考えはヤバイ。
完全に相手不在だし相手を理想化して自分を正当化してる。
ストーカーと遜色ないよ。
プレも接触もリプも、好意が負担になることはあるから配慮が必要だと思う。
 
転記終わり。
 
 
 
このときから気持ちは大きく変わってません。
相手が何を考えているかはファンには永遠に分からないので、丁度良い具合の推しとの接し方を今後も考えたいなと思います。
それが正解かどうかはやっぱりわからないけど。
 
 
 
 
まとまらないまま今日はこれで終わります。
 
 
 
 
 
マシュマロやってます。
割とまじめに答えます。
チェキの話とか教えてください。

気軽にどうぞ。だいたいTwitterで答えてます。

回答スタンスは「丁寧なものには丁寧に、無礼なものにはそれ相応に」

 

 

 

 

▼ツイ廃です▼

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▼続きを書きました。ハグとチェキとマシュマロ返信▼

 
 

 

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▼推し方に悩んでるならこちら▼ 

同担同士のマウントで疲れたり、現場VS茶の間論争でイライラしたり、推しにもやもやしたりした時はこれをどうぞ。推し事は楽しく自分のペースでやりたいですな。みんな無理せずにな…!

 
 
 
 
▼今後書きたい記事メモ▼
・信長の野暮感想
・心臓が濡れる感想
・独鬼感想
・なぜ自分に呪いをかけるのか〜推しとファンとマウントと〜ジェンダーとかそういう話)
・他人を気にするオタクの心理考察(何書こうとしたんだっけ)
サマエルのしっかりした感想
・TMO感想(すでに忘れつつある)
・H12感想(久しぶりに円盤を観たら推しが細い!いまランプの魔人みたいな体型してるのに、この頃は細い!!!!)
・幕末純情伝感想
・まさしとやまとの祝日感想
 
 
 
 
 
▼関係ありそうな記事▼

オタクの自意識についての話

*1:まさしとやまとの祝日。祝日という言葉にだまされた。ド平日だった

【追記あり】自分が好きならそれでいい。茶の間って事に悩まなくてもいいよ。

茶の間オタク、悩まなくていいよ! 晴れた日のねどこ






書きたいこともやりたいこともいろいろあるけど暑くて全てのやる気が溶け落ちる!
ので、リハビリがてら「周りを気にせず推し事したら良いと思う」という話をします。

この辺はオタク特有の?他人を意識しすぎる話に繋がります。それもそのうちがっつり書く予定。





この記事についていただいたマシュマロの返信から考えた事プラスアルファです。

 




これを見て思いました。




周りの事なんて気にせんでええんやで!!!!!!




茶の間disやマウンティングが起きる理由って、
他人より優位に立ちたい、それを誰かに誇示したい、承認されたいって気持ちからなのかなと思うんです。


細かく考えていきます。

 

 

 

 


disられやすい茶の間


これに関しては、「やたらと声だけ大きい」というタイプが反感を買いやすいのかなと思います。

「会えない時間が愛を育てる❤️️現場に行く勢より、茶の間の方が推し君のことを思ってるから愛が大きい❤️️」


「推し君一生好き〜❤️️(だが推しにお金が入る事はあまりしない、好きの表明の方法が無断転載など。しかし自分の愛の大きさをことさら誇示する)

…みたいな事を目に付きやすいところで言っていると、現場に行く勢から叩かれるのかと。
さすがにこのへんのレベルになるとおっとすごい!まじかよ!とわたしも思うんですけど、その度にある作家が言っていた表現を思い出します。

 

 


「それって、ヤりたい盛りの中学生が語る『永遠の愛』みたいだ」

 

 


身銭(この場合は時間・金銭的なリソース)を切らない言葉、実体験を伴わない発言って、空虚で薄っぺらいんですよね。




身銭を切ったから偉いというわけではないんだけど、
なんのコストも支払わずに「わたしが一番好き!」というのはさすがに道理が通らない。それは争いの種になると思います。


特にお金に関しては若手俳優のオタクは「かけたらかけた分だけ偉い、お金を落とさない人間に人権や発言権などない!」くらいの考えの人が多いようなので、
「金を使わない茶の間が何を言っとるんじゃい!」って怒る人が多いですよね。






…でも、ちょっと待ってください。



お金たくさんを出した人って偉いんでしょうか?
お金を出した人って、推しに対して何か言っていい権利があるんでしょうか?

 

 

 





「お金をたくさん出す=偉い」ではない


若手俳優のオタクがよく言う考えをいきなりぶった切りますが、

お金を推しにたくさん落とそうが、別に偉くなれるわけではありません。
自分の地位や価値が上がるわけでもありません。


「お金をたくさん出す=偉い」という考えがなぜ出てくるか。
それは他人と自分を比べているからです。
金額という部分で他人と争っているからです。


確かにお金をたくさん落とすお客さんは、
俳優や事務所や興行主にとってはありがたい存在だと思います。

でも、偉いかといったら別に偉くないのでは??

「お金をたくさん使っているファン」でしかないと思います。
もしかしたら感謝されているかもしれないし、尊重されているかもしれないけど、
お金を使ってるけど迷惑なお客さんって事もあるかもしれません。
(全通するけど他の人に迷惑をかけてるファンとかいますよね…)

お金をたくさん使っているから偉い、この考えにはちょっと疑問を感じます。





「お金をたくさん出す=発言権がある」のか


別にないんじゃないでしょうか。
お金をたくさん出したからといって、ファンは推しのパトロンというわけではないので。

仕事の受注先が一社に偏り過ぎると、その会社が倒産したり、切られたりした場合のリスクが大きすぎますよね。だからリスク分散のために仕事の受注先(この場合はファン)の母数が多い方がいいと思います。

例えば公演数が20回の場合、10人が2回ずつ、20人が1回ずつの方が、一人が全通するより今後のことを考えた場合おそらく良い。1回や2回入った人ならこの先入る回数が増えるかもしれないし、入らなかったとしても打撃はそこまでありません。
しかし、全通している一人がその公演に入れなかった場合、その人が入るはずだった20公演分の売り上げがゼロになります。



「わたしはTOよ! ぬるいオタクとは違う!こんなにもお金をかけてるんだから、わたしの話を聞いてもいいじゃない!」

と言う人もいると思うし、気持ちもわかります。


だけどどんなにお金をかけていたとしても、
太客ひとりとその他のファンを天秤にかけた場合、太客の方がお金を落としている状態ってありえないのでは…?
さっきの仕事の話の例えだと、受注先の8割を一社に依存していることはあり得ると思うんですけど、俳優とファンの関係性でそれはまずない。

太客の要望を聞くかどうかは、完全に推しや事務所の方針次第だと思います。

本当にパトロンだったりしたら発言権があると思うんですけど。
ある意味飼われてるわけなので。





「お金を出さない=偉くない」「お金を出さない=お金を出す人より発言権がない」のか


払ったお金の額で「偉い/偉くない」が決まることは正直まったく関係ないと思います。これはさっき言ったマウントに根ざした考えだと思うので。

では、お金を出さない人には発言権がないのか。これは微妙なところかなと思います。

お金を出す出さないに関わらず、何を言ってもいいとわたしは思います。
発言を制限する権利も力も、誰にもありません。

だけど、「お金を出していないのに図々しい」と周り(のファン)から見られたりはするかと思います。
 

そして発言権云々は置いといて、お金をより多く払っている方が要望が聞き入れられる可能性は高くなるかもなとは思います。
一年に一回取引があるかないかの業者より、何度も取引がある会社の方が多少の無茶は飲んだりしますよね。今後の付き合いも考えると。
 
一般的な仕事ではないので、相手(俳優や事務所)の性格や気分や方針次第だと思いますが…。






現場勢と茶の間が争う必要はない


「茶の間が成立するのは私たちが現場に通ってるからなんだよ!
そのおこぼれに預かってるだけなのに茶の間が何言ってるの!」
と怒る人がいるじゃないですか。

これは結構危うい考えだなと思っています。


お金を支払う人間が多いから茶の間が成立するのは事実です。
(ライブビューイングも配信も、円盤化も、お金だったり収益が望めないなら成立しません)

だけど「自分たちがお金を落としているから茶の間が成立する」という発言って
「自分(たち)がコンテンツを支えている」という考えに繋がっている…つまり自己がちょっと肥大化しすぎてやしないか?と思います。
 
 
「これは現場勢と茶の間の話だから。自分の話とかしてないから」
と言われそうだけど、ちょっと待ってください。
 
 
その考えって突き詰めると「自分たちがお金を落としてあげてるから茶の間が成立するのに、でかいツラしてんじゃねーよ」ってことですよね。
 
それ、推しが、事務所が、「あなたにやってください」って頼んだんでしょうか?
多ステ、全通、高額プレ、お花、「自分の意思で」やろうと決めてやってるんですよね? *1
 
それをどうして自分がコンテンツを支える代表者みたいな顔をして話してるんだろう。
 
 
お金をいくら払っても、ファンはファンです。
関係者でも推しの代弁者でもありません。
 
 
 
 
じゃあなんで怒るのか。
それは(おそらくですが)「お金を出した」「時間をかけた」ことを「推しへの情熱」として誰かに承認してほしいからです。
大体の場合は推しにでしょうが、それが得られないからせめて同担の中で上に立ちたい。だから「茶の間がでかいツラしてんじゃねーよ」というdisに繋がるんじゃないでしょうか。
 
 

一旦整理します。わたしの考える茶の間dis関連の要因は次の通りです。
  1. 推しへの愛は負けないとアピールが激しいタイプの滑稽さ
  2. かけた金額が大きいほど偉いというオタクの固定観念
  3. 自分が推しの役に立っている=推しを支えているという自意識の肥大化
  4. 関係者や推しの代弁者であるかのように振舞う「お前誰やねん」感


この辺が絡み合っているのではないでしょうか。ちなみにわたしは2,3はどうでもいい(というかそもそも相容れないので流している)のですが、1,4は苦手です。

1は他人を巻き込んだ価値観や考え方というところが、
4は「いや…お前関係者でも推しでもねえじゃん…」という自他の区別がついていないところがその理由です。(広報担当のように振る舞う人いますよね…。あなた一体何者なんです…?)*2
これは茶の間、同担、他担関係なく、人間として苦手です。

 

 
実はこの辺の現場茶の間の話は、ちょうど半年前に書いています。

このときから比べると、「別に本人が好きにやりたいようにやればええがな」みたいな考え方にシフトしつつありますね。というか、わたし自身がマウントに加担していたり、何者かに承認されたがってたんだなと読み返すと思う。ブログってこういう変遷が分かるからおもしろい。(体裁を整えて記事を上げ直すって言ってるのに上げてないね。まあそんなもんです…そのうち上げます)

 

 
 


マシュマロ返信

初めまして。いくつかブログ読ませていただきました。
私はバイトをしていない学生若手俳優界隈オタクです。親のお金で一年に数回劇場に行かせていただいているような茶の間です。
私は所謂愚痴垢さんに目をつけられて叩かれたことはありませんが、たくさんの茶の間disやマウンティングを見て、部活も進学も諦めてバイトをすれば現場に入れるのに、それができない私はこの界隈にいてもいいのかと悩む日々でした。
今は応援の度合いは自分基準でいいのだ、推しているのは推しのためでなく自分が楽しむためなのだ、と言い聞かせてオタクを続けています。
 かんそうぶんさんのブログは私の結論づけたかった「正しいオタクのあり方とは」に対する曖昧な答えをはっきりさせてくれたような気がして、勝手に嬉しくなってしまいマシュマロを送らせていただきました。自分の話を長々と書いてしまいすみませんでした。 これからも元気に自分のペースで舞台が好き!と言い続けられそうです❤️
凹んだ時また読みに伺います!

 

うれしいなあ…しみじみうれしい。
ちょっと細かく返信をしていこうと思います。
 
 
 
たくさんの茶の間disやマウンティングを見て、部活も進学も諦めてバイトをすれば現場に入れるのに、それができない私はこの界隈にいてもいいのかと悩む日々でした。

  

 
この方が悩んでいた理由は、多分前述の
  • かけた金額が大きいほど偉いというオタクの固定観念
  • 自分が推しの役に立っている=推しを支えているという自意識の肥大化
上記部分を持つオタクの発言に触れ、疲弊したからだと思います。
 
disやマウント、めんどくさいし嫌ですよね。でもそういうのって、本っっ当にすごくたくさんある。(わたしも界隈に足を突っ込んだとき、ペース配分がよくわからずに周りに振り回されていたと思います)
 
「界隈にいてもいいのか」とこの方は悩んでいたそうですが、それって他人が決めることじゃないと思います。*3
というか「界隈」という概念すら実は謎ですよね。
なんなんでしょうね、「界隈」って。
 

郷に入れば郷に従えという言葉の通り、最低限のルールを調べるのは必須だと思います。ですがそれ以外の同調圧力や他人の嫉妬やマウントに付き合う必要はどこにもない。付き合っても疲弊するだけです。
 
 
 

今は応援の度合いは自分基準でいいのだ、推しているのは推しのためでなく自分が楽しむためなのだ、と言い聞かせてオタクを続けています。
 

わたしはこの姿勢は正しいと思います。
「言い聞かせて」と言ってるけど、自分が楽しむために推すというのが本来のあるべき姿ではと、先に述べたような理由から思います。
 
「わたしはこんなにお金を落としているからすごい!」と自意識が肥大したり、
アンタいつから大川隆法になったんだよ?というように推しの代弁者のように振舞ったりし始めるとかなりヤバイ。

「推しのため」というのは詭弁だし、責任転嫁です。 だんだん対象にのめり込んで、そういう考えになり、頭がおかしくなるオタクがめちゃくちゃ多いですけど…。



 

部活も進学も諦めてバイトをすれば現場に入れるのに


ここは声を大にしていきます。
これは絶対に諦めないほうがいいです。
絶対に絶対に諦めないほうがいい。
 
 

もう解決はしているようですが、ちょっと書かせてください。 

「今しか出来ないことをやったほうがいい」
「そんなことして何になるの」という意見は100万回くらい言われてると思うので、違う角度から話をします。 (まあわたしも前者については書いちゃったんですけど。すみません)
 

目先の推し事のことを考えるより、中長期的に推し事をしやすい環境を目指して行動をしてください。  
 
例えば、青春を推しの応援に捧げる!という気持ちで部活や進学よりバイトを優先するのもアリだとは思います。ただそれが原因で志望校のランクを下げると、就職に響く可能性があります。 
 

推し事に必要なのは、お金と時間の融通が効く職場です。
目先の現場を優先して、将来の推し事環境が悪くなるのは避けたほうがいい。社会人でなくても、大学なり専門学校なりに入れば時間は工面しやすく、バイトもできるかと思います。だから今焦ってたくさん現場に入る必要はないと思うんですよ。
 
「いつまでも いると思うな 親と推し」と言われればそれまでなんですけど。 


部活と進学に関して。
部活に関しては種類にもよりますがやろうと思えば大人になっても同好の士を見つけて活動することはできます。
そして進学についても、やろうと思えば学校に入り直すことは可能です。
 
…可能ではあるんですが、どちらにせよお金と時間の面で結構がんばってリソースを突っ込まないとできないんですよね。特に一度社会に出てから学校に入るとなると、かなりまとまった額が必要になります。



…ってなると、推し事をする時間もお金も捻出できなくなるんですよ!!! 
 

それって本末転倒な気がわたしはします。
 
自分で稼いだお金で現場に入るのも楽しいしとても良いものなんですけど、
せっかく部活もやってて進学も視野に入れてて、
親が観劇のお金を出してくれる環境なら、その範囲でめいいっぱい楽しむのが一番かしこいのでは!?と思います。
 
隣の芝が青く見えたり、他人の意見が気になることは多いと思いますが、人生は配られたカードで勝負するしかありません。
だから手持ちのカードを大事にしつつ、ここぞというところで博打を打つのが良いのではないでしょうか。

 

説教臭く聞こえたら申し訳ないのですが、
ほんとね!長く推すならなるべく生涯年収が高い方が課金できるので!!!
そこは焦らないで欲しいと老婆心ながら思います。
 
あと、親御さんがお金を出してくれるって最高だと思うんですよ。
感謝しつつ、齧れるすねはどんどん齧りましょう。
 
 
 
 
2019年4月追記----------------------------------------------------------------------
 
 なんと、マシュマロ主さんから返事をいただきました!

わー、進学おめでとうございます!好きなこと勉強して、バイトもして、楽しい大学生活になるといいですねえ!! うれしいマシュマロありがとうございます! また時々遊びに来てください!
劇場遠くなるのかー。大学生だと時間は作りやすいと思うから、推しさんが舞台に立ったときは観に行けるとよいですねえ。新生活かあー、いいなあ。勉強わたしもしたい。 しかしめちゃくちゃうれしいマシュマロだな!!!ヾ(:3ノシヾ)ノシ
 ありがとうございます!!
 
追記終わり----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
 
 
 

そのほかのマシュマロ返信

 

うれしい!!!ありがとうございます。

こちらの記事に頂いたマシュマロですね。
先日推しから暑中見舞いが届いたことで、手紙を読んでくれているという確証が得られました。(転送じゃなくて新しい住所で手紙が届いてた)

毎回変な手紙出してすみません、なんかもっといい感じの手紙を書こう…と思いました。
しかし推し、マメな人だな…ありがたいな…いや、すごい量のはがきを出してるだろうから、マメなのはご家族かもしれないんですけども…

 

 

 

 

さかのぼって記事を読んでもらえるの、すごくうれしいです。もともとTwitterだと流れていっちゃうから、考えのストックをする場としてブログを始めたので。
 
ネタにはしますが弱っているときは他人の悪意にヘコんだりするので、好意的な反応を頂けるとしみじみうれしいです。(言いがかりやdisでも、ヘコみつつテンションは上がるんですけどけどね…なぜなら戦闘民族だから…)
そう、推しは素敵なんですよ…そういってもらえると照れますね(??)
最近推しやら舞台関連の記事を書けていないので、また書こうと思います。
気が向いたらまた読みにきてください!
 
 
 
 
ハッ!
リハビリがてらとか言いながら8000文字近くになってました。なげーーーよ!
書きたい記事もあるから、ペースアップしていきたいです。
でも気負いたくはないなー。むずかしいですね。
 
 
▼今後書きたい記事メモ▼
・信長の野暮感想
・心臓が濡れる感想
・独鬼感想
・なぜ自分に呪いをかけるのか〜推しとファンとマウントと〜
・他人を気にするオタクの心理考察
サマエルのしっかりした感想
・TMO感想(すでに忘れつつある)
・H12感想(久しぶりに円盤を観たら推しが細い!いまランプの魔人みたいな体型してるのに、この頃は細い!!!!)
 
 
 
何かあったらどうぞ。何もなくてもどうぞ。構われたいんですよ。(正直)

DMやリプもお気軽に〜 
 
 
 
今月まだ観たい舞台が2本、確定してる現場は1本残ってます。
楽しいけど休みたい。休みたいが楽しい。ふくざつ!!!!
 
皆様よい推し事ライフを〜!
 
 
 

*1:推しに直接頼まれることも場合によってはあると思います。が、最終的にやろうと決めて実行したのは自分の意思です

*2:あくまでも自分のためにまとめて、ついでに「どうですか?」というようなスタンスの人は好きです。RT稼ぎ目的や自己顕示欲が透けて見えるタイプがすごく苦手

*3:わたしは明らかなルール違反マナー違反者は滅びれば良いのになと思っています。でもそういう人って、自分が悪い事をしているかも?という自問自答すらしませんよね。こわい。

ファンレターの自作封筒を晒すよ!



こんにちは。推し事捗ってますか〜!!?!??
わたしは配信によって全然テンションが違う推しに
にやにやしながら毎日を過ごしています。


さて、推し事といえば手紙。
以前手紙の中身について書いたので、今回は封筒について書こうと思います。

中身についてはこちら 





みなさん封筒はどうしてますか。
わたしは自作派です。
なぜか。

  • 気にいるレターセットがなかなかない
  • 便箋と封筒の数があわない(封筒が余る)
  • 作品の雰囲気に合ったものを使いたい
  • でも同じレターセットを二回使うのがなんか嫌
  • 作品の雰囲気関係なく同じレターセットを使い続けると決めた場合、廃盤になったら困る


上記が完全に自分目線の理由。


  • 推しはファンアートが好きだと公言している(=自分のために時間や労力を使ってもらうのが好き?)
  • 推しは変な人が好きだと公言している(=少し変わったものが好き?)
  • この2点から、少し凝ったものを渡されるともしかしたらうれしいかもしれない
  • 推しから日々活力をもらっているので、何かしら感謝の気持ちを伝えたい


こっちが推しのことも多少視野に入れて考えた理由です。
推し以外の人にもたまに手紙を書きますが、その際は既製品のレターセットを使います。

とはいえ推しがどう思ってるのかはわからないので、まあ自己満足です。






さて、それでは晒していきましょう。


舞台キングオブプリズム、ステージフェス×2

これはあんまり凝ったことをしてないです。

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  • ロゴの一部を推しの名前に変えた1
  • 推しが演じる役の腹筋画像の上にイベントロゴを重ねた2
  • 年越しイベントにオタクが暑苦しい手紙を送るので作った3

2,3の出オチ感が好きです。ちなみに宛名などは裏面にいつも書いています。

 

 


真剣乱舞祭2017

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2部衣装モチーフで作った封筒。
飾緒(肩のモールみたいな紐)部分が地味にめんどくさかったけどお気に入り。

これ好きだなー。




TENTH

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  • 1週目…ジャージーボーイズイメージで電飾と名前を。
  • 3週目…作中のシーンと絡めたイラストを入れたデザイン。


3週目は観劇した後に出したのでイメージがわきやすかったです。(「この森で、天使はバスを降りた」というタイトルなので、観る前は森モチーフの封筒にしました)

毎回観る前は手探りなので悩む…。原作の題名が「The Spitfire Grill」で推しの名前が隠れていたので、一部分だけ色を変えてワンポイントにしました。
封筒がかっちりしすぎているのもアレなので、驚くほどゆるゆるな字と絵でバランスをとります。3枚目が実際送った封筒の写真です。自分で自分のことを「とり」と自己紹介している鳥さんがいます。ゆるい。

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自己紹介する鳥




Take Me Out 2018

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  • ピザ封筒1(画像二枚目は右上のアップです)
  • ピザ封筒2


初回は役のユニフォームイメージの封筒を作ったのですが、面白みがないなーと引っかかってました。
次はどうしよう…テイクミーアウト…テイクミーアウト…ハッ!?テイクアウト!!??
推しはピザが好きだな!? よっしゃピザ封筒だ!というギャグです。
気づかれなかったらアレなので、「テイクアウト」と自ら書きました。アホか。
ピザ封筒2もその流れで。



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  • 宗教画風封筒
  • ネタ封筒


推しが演じる役が敬虔なクリスチャンということもあり、最後の審判のような、宗教画に出てきそうな曇り空の写真を選びました。Take Me Out 2018の文字はロゴじゃなくて似た雰囲気で作ってます。

 

 

 


ネタ封筒は、推しが梅のど飴が好きだと言っていたので完全にネタとしてプレボに突っ込んできました。

 

 

この封筒に関してはTwitterにUPした際にマシュマロをいただいていました。うれしい… 

 

 



舞台サマエル

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これは千秋楽に出したやつ。
希望と絶望、光と闇、みたいなイメージ。
暗闇の底から光に手を伸ばしているのか、ゆっくりと暗闇に沈んでいっているのか…というような。ロゴっぽいのは似た書体で自作。




ジャージーボーイズインコンサート

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ネオンサインでコンサートタイトルと宛名を。
映画でもネオンサインが出てくるし、画面が派手になるのでこの処理好きなんですよね。
封筒の横のベロ?裏返すとチラッと見える両サイドの糊代部分はオレンジ。
こういう色合わせも考えると楽しい(自己満足)


 


ファンイベントin杭州

 

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公式のビジュアルからイメージを膨らませて作成。
淡いピンク、白、カフェオレみたいなブラウンとミントグリーン。
自分で選ばない色使いなので勉強になりました。

裏面の両サイドは浮いちゃってて見づらいけど、糊で止めるとミントグリーンがチラッと見えます。かわいい(自画自賛



 


割と色々作ってますね。
舞台に合わせて封筒を作るのも楽しみのひとつになっています。

 

そして裏面は一発で同じ人物が送ったとわかるようなギミックを入れてます。

推しへのお手紙に関する30の質問に熱弁を振るう - 晴れた日のねどこ

 

 
ちなみに前にこういうことを書いたのですが、その工夫?細工?は裏面にしてます。(この記事には載せてません)
推しがどう思ってるかはわかりませんが、「こいつからの手紙は読みたくねえ!!」と思ったら、すぐにゴミ箱に突っ込めるようにという目印になればなと思ってます。
ファンからのアクションって、力になることもあるかもしれないけど、一歩間違えたら独りよがりな暴力にもなりかねないので、嫌だったら捨ててくれよな!というような気持ち…!*1
 
 
 

 そして手作り品について。

他人は作品発表の場でも、あなたのおかあさんでもない。 「相手を思って一生懸命作ったものだから喜んでくれるはず」 というのは、超理論の展開だとわたしは思います。 それ、自分が他人からもらったとして喜んで飾ったり、身につけたりしたいものでしょうか。 相手と自分は別の人間だという客観的な視点は忘れないようにしたいです。

愛という名の下に、私たちは暴力を振るってはいないか?〜推しへのプレゼント問題〜 - 晴れた日のねどこ 

「自分のがんばり」「相手への気持ち」「作品のクオリティ」 これらをごちゃまぜに考えてしまうこと、「至らない部分もあるが、あなたのことを思って一生懸命作ったから受け止めてほしい」という甘えが生じてしまうのも大きな原因のひとつかと思います。 再度言いますが、「他人は作品発表の場でも、あなたのおかあさんでもない。」

愛という名の下に、私たちは暴力を振るってはいないか?〜推しへのプレゼント問題〜 - 晴れた日のねどこ

 

 

お前こういうこと言ってたやんけ、と言われそうなんですが、同じ記事の中にこういうことも書いています(下記参照)

 

例えばわたしの推しはオタク文化に造詣が深いようで、ファンアートも好きだと公言しています。 そういう方なら喜んでくれるんじゃないかな、とも思うんですよね。 なので、負担にならなさそうなもの…たとえばファンレターの封筒は毎回自作して、作品に絡めたネタ要素を突っ込んだりはしてます。封筒レベルであれば、かさばらないし、クスッとできるかもなーと思うし、そこまで重たくもないと思うからです。 おそらく保管のためのコストもそこまでかからない。

愛という名の下に、私たちは暴力を振るってはいないか?〜推しへのプレゼント問題〜 - 晴れた日のねどこ

 

 

 

 

 


はーー、封筒作るのはたのしい。楽しいが毎回悩みます。

目下の悩みは明日初日の舞台の封筒です。

最近は「自分が楽に推す」がテーマなので、入るたびに手紙を出すことはしないのですが(義務感を感じると辛くなってくるから)、どこかしらでは出すのでデザインを考えねば…

 

 

 

マシュマロやってます。

気軽にどうぞ。だいたいTwitterで答えてます。

回答スタンスは「丁寧なものには丁寧に、無礼なものにはそれ相応に」

 

 

▼ツイ廃です▼

かんそうぶん (@KansouBn) | Twitter

 

気軽にフォローするとTLが埋まります。 

 

 

 

それでは皆さん良い推し事ライフを!!

そして他の人の封筒も見せてもらえると嬉しいです!見たい!!!

  

 



おまけ
ブタキンのうちわとステフェスの時のプレゼント。
やや頭がおかしい。

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 ▼おてがみ関連記事▼ 

 

 

▼激熱!双眼鏡ダイマ記事▼ 

 

 

▼推し方に悩んでるならこちら▼ 

*1:そういえば推しがファンミでファンアートを募集したことがあります。あれ、最後に火にくべてキャンプファイヤーをしたらテンションが上がるな…!と期待していたのですが、そんなことはなかった。残念である。バーニングマンみたいで素敵じゃないですか? 技巧に関係なく、思いを込めた創作物が等しく燃え上がり灰になるって、最高にロックだと思うのですが。いつか集まったファンレターやファンアートでキャンプファイヤーをやってほしい。お炊き上げみたいな感じもあるしどうでしょうか。むりか。むりだな。

えっ……わたしの半年、早すぎ……!?



いつの間にか2018年上半期が終わっていました。
おかしい。こんなはずじゃなかった。
もっとあんなことこんなことをしようと思っていたのだが…????

まあ悔やんでも仕方がないので、上半期の振り返りをしておきます。
本当はあんまり振り返りたくない部分もあるのですが(お財布の面で)、
後に残らない舞台という娯楽を楽しむのに、
メモさえ残ってないのは寂しすぎる。
それに楽しい気持ちでさえ時間が経つと忘れてしまうので、この機会に書き留めておきます。

 




■1月


・十条らくご


年越しイベントを除いたらこれが推しごとはじめ?
鯉八さんの落語、やっぱり好きだなー。
鯉八さんは創作落語しかやらない方。
誰にでもある心の狭量さ、卑しさをやわらかでキュートな語り口で話される方なのですごくおすすめです。
昭和落語心中ドラマ化も決まったので、みんな落語を聞きに行こう!





・TENTH  NEXT TO NORMAL

泣いた。すごく泣いた。
精神疾患発達障害、医療問題を扱ったミュージカルなのですが、
構成の巧みさ、歌唱力のレベルの高さ、あらすじ含めてとても好き。
決して100%ハッピーな終わり方ではないのだけれど、そこがいいなと思いました。
人間、ままならなさも抱えたまま生きていくしかないじゃないですか。
だからこそこの終わり方はリアルだなと。

そしてこの記事、観劇記録としては今までで一番ちゃんと書けたと思っている。
毎回これくらい書きたいけど、どうも気負ってしまってだめなんだよなー。





・ミュージカル刀剣乱舞〜つはものどもがゆめのあと〜東京凱旋公演

あのね、忘れた。
なんか近かったな!ってことくらいしか覚えてない。
書き残してないと忘れるな…
東京公演の時の感想はこちら。

 


・おしゃべり稽古

五十嵐雅さん目当てでいそいそと行ってきました。
なんていうか…まさし全開だった。
内容はオフレコね!って行ってたので書けないけど、
五十嵐さん狂人説が自分の中で強くなりました。
好き……

なんでジャージなのに扇子を首の後ろに突っ込んでるんだろうか。
わからないよ、まさし…!!!


 


・TENTH  ニューブレイン

畠中洋さんのかっこよさにやられた。
色っぽい…

kansoubn.hatenablog.com

 




・ハダカ座公演vol.1「ストリップ学園」 千秋楽

コミカルなシーンあり、ちょっとドキドキするシーンあり。
主要メンバーは男性が演じてるのにすごくキュートだった。
中村中さんが美しすぎた。
これ感想書きたくて放置してるな…円盤手に入れたら書こう…

そして古谷大和くんのお見送りが可愛すぎた。きらきらしてた…





・TENTH この森で、天使はバスを降りた

こういう不器用な人たちの話はだめ。泣いてしまう。
土居裕子さんの澄んだ歌声で、「そんなシーンで!?」というところから泣いてしまった。
これ、原作映画はまだ未見。見よう。

spice.eplus.jp

1月チケット代…76,700円






■2月

・spiファンミーティング Valentine


オーダーメイドのスーツに身を包み、薔薇を背負って登場する推し!!!!
本当に…こういうかっちりした格好が鬼のように似合うな…。
死にそうになりながら徹夜でファンアートを作ったのもいい思い出です。


トークパートと歌のパートに分かれていて、どちらもすごくよかったー!
昼の部は刀剣メンバーについて、夜の部の方は蜻蛉切のキャラクターの作り上げ方について話していて、夜の方が個人的には楽しめました。
推しの役作りや舞台についての話を聞くのが大好き。

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ファンアート画像。
①ウィリアム学習帳カロリーブック
2017年のspiさんのTwitterとインスタにUPされた食べ物画像を収集。カロリーを計算し、タンパク質、脂質、炭水化物のグラフを作り、同担の友人と一緒にコメントを書いた冊子。
見た目はジャ◯ニカ学習帳のオマージュです。
友人が原案、カロリー計算担当。わたしがデザイン制作担当。
製本まで外注せずに全部手作業でやりました。疲れたけど満足…!
結論→spiさん食べすぎじゃね?????

②spi 2018 Birthday LIVE「call my name.」ツアーグッズフライヤー
こんなオフィシャルグッズ欲しいなーという妄想をぶち込んだツアーグッズのフライヤー。
チケットケースは本当に欲しい。公式さんこういうやつをまじで!お願いします!
他にもポスター3種も作ってるけど、ウォーホル風に顔写真を加工してるやつなのでUPしてません。めっちゃくちゃかっこよくできた(自画自賛)ので、額装して家に飾ってます。
※肖像権に配慮して顔をぼかしやスタンプで隠してます。アウトだったら教えてください。

芸能人の画像は使ったらダメ?著作権・肖像権について噛み砕いて解説 | アフィリエイト初心者専門サイト りょうたろうのブログ

 
ほんとだったらこういうのってご法度じゃないですか法律的な部分で。特にわたしのは本人画像を使用してのデザインなので。だけど公式が「ファンアート募集」と言ってくれたおかげで出品することができてすごく楽しかったです。
  

 


立川流「あたらしい会」2

鯉八さんとテニスコートを見に…行ったら、全員キレッキレだった。
林家彦いちさんが素敵だった…なぜ、なぜ枕を長く喋りすぎて落語本編を途中で中断するのか!!!(持ち時間がなくなって辞めた)
林家彦いちさん、いつもその日出演される方をアドリブで話の中にぶっこんでくるから一粒で二度も三度も美味しい。好き。



2月チケット代…14,500円





■3月

・『熱海殺人事件』CROSS OVER 45


当日券で滑り込み。味方さんうつくしいなあ。木村伝兵衛というキャラクターも好きだ。
長ゼリフを滔々とまくし立てる役って好きなんですよ、生命力を感じる。

 




・ギャング アワー

デパート!で気になった橋本真一さん、そして厨二病に刺さるギャングという設定に惹かれ当日券で。結果、ギャングシートに座れて堪能できました。
アクション激しいよねぇ…かっこよすぎるから円盤化してほしい!何故ないんですか!?






・閉店拒否!〜俺たちは帰らない

俺たちの大好きなまさしが出るので。
そして刀ステ&ブタキンで笑顔が眩しすぎた橋本 祥平くんを観たくて。
人生を舐めてるので「当日券でいけるっしょ〜」と思ってたら、全日完売で肝を冷やした。
譲渡に出してる人を見つけて運良く見ることができました。
コメディかと思いきや、違う人間同士共存することが大事だというメッセージを感じられるラストでおお…と思った。
演劇って、伝えたいことが同じでも「どう伝えるか」というのを手法を変えて伝えられるのが素晴らしいなあと思う。

まさしはやっぱりキレた役だった。
ああー、殺人鬼役やってくれないかなあ…

 



・ROMALE

カルメンをよく知らないまま観劇。
S席なのになんで一階の後ろから二番目なんだ!と思ったけど、一階は全部S席扱いなんですね。そうか…S席とは…?
惹かれあっていても終わりが見えない恋愛のもどかしさや、ホセの若さゆえのむき出しの愛情に、わかる…わかる…と泣きながら鑑賞。
初見で感想書いたけど、あ、これ解釈違ってるやん、ってところがあったからまた書きたい。
そんなのばっかりだね。




・3月チケット代…45,200円

 

あ、2018年1〜3月振り返りはしてました。うっかり。

 




■4月
・Take me out 2018

TMO一色の4月。毎回変わる演技にワクワクしながら劇場に通った楽しいひと月だった。
バットを振る章平さんの目線がとにかく色っぽくて、バックネット側のチケットを追加したのもいい思い出。(TMOははさみ舞台だった)
毎回違う表情を見せてくれる章平さんのダレン、変幻自在なspiさんのデイビー、油断のならないキッピー、キュートなメイ、むき出しの子供のようなシェーン、実は他者をすごく意識しているカワバタ、差別意識を持つ「ごく普通の善良な」ジェイソン、ダレンに噛みつきつつも良い人の面も見せるトッディ、ふたりで固まって行動しつつもフレンドリーなマルティネスとロドリゲス。
みんな好きだなあ。
差別やLGBTについてはよく考える問題だけに、舞台の世界に浸るなかで、より自分の考えを深めることができてよかった。
これも感想書きっぱなしで投げてるなー。書きたいな。
戯曲も買って読みたい。英語ね、読めないんだけどね…

 

 

 

 



・4月チケット代…88,000円

 



■5月
・運命のドロップキックvol.27(ゲスト味方良介)

TMO千秋楽のあとすぐ…つまり、聞けるんじゃないですかTMOのことを!という下心もありつつ行ってきた。
でも味方さん自身も考え方やアウトプットがすごく気になる存在だから行ってよかった。
最前のお姉さんたちが話を聞いて泣き出していて、味方さん推しならこれ聞きたかったところだよね、よかったね…!という気持ちに。
自分に正直で、演劇に対して真摯で愚直で、とても魅力的な人だと思った。
信頼できる人だし、「大丈夫な人だ」って感じ…。
次の舞台も観ます。

 





・ジャージーボーイズインコンサート


初めて行ったぞシアターオーブ!綺麗だし、後ろの方でも近い!うれしい!
履修しないまま行ったけど楽しめました。
すっごく気になるのが伊礼さんのトミーがどうなるのか!ギャングっていうかマフィアって雰囲気じゃん…貫禄あるじゃん…!
藤岡正明さんのチンピラっぽいトミー(初演観たかったー!)、中河内さんのきれいなギャングって感じのトミー…様々なトミーを用意してくれるジャージーボーイズ、イイネ!!!!!

ノリノリのspiさんが、コンプレックスだと言っていたおしりを客席に向けてぷりぷり振ってたのが可愛すぎた。そして少し離れたところからやってきた伊礼さんに、ペンラでペシッとおしりを叩かれていたのも可愛かった。
先輩方に可愛がられているようで何よりだ…


ニック役の福井晶一さんもすごく気になる。
好みのタイプだ…!
タオルのくだりで声を荒らげて怒る芝居がめちゃくちゃツボでした。
spiさんのニックも楽しみだけど、福井さんー!!福井さんも観たいよ!!

だがしかし、チームWhiteのチケットは現時点で未所持。遠征するか…





・spiファンイベント 杭州

まさか俳優個人のイベントで海を渡るとは思わなんだ。
2月ファンミ Valentineと、昨年10月のバーイベ(チェキ撮影あり)を組み合わせたようなイベントだった。
spiさんの個人イベントは結構コール&レスポンスがある。それがバルト9のキンプリ応援上映のような、自分が目立ちたいだけのオタクが野次る印象があってちょっと苦手意識があるんだけど(申し訳ない)、中国はノリがいいけど聞かれたところだけ声を出す感じでよかったなー。
みほとせ広州の時も感じたけど、海外勢のノリの良さ好き。

終盤、「たのしいねー!終わりたくないねー!」ってニコニコしながら言ってて可愛かったなー。
おしり振りながら「(終わるの)イヤイヤダンス」をはじめて「ああーー、またこの186cmの大男は…自分の可愛さと何がウケるかわかってこういうことをして…!!!」と悔しさでいっぱいになりました。かわいい。腹立たしい。かわいい。

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2月のファンミでは薔薇の花(生花)だったけど、今回は光る薔薇をくれました(青い薔薇…キンプリ応援上映で使えるな…)。キャンディとカードも。そしてイッヌ過激派なので今回もイッヌを連れて行く。かわいい。

この子、ティッシュカバー界の中ではなかなか経験豊富なのではないだろうか。

 


・5月チケット代…23,100円+1240元(20,635)=43,735円




■6月


・SAMAEL〜サマエル


これアーティスティックすぎてわけわかんない舞台じゃない?と思ってたけど、ちゃんとわかった、よかった!
歌もダンスも生演奏も演技も楽しめるめちゃくちゃお得な舞台でした。
あとね、主人公のオキソがむかつきます。むかつきすぎて1万字かけてオキソのむかつきポイントを書いたくらい。

↑オキソへの怒りを10,000文字書いたのはこれ

 

kansoubn.hatenablog.com



まだ書き足りないところがあるし、このままだと次の現場が始まってしまうので、早いところ続きの感想を書いておきたい。

 

大変申し訳ないのですが、公式サイトが何年前だよ!?というデザインなので頑張って欲しい…。特典のポスター?も合成が謎だ…。これ、メインビジュアルとその他のツールを別の事務所に発注したんだろうか。もうちょっとデザインをが頑張って欲しい…!たのむ…たのむ…!このサイトのせいでクソ舞台じゃないかな!?と正直めちゃくちゃ不安だったので…(主人公オキソの役どころはクズだなと思ってるけど)

 



不動院寄席


みんな大好きまさしの寄席。
前と同じネタかな?と思ったら違った。たらちねだった。
これ、次も同じネタで見たいなあ。
1月のおしゃべり稽古で言われてたポイントが、これからどう変わっていくか気になる。
この日はストロベリームーンということで、志ら乃師匠はネタを急遽変更。
「そばーん」をやってくれました。わたしはこれを聞くのは二度目なんだけど、相変わらず意味がわからないのに笑ってしまう…なんなんだ、そばーんって…!!


・6月チケット代…36,800円



■総評


上半期チケット代合計…304,935円(送料、手数料除く)
上半期遠征費用…71,306円(航空券、宿泊費、Wi-Fiレンタル費。現地交通費、食費除く)

上半期推し事費用 合計… 376,241円(物販代・プレゼント代・花代除く)


こうして数字にしてみると、なかなか複雑なものがある。
観劇自体を趣味にする前は、これらがゼロだったわけなので。

ただ、これは何度でも観たい!という舞台もピンとこなかった舞台もあるけど、観なければよかった…というものはひとつもない。むしろ、なんで観なかったんだ…とか、もうちょっと入っていれば…!というものばかり思い出される。
全部、良いところも微妙なところもひっくるめて、出した金額に不満はない。

全通をするようなオタクではない(体力がない、インプットが多すぎると息切れする)から、観劇ペースは今がちょうど良い感じかなあ。
ただ、1月4月は楽しいものの体力的にしんどかった。


とはいえ、気に入った舞台やイベントに気軽に行く機会が減っているのは少し寂しい。

  • アンテナを広めに張っておく
  • 動けそうなスケジュールを押さえておく
  • 不意に発表されるイベントに対応できるよう、貯金&節約する


下半期はこの辺りに気をつけたいなあ。




ブログに関しては、現場ごとに書くのが目標だけどそれができなかったのが心残り。
先日びっくりしたんだけど、どんなに楽しくて印象的だと思ったイベントでも、
書き留めておかないとかなり忘れてしまうんですね。
文字にする事で、ふんわりした記憶が良くも悪くも形を得て固着してしまう部分があるんだけど、忘れてしまうよりはずっといい。だから一公演一公演を大切にしたい。
拙くても、その時に感じた事をしっかり書き残しておきたい。

初めから完成系を目指して頓挫する事が多いから、途中から以下のプロセスで書くようにシフトした。

  1. Twitterで体裁を気にせずアウトプット
  2. それをドラフトとしてブログにざっくりまとめる
  3. ドラフトをもとに記事にまとめる


…と言いながら、3までたどり着かないんだよなあ。
しかし後から見て「へー、こんな事考えてたのかー」と思うのが目的なので、
無理せず義務にならないように、でもちょっとだけ気をつけてやっていきたいな。


ありがたい事に去年9月から今年10月まで毎月推しの現場があることに感謝しつつ、
体力的にも精神的にも金銭的にも、無理しないように推しごとをしていきたい限り。



 

お題でも感想でもアマゾンギフト券のコードでもなんでも〜!

何度でもふわふわされたい。

 

 


ではそんな感じで。
皆様楽しい推しごとライフを!!

 

 

強いオタクとはなんなのか

 


こんにちは。
季節相応の雨も降らず、ゲリラ豪雨すらなく、梅雨が明けてしまいましたね。
列車の順序が乱れた電光掲示板を眺めたり、レインブーツでじゃぶじゃぶとみずたまりの底を摺り足で歩くのが好きです。なぜなら心が小学生だからです。

今年はそういう機会がなく突然夏が来てしまった。



さて。
推しを推すようになってどのくらい経つのか。
その間にどんなことがあったのか。
自分の心境はどう変化したのか。
ぼんやり考えてみました。


……割と色々あったな!?


うれしいことも楽しいことも悲しいこともありました。
出会いも別れもありました。
金返せよ?という楽しいエピソードもありましたし、
助けられて非常にお世話になったことも、それはそれとして金返せよ?ということもありました。*1



何かを好きだということをずっと遠慮して生きてきたので、
推しってなんだろうな!?
よくわからんけど好ましい存在だな!?
と自問自答を繰り返しています。






今現在、自分は割と落ち着いて推し事ができているのではないかと思います。
周りも落ち着いた人が多いです。
皆、自分のために生きてる。

もうちょっと突っ込んで言うと、皆いい意味で一歩引いているというか大人なので、
「推しのために」何かをするという人がいない。




「推しが喜ぶから」手紙を書き、プレゼントを贈り、舞台に足しげく通い、花を出し、


……という人を、わたしは信用していません。



その行動や考えを否定する気はないのですが(なぜなら自分には関係ない他人なので)
推しが喜んでいるのかは俳優とファンという関係である以上、
本当のところは決してわかりません。
だからそういう考え方は、責任の所在が明確じゃないと感じてしまうんですよね。


手紙を書くのも、プレゼントを贈るのも、多ステするのも、花を出すのも、
全部自分のためです。
自己満足でしかない。
「推しが喜んでくれた」という幻想を飴玉みたいにしゃぶって満足したいから、
他人の感情に自分で勝手にポジティブに色をつけているだけです。


「推しのため」なんて欺瞞だよなとわたしは思います。






若手俳優オタク界隈の辞書の冒頭には
「落とした金額がでかいほど偉い」
とでも書かれているのかと思うのですが、
それも果たしてどうなのかなーという気持ちになってきました。


繰り返しますけど、なんのために、誰のために推してるのかって話ですよね。


『落とした金額がでかいほど「偉い」』


それって自己満足でしかないはずの推し事に、他人の視点をわざわざ導入して順列をつけてますよね。果たしてそれは楽しいのか…?



推し事はあくまでも楽しみの一部!という人や、
推しが大好きだけど自分のペースをしっかり守っている人を見ると、
自分が楽しく、楽に推すのが一番強いよなーと思います。




オタクのマウンティングって、相手が不在ですよね。
相手(=推し)の真意がわからないから、
ファン同士で目に見える何かに順列をつけて争っているけど、それって不毛だ…とつくづく思います。


ひどい事を言うと「推し君のために!」って全通したりプレボに高額プレを突っ込んでも、当人は1,2回しか現場に入らないDDがオキニだったりすることもあると思うんですよね。


自分の行動について責任転嫁をしたり、腹を括らずその場しのぎの発言でやり過ごす人に日頃からもやもやするのですが、「推しのために◯◯をする」という人に対しては「お、そうか!じゃあ相容れないから別々に生きようぜ!またな!」という気持ちになります。*2


 
何が言いたいのかよくわからなくなってきましたが、

他人の事を気にせずに、自分のペースで楽しく推し事したいですねーってことです。

 
 

 

『推しを自分の全てにしない』 追っかけって苦しいこともあるけど、やっぱり楽しい。でも推しが自分の世界の100%になっちゃいけないと思った

炎上したときの気持ち - もじょ、もじょ、もじょ

 

推しを自分の全てにしてはいけない

推しを自分の全てにしてはいけない - 合縁奇縁

 

 

このへんについてがっつり書こうと思ったのですが、とにかく暑いのでまた今度にします。

 

なんにしても「推しを自分の全てにせずに」、そして「他人と自分を比べずに」生きている人は安定感があるし見てて安心するし、自分もそうでありたいなと思います。

それって、推し事に限らず人生一般にも当てはまりますよね。

 

わたしはよく「自分の人生の手綱を他人に任せるな」と言うのですが、*3「推しを自分の全てにしている」人は、人生の手綱を他人に握らせている人が一定数いる気がするんですよね(例外ももちろんあると思いますが)

 

 

うさぎとかめじゃないけど、他人に惑わされずマイペースにやっていくのが結局一番強い。

 

 

 

お題でもなんでも〜

ツイッターのDMも解放してます。

 

 

*1:謎の自己正当化をして逆ギレをしたり、筋を通さない人間には金額が50円だろうが100万だろうが怒ります。金が絡んでなくても怒ります

*2:冗談でATMになりたい!とかは言った事ありますけど。あーでもATMはやっぱ嫌だな…。推し、財布の紐ガバガバっぽい気がするし…。気が向いたときに投げ銭したい。クラウドファンディングにして…。推し!ピザ釜クラウドファンディングとか、フロートタンククラウドファンディングしよ!別にリターンはいらないです。

*3:当然宙船も好き

舞台サマエルのふわっとした感想

推し主演の舞台が終わって10日ほど経ちました。

期間中は毎日舞台世界のことを考えて頭がパンパンだったはずなのに、

日が経つごとに少しずつ記憶も感情も薄れていきますね。諸行無常〜!

 

先日1万字かけて主人公のオキソへの思いをブログに書いたのですが、

その怒りも少しずつ薄れてきました。

 

今日は物語前半について、備忘録代わりに書き記しておきます。

上演が終了していること、この舞台のポイントはおそらく後半であること、

前半のストーリーはほぼ前情報で出ているものなので、

ネタバレとその時の印象をあわせて書きます。

 

サマエルを観てない人はなんのことだか…という感じだと思うので、鑑賞前に作った相関図も一応おいておく。

 

 

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そして予習記事はこちら

 

 

 

 

 

1.《メサイア》の誕生

冴えない研究者のオキソとローレンシウムは、世の中の爪弾き者だった。
しかし長年の研究の成果が実り、ようやく新たな物質を誕生させることに成功する。
世界に存在しなかった未知の成分、自分たちには思いもよらないような利用方法もあるに違いないその物質に、オキソは《メサイア》と名付ける。


「なあローレンシウム。俺たちは、未来永劫、世界の全てを手に入れられるかもしれない」


あらゆる可能性を秘めたメサイアで、世界に革命が起こせるかもしれない…。未来への希望を持ちつつも、それを狙う人間が現れることを危惧するオキソ。
彼は秘密組織《サマエル》を組織し世界の有力者を味方につけ、メサイアを守りつつ「世界の全て」を手に入れようとする…。



9人の白衣を着たダンサーに囲まれフラスコを掲げ持つオキソ。ローレンシウムを呼んでメサイア誕生を喜ぶシーンがめちゃくちゃかわいい。
なんせふたりとも髪の毛がはねてくしゃくしゃだし、喜びのあまりおなかからスライディングしたり(回によっては勢い余って滑りすぎ、段差に頭を強打していたらしい。かわいい…)、お揃いのダサいカラーリングのクロックスが脱げるほど興奮したり、なぜか突然見えないライトセーバーを振り回して「ブゥン……」「ブシュゥゥウウン…」とか言い出す…かわいい…大の!大人なのに!!!

オキソ役のspiさんは30歳、ローレンシウム役の林田さんは29歳。そんな二人の全力の喜び…。しかも186cmと180cmだ。でっかいふたりがこどもみたいにきゃっきゃしてる…かわいい…!!!

肌を上気させながらメサイアの可能性について熱弁を振るうspiさんが印象的でした。
(感情を顕にするシーンになるといつも肌が赤みを帯びていて、おお…と思う。血行が良さそうですね)
椅子の上にフラスコを置いて二人で話しているシーンは、中につばが入りそうだね〜、うんうん、うれしいもんねえー、よかったねえー、と思いながら見てた。ほのぼの…。でもつばが入ってメサイアは変質したりはしないのだろうか、やっぱりきになる。
あとオキソの服がとてもダサい。あれはたぶんありものじゃなくて衣装作ったんだろうなあ。





2.サマエルへの勧誘

おそらく舞台は数年後。
砂と石に囲まれた不毛な土地で生まれたアルキンは、農業を支援するグループ《大地の労働者》を立ち上げ、世界の農業のあり方を変えていた。その変革に使った物質メサイアは、今やローレンシウム率いるユグドラシル社での大量生産、流通に成功している。
ローレンシウムの妻でありユグドラシル社の成功に大きく貢献しているクロムは、アルキン、そして《大地の労働者》をモチーフに物語を執筆しているトリアゾールを秘密組織サマエルへと誘う。



クロム演じる小川夏果さんの鈴を転がすような声がすてき。アルキンの巽さんは遠くまでよく通りそうなキュッとしまった声、トリアゾールの山元さんは浮ついたところがない落ち着いた声。
風格が漂うトリアゾール、不安もありつつしっかりとユグドラシルを支えるクロム、前のめり気味に溌剌と仕事をするアルキンのキャラクターがくっきりしてるシーンだなーと思った。アルキンとトリアゾールのパワーバランスもわかりやすかった。なんかこの二人ニコイチなかんじ。


ちょっと衣装の話。
トリアゾールさんが出てきた時びっくりした。着物か!!!って。大体着物の着崩しやアレンジってセンスがないと大事故になる(のであまり好きではない)んだけど、トリアゾールさんの衣装凄く良かったー!バランスがいい。
茶色ベースにところどころに大きな円の模様、青緑の半襟をたくさん見せて、かなり短く着付けた足元は茶色のショートブーツ。髪型がショートカットなのもあって、全身のバランスが凄く良かった。着替えるシーンもあるのにすごいなー、着物二部式にしてたのかな。前半の衣装では全キャラクター中これが一番好きでした。






3.世界の強者たち


オキソに頼まれユグドラシル社の社長として事業を成長させてきたローレンシウム。そして秘密組織サマエルを結成し、世界の強者たちを仲間にしてきたオキソ。
彼らの今日の最初の会談相手は、世界的映画監督ガンマ、有名女優ウラン。そしてサマエル関連の事業を中心に、今回の映画にも出資をしている若き資本家カルボン。
オキソはガンマ監督に、サマエルをモチーフとした映画を撮影するよう依頼。撮影は順調、主役のウランの出来も今までで一番と監督が言うほど上々らしい。
二人が去った後サマエルの目的を問うカルボンに、オキソは如才なく「我々の目的は幸福の最大化、メサイアで世界をよくすることだ」と答える。

カルボンが去った後、次の来客に緊張を隠せないローレンシウム
こわばった表情のローレンシウムとは対照的に、落ち着いた笑みを浮かべるオキソ。

 

「遅かれ早かれ通る道だ」




このシーン、初見でびっくりした。
あのダサい服とクロックスを着た髪の毛くしゃくしゃの二人が!見えないライトセーバーを振り回していた二人が!スーツを着て大人みたいな顔をして振舞ってる。
特にspiさん演じるオキソはそれが顕著で、ワインレッドのシャツにグレーのジャケットを着て、髪の毛はきちんとセットされてる。ゆったりと椅子に腰掛け満足げに目を閉じ、余裕有り気に振舞っている。
メサイア誕生の瞬間とは真逆の、生まれた時から落ち着いていたみたいな風格のある姿。冒頭のシーンとのギャップに、何が起きたかわからなかった。(この辺りの心境の変化の考察については、また書く)

くしゃくしゃすぴの後にかっちりすぴですか…脚本の一ノ瀬さんはオタクの心を鷲掴みにして握り潰す気なのかな!?と思った。あぶないあぶない。


ティーザーの段階ではツンと済ました女優と一癖ある監督かな?と思っていたけれど、ウランちゃんもガンマ監督も全然思ってたのと雰囲気が違うー!
ちょっと舌ったらずというかくぐもった声のぼんやりめの監督と、感情表現が豊かでキュートなウランちゃん。ピュアで好奇心旺盛でかわいい。
そしてメサイアが完成した時に恐怖はなかったのか」という問いは、結構重要なセリフなんじゃないかなあと思う。

カルボンは若き有名投資家として雑誌とかでインタビューに答えてそうないでたちだったなー。ヨットとか乗ってそう。なんでああいう感じの人って足首出すんでしょうね???

「遅かれ早かれ通る道だ」
のところの、指をとことこさせるspiさん、これ途中からの演出かな。上演初期らへんのではやってなかった気がする(席の関係で見えなかったのかも)
そしてこのセリフも重要なやつだなと思う、かなり。





4.メサイアの有用性


秘密組織サマエルからメサイアの安全性検査を一任されている医師・セシウム
彼女は農場を視察し、農作業に従事するアルキンに最近の様子や労働に関して尋ねる。
仲間は未来の農業を担う存在だ、自分の誇りだと言い真摯に農業に取り組むアルキンの姿勢に、「何かあればすぐにしらせてくださいね」とセシウムは伝える。


ちょっと空回りしてるというか、真っ直ぐで前のめりなアルキンと、冷静だと見せかけてオキソについて語るときはテンションが振り切れるセシウム(それを目の当たりにして引くアルキン)の二人のシーン、コミカルで好き。
そしてここのアルキンの衣装、通常時から微妙にアレンジしてるんだよね。ベージュのパンツをブーツインして、ストールの代わりにタオルみたいなのを首から下げてる。こういうちょっとした工夫好きー。
千秋楽ではセシウムのアドリブの鼻歌にアルキンが乗ってたのが可愛かった!!!!


ここでおや、と思ったのが、メサイアは大地の労働者の工場(このエリアに複数ある)でも大量生産しているんだなーということ。技術の漏洩とかなかったのかな…。





5.重要な会談


ガンマ監督、女優ウラン、投資家カルボンが離席し、新たに招き入れられたのは国家化学戦部局責任者のコバルト、連邦秘密警察の情報管理部責任者・クロリド、若き政治家であり党首でもあるフェノール、世界の食品の大半を製造する大企業のトップ・ベンゼン
用件を済ませたベンゼン、フェノールの二人を退席させた後、緊張した面持ちでコバルトが口にしたのは、メサイアの軍事利用についての取引だった。



ベンゼン社長好きなんですよー。この登場シーン、結婚指輪を触りながらしゃべってるんだよね。そして関係ないですが、後ろから見た髪の毛のフォルムが四角っぽくてねこちゃんみたい。かわいい。メサイアに手を加えた物質の、食品への利用の独占権契約を500億で成立させた後、オキソとは握手をするんだけど、ローレンシウムとはしない。わかりやすい男だ…!
しかし差し出した手を無視されても、「契約成立したぞ!」みたいにガッツポーズを決めてあまり気にしていなさそうなローレンシウムの良い人さ加減!!好きだよローレンシウム

フェノールは胡散臭さ満点です。なんなんだその長い前髪は!前から見たら整ってるのに、後ろ髪は割と適当だし、服は柄がうるさいし、なんなら靴下は赤と緑のしましまだ!セ、セ、センスー!!??!?
赤と緑って補色だよね。靴は白で、かかと部分が黒だったか。衣装でも理想と本心の差、裏表を表現したりしてるのかなあ。


こういう腹に一物あるような人たちと対等に渡り合うようになったオキソの心境の変化を考えると、あああ…という気持ちになる。

 

 


クロリドさんかっこ良くて好き!始めてみたとき、なんて美しい後頭部のラインなんだ…と思った。キリリとしてて冗談を言わなさそうなキャラクターなのに、御本人のTwitterでは楽しさ全開でふふっとなりました。
エポーレットに通したグレーの布が衣装のポイントだなーと感じたけど、あれ実戦だと邪魔じゃない?大丈夫?それともマント的なひらひらした感じで敵を撹乱するのか!?

 

 

 

あまりの後頭部の美しさに絵を描いたらご本人からリプライをいただきました。わーい!サマエル関係者、タグが付いてなくてもガンガンパブサをしてきて、そういう方針だったのだろうけどギャー!ってなった)

 

 

 

 


コバルトのみずきくんは、油断なく周囲に目を光らせてる感じが素敵だったなー。しかし若いながらも重要なポストに就き、その双肩に責任を担う苦悩みたいなものも垣間見えた。そして衣装、かっちりしてて決まってますね…。制服ってこう…かっこよくていいですよね…。


キャラクターの心理描写や詳しい考察は別のエントリに詳しくまとめようかと思ってるんだけど、ここでもローレンシウムの良い人さにウンウン…と思った。


彼ははじめからメサイアを世界を救うために使いたかった人で、本当は軍事利用したくなかったんだろう。ユグドラシルの成長とオキソの考え、自分の立場、国の置かれた状況を考えて、結局は軍事利用に首を縦に振ったけれど。
それに対してオキソは、はじめからかどうかはわからないけれど、ある程度の時点から軍事利用も視野に入れていた。
「遅かれ早かれ通る道だ」って発言からもそれは明らかだと思う。
彼ははじめから、革命を起こしたかったんだろう。





6.不穏な影


大地の労働者の工場近くの河川から、魚の大量の死体が発見される。
ニーズヘッグ社の食品を食べた家族が原因不明の重病に侵される。
農場で働くアルキンの仲間たちは次々と倒れ、医師にもう長くないと告げられる。

ユグドラシル社の物質・メサイアが原因なのではという報道に混乱するサマエルのメンバーたち。
メサイア再調査を行ったセシウムは、結果をオキソへと提出する。調査の結果は、長期に渡りメサイアの摂取を続けた場合に限り、強い毒性が発生するというものだった。
当局へ提出が必要だという書類を改ざんしようと言い出すオキソ。
今重要なのはメサイアの安全性に問題がないということをわからせることだ、生産を中止すればメサイアが毒だと知らしめることになると言うオキソに、気でも違ってしまったのかと問いかけるローレンシウム
オキソは調査書を机に叩きつけ、「どうかしているのはお前の方だ」ローレンシウムを激しく叱責する。

入れ違いに入ってきたクロリドとコバルトに「事態は最悪でしょうか」と問われ、オキソは淡々とメサイアに毒性が発見されたこと、このままでは軍事利用が難しいことを伝える。
戦場に毒をばら撒くおつもりですか? しかし私ならメサイアを戦場で利用できるよう手を加えることができる、そのためにあなた方に頼みがある、これから話す作戦を確実に成功させてほしいと強い口調でオキソは二人に取引を持ちかける…。




ピンチって人間性が浮き彫りになる。
ここはそれぞれの人間性の底の部分が垣間見えたシーンかと思う。

魚の死体発見のニュースにローレンシウムはひどく狼狽し、セシウムは初めて自分が安全性の責任を取らねばならない立場だと自覚し戸惑う。
自社の食品が原因で病人が出たことを、メサイアが原因だと激しく罵るベンゼン。誠実に対応をしようとするが、あまりの剣幕に思わず受話器をおいてしまうクロム。
自分の誇りであり同士の農場の仲間が倒れたことにアルキンは泣き崩れ、フェノールは驚きながらもアルキンを宥める。
自分はメサイアに深く関わりすぎたのかと僅かに後悔をにじませるカルボン。
張り詰めた面持ちのコバルトと、メサイアの軍事利用が難しいと知らされ激昂するクロリド。



顔をくしゃくしゃにしてその場に崩折れるローレンシウムを叱咤するクロムがすごく好き…。ほんとしっかりした素敵な人だなクロムは…ローレンシウムはいい人を見つけたな…。

そして、ここのオキソ。
spiさんの体格がとても良いので、すごい剣幕で怒鳴るところが怖い怖い。
ただでさえ危機的な状況なに、こんな大男が調査書を改ざんするとか言い出して、なおかつ怒鳴り始めたら泣いてしまいそう。
そして、何が起きるかわからないから身体を休めておくようにセシウムに言うところに若干苛立ちが募るよね…お、お、おまえーーー!!良い人ぶりやがって!!!




7.刺激的すぎる渦の中へ


コルドコルド地区の魚の大量死体、ニーズヘッグ社食品を食べた家族の病状、そして大地の労働者メンバーの死亡。これら一連の事件がユグドラシル社のメサイアが原因であり、計画的大量殺人なのではないか。それに関わる秘密組織サマエルのメンバー13人に事情聴取を行うとニュースが告げる。

一足先に投獄をされた映画監督のガンマ、女優のウラン、そして政治家のフェノール。
どんなにいろんな役を演じても、それは別人の人生でしかない。だけどオキソは自分を刺激的な渦の中に導いてくれそうだと場違いに微笑むウラン。これは刺激的すぎるだろう!と大声を上げるガンマ。
理想の世の中のために立ち上がれと朗々たる演説を始めるフェノールは、途中で膝から崩折れ、オキソに嵌められたと咆哮する。




このシーンのフェノール好き…。
長ゼリフをペラペラ話す人を見ると、あっ、好き…!!と思う。なんでだろ、口に出して言うことって、何度も頭の中で反芻したり、抽出しないと取り出せないと思ってるからかもしれない。フェノールはでまかせを軽々と言えそうだけども。


繰り返し繰り返し話してきた美辞麗句、そしてそれを二度と人前で話すことができなくなったであろうこと、うまく利用していたつもりのものに裏切られたと感じたこと、その感情がごちゃまぜになったようなシーンだと感じた。


 

 

 




前半だけで6000文字を超えてしまった…。
後半は会話劇なのであらすじを書くつもりはないけど、オキソに対する解釈は少し変わったし、他のキャラクターについても書き足りないところがあるのでまた書きたいなー。
 




ところでこういうマシュマロを頂いてたのですが、
好きなところがあるからこそ!オキソめちゃくちゃむかつくんですよ!!!くやしい!!!!

 


 

 

誰かが生み出したキャラクターに、こんなに腹がたつってすごいなあと思いました。

前作ゴリアテ主演の山口大地くんの役に怒っている人を見かけたし、一ノ瀬さんはこういうもやもやを書くのが上手な人なのだろうか…手の上で転がされている…


 



前回オキソにブチ切れたブログはこちら

 

 

…を、クロム役の小川夏果さんが引用RTしてくださいました。

うれしいけどこんなのをRTしていいのか…?とざわざわした。

 

 

 

一万字かけてオキソへの怒りを綴った後に何回か観劇した結果、彼への理解は深まったかもしれないけど、もやもやは増した。
オキソ、好きになれない…!
正確に言うと魅力的なので、なおさら身勝手でクズなところがむかつくというか…。

 

こんなにいびつなのに、ある意味まぶしいくらいにまっすぐで魅力的な役を推しが演じてくれたことに感謝するしかない…。

 

 

 

 

 

 

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