晴れた日のねどこ

答えの出ないことばかり考えている

【まとめ】ジャージーボーイズ2018 各媒体記事まとめ


ミュージカルジャージーボーイズ、明日からシアタークリエにて始まります。
まだ手紙も書けてないし、封筒もデザインできてない!
映画も今日中におさらいしておきたい!


やることはいっぱいありますが、
囲み取材の様子などをまとめておきます。

※9/11追記
各媒体の囲み取材、ゲネプロ、観劇レポ、カテコ動画など追記したまとめ記事です。囲み取材の推しについて触れていたまとめ→各媒体記事まとめに変更してます。

 

 

 

 

 

 

 

 

9/6 囲み取材 


スパイス 

spice.eplus.jp

 


個人写真がありがたい。
各キャストにきちんとスポットを当ててバランスよくまとめている記事という印象。
この囲み取材は伊礼さんが終始ぐいぐい出てくる感じでおもしろいんですけど(このエントリの後半に動画貼ってます)、映像では写ってない他のメンバーが笑う写真をばっちり使ってくれていてうれしい。


笑う推し!!
終始緊張気味で借りてきたみたいな雰囲気だったのに、こういう感じで笑っていたんですね。かわいいぞ。
藤田さん、水玉のシャツがおそろしく似合うな…!



 

 

 


アステージ

 




インタビューが細かく文字起こしされてて雰囲気が伝わってきます。


写真1枚目
横にラインが入ってるパンツだとジャージに見えそうなのに、皆さんびしっと着こなしていらっしゃる…。にこやかなチームWhiteと対照的に、同じポーズで写っているのに強烈な個性の片鱗を見せるBlue。
優等生的な、少しかたい笑顔の推しがかわいい。

写真3枚目
くしゃっと笑う推し。
姿勢も体格も良い。

中河内さんの白米発言を拾ってインタビューに答える藤田さんが素敵です。




 

 

 


ステージナタリー 

 

natalie.mu

 


写真が19枚!大盤振る舞いですね。ありがたい。
白米のWhite、クールなBlueと見出しに書きつつ、白米ネタについては深く記事では突っ込まないクールなナタリー。ちなみに動画では、中河内さんの白米ネタの際に海宝さんがお米を研ぐ仕草をしていてかわいいです。

7枚目、普通に立っていても胸筋がしっかりあるのがわかります。鍛えてるなー!
10枚目、話してる最中を撮られてしまった推し。親指の角度がキュート。
12枚目、ニコーっとしたところがかわいい。優等生的なインタビューなので、こういうギャップがいいですね。



 

 

 


エキサイトニュース&ライブドアニュース(文章、画像同じ) 




アステージとほぼ同じアングル・同じタイミングの写真ですね。
間違い探しが捗る(?)

 


中河内は「研ぎ澄まされた白米のようになっています。白チームだけに」と周囲を笑わせる。伊礼から「何の白米?」とつっこまれると、「『新之助』です。新潟の新しいお米」と、米へのこだわりもある様子。

 


なぜそこを拾った(困惑)



 

 


ライブドアニュース(短い版) 



推しが写ってなくて残念ですが、フランキーとWトミーという画像もおいしい。
中河内さんは動画ではチンピラ感がすごいですが(ほめてます)、写真だと品行方正に見えますね。
目がただならぬ気配を感じさせるけど…!さすがトミー…(?)


 

 

 



マイナビニュース 

 

news.mynavi.jp


キメ顔じゃなくて喋ってる最中の表情。
自然な感じがいいですね。推しの緊張感が伝わってくるようだ…!
集合写真で目をつぶっちゃってるのが良い。


 

 

 

 




スマートボーイ 

 

sumabo.jp


写真がおっきい!いいですね!
そして全体的に写真の写りが良い。
各キャスト個人の写真を押さえてくれているのもありがたい。


推しのスタイルの良さがわかる写真…。伊礼さんと推し、顔が小さいですね。
アッキーさんと比べると、推しの身幅が2倍くらいあります。でかい。
1,3枚目とも好青年のような写り方ですが、どんなニックを見せてくれるんでしょうか。楽しみ。

アステージの写真もそうですが、伊礼さんの自信ありげな顎を上げた写り方、好きです。
チンピラっぽいぞ!トミーだ!

 

 

 



げきぴあ

 

2018年版『ジャージー・ボーイズ』まもなく開幕! 初日前囲み取材でキャストが意気込みを語る - げきぴあ



最低男優賞のくだりを唯一拾うげきぴあw

だけど「大阪だったらウケるのになあ…拠点移した方がいいのかな」は拾わないあたりが好きですw
推しがちょっと前かがみでくしゃっと笑ってるところがかわいい。




 

シアターガイド

 


わかりやすく文字起こしをしてくれていて読みやすい記事。
画像は囲み取材とBlueのゲネプロからですね。うれしい。

ゲネプロ画像は推しのぴかぴかの笑顔、囲み取材の画像は他の媒体とちょっと違う表情。良い…。

 

 

 

 

 

 

エンタステージ

 


げきぴあに続き、最低男優賞の話を拾ってきましたエンタステージ。

(このまとめに追記している9/10時点で白・青両方観劇しましたが、伊礼さんのトミー素敵だったな…実生活では関わりたくはないタイプだけど!)

集合写真、推しの伺うような、ナイーブな感じの表情がツボです。どうしたんだ… 

 

 
 
 
 
 


エントレ(動画) 

entre-news.jp

www.youtube.com



各社の記事を読んでから動画を見ると味わいが増します。
噛めば噛むほど甘みが増す白米のようですね(?)

矢崎さんが話している最中、静止できずにゆらゆらする推し。
手持ち無沙汰に左手人差し指をゆっくりとんとんする推し。

役に入ってない & 映像媒体だと、本当に借りてきた猫というか、ナイーブで引っ込み思案な少年のような雰囲気が出るので「がんばれ!がんばれ…!」と声援を送りたくなります。
舞台の上だとリラックスしてのびのびとしている印象が強いので、
たまに映像を見るとその落差に「うーん、やはり振れ幅が大きい…」と唸ってしまいます(ちょこんとその場にいる感じが個人的には好き。)


そしてインタビューの受け答え。
若さを前面に押し出した謙虚な感じ!

 
 
 
 

イデアニュース 

なんと18分20秒。インタビュアーの声も入った囲み取材完全版です。
受け答えをしている間の同チームの人の様子が引きで映っていてうれしい。
 
推しは相変わらず終始緊張している…しゃちほこばる186センチ。
借りてきたすぴ。
落ち着かずにそわそわ、矢崎さんのインタビューの時に名前を出されて高速でまばたきをパチパチ繰り返す様子に声援を送りたくなります(二度目)
 
こっそり伊礼さんに「こらこらこら」とツッコミを入れる9分過ぎや、藤田さんのインタビュー中に肩をすくめて歯を見せつつニカッと笑うところが見どころ…!
まぶたの色がきれいです。
 
しかし引きで見ると本当に体格が良い。
藤田さんが「(伊礼さんとspiさんは)日本人じゃありません!」というのも頷ける体格の良さ…!(実際は雰囲気の話で、伊礼さんに「差別発言だ!これ書いといてくださいよ!」と突っ込まれていた笑)
 
 
お米の銘柄の話、Blueチームのグローバル発言がどこで出てきたのかがわかっておもしろい。
 
 
 
 
 
 
 

公開ゲネプロ(White)

エントレ

3分も見てしまっていいんですか!?
歌う姿だけでそれぞれの性格が出てる…
海宝さんが王族のような高貴な雰囲気ですね…さすが一人だけ前科がないボブ(?)
 
 
 

 アステージ

 


ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』ゲネプロ

 

音が悪いのがちょっと残念ですが、それでも素晴らしさが伝わってきます。

中河内さんのトミーのヤンチャな感じが素敵。

 

 

 

 
 
ゲネプロでこのクオリティ…!

 

 

 

そりゃ盛り上がりますよね…(レポ楽しみ!) 

 

 

  

 

 

 

スパイス

写真が大きい!
画像メインで簡潔にまとめてくれている記事。
 
 
 

ステージナタリー 

ストーリーだけでなく、セットや小道具にも触れている記事。
クリティカルなネタバレもなくて読みやすくて分かりやすい。
 
 
 
 
 

公開ゲネプロ(Blue)

 

 

 

 

スパイス

Whiteと同じく写真が大きいスパイス。

 

 

 

スマートボーイ

 

若干写真がピンボケ気味かも。

 

 

ステージナタリー

 

Whiteとおなじく読み応えがあるナタリーの記事。

 
 
 

エンタステージ

 

メインキャストだけでなくシングルキャストについても触れているエンタステージ。
 
 

 

ストーリーと演技についてかなり詳しく書いてあるレポ。ネタバレが気になる人は観劇後に観た方がよいかも。

 

 
 
 
 

観劇レビュー

チームWhite

 

entre-news.jp

 
 

 

 

okepi.net

 
 
 
 

初日カーテンコール

チームWhite

 


『ジャージー・ボーイズ』初日カーテンコール ダイジェスト

 
 

 

White初日は若干(観客側に)手探りな感じがあったぶん、カテコがすごく盛り上がった印象でした。 

 

 
 

チームBlue

 

 
 

 

 

アッキーさんが緊張してたのか、間違えまくってて可愛かったです笑 
 
カテコ、捌けていく方向を間違って、一人舞台上手にぽつんと残って「あれ?」と立ち止まり、振り向いて下手に走って捌けていく推しがかわいすぎました。
全景が映ってなくて残念です。心の中に留めておこう…!!
 
 
 
見つけ次第、記事追記していきます。
 
 
 
 
 
 


稽古期間中に開催されたファンミの際に思いましたが、
今回は技術的な面で大変な部分が大きかったんだろうなと感じました。


そして某雑誌のインタビューを見た時に感じたのは、
自分にはできないこと、自分が持っていないものをきちんと受け入れられること、
それを他人に言える強さを持ってる人だなということです。(似たことは過去の発言からも感じたことがある*1んですけど)
 
経験や貫禄では、前回キャストの吉原さんや今回の福井さんに敵わない。
それをまっすぐに受け止め、その上で役に向き合い、自分と役、自分と他者の関係性を模索し役を作り上げていくような推しの姿勢がわたしは好きです。
 
 
 
 



推しは公演期間中に役へのアプローチをかなり変えてくるのですが、今回のジャージーボーイズで彼が見つけたのはどんなニック・マッシなのか、それがどう変化していくのか、今からすごく楽しみです。

わくわくする1ヶ月がはじまります。
たのしみ!
 
 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
▼マシュマロやってます▼

 感想でも質問でもお題でもなんでもどうぞ。

だいたいTwitterで返答してから記事で補完してます。
 
 
 

推しがかわいい(SNS編その2)

書きたい事がたまってるけどなかなか筆が進まないので、
推しがかわいい話をします。

 

 

www.instagram.com

大阪ファンミ昼の部。

くしゃくしゃすぴ。
髪の毛おろしてるとふわふわしてて良いですね。
髪の間から片目だけ覗かせて歌う姿が素敵でした。

 

 

www.instagram.com

大阪ファンミの夜の部。

同担の友人と話してたけど、これ、スタイリスト多分付いてないんじゃないか。

フリーだしファンミだし、そんなもんなのかもな。
どうにもできなくなって撫で付けたのでは?という髪と、慌てて買ってきたのでは?というシャツ(畳みジワ付き)なのが味わい深かった。

 

 

 

 

 

 

ところで、推しは複雑な生え際をしてるんですけど、

 

 

あれ、つむじなのかな…多分違うと思うけど…つむじだったとしたらロマンがある(?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウインクがかわいい推し。
よくウインクしている印象がある。
決めポーズか。30歳186センチの男の決めポーズか。
キャップを反対にかぶるあたりも相まって、かなりのあざとさを感じる。

稽古終わりなんでしょうか。仲が良さそうで何より。

 

 

 

 

 

 

 


だるだるのタンクトップを着て動画に映り込む推し。(動画15〜16秒のところ)
どこで売ってるのそのタンクトップ!!!!!!!
おなかが冷えるので腹巻きとか巻いてください。

ここまでだるんだるんの服だともはやセクハラではないか!?と心配になる。




 

 

 

 

 

顔をぎゅーっ!とした推し。なんなんだその表情は。かわいい。
そしてジャケットを羽織ってるけど、その下はこないだと同じおじいちゃんの肌着みたいなだるだるのタンクトップ着てるでしょ…。(下にリンクを貼ってる動画の40秒あたりのところで出てくる)

写真撮影だから一応配慮したのでしょうか。(かわいい)

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 


ダイチ呑み2回目のゲストの伝説の大事故回から1年…

酔っ払いの鬱陶しいおじさんのような絡み方をせず、ちゃんとコミュニケーションを取れていてよかった…(何せ前回は「どこ住んでんの? あ、こういうの聞いちゃだめなのか」とか言ってた。だめだよ
お酒弱いの分かってて、配信で飲んでべろべろになるって、この人は…本当に…空回りして事故を…と心を痛めた前回でしたが、今回はお酒は舐めるだけでほとんど飲んでなかった。よかった。遺伝子検査で客観的に自己を知った結果なのか(後述)、お互い距離が近づいて平気になったからか。

 

 

 

 知ってた。

 

 

 

 

 

 
「マネージャーさんから大地くんはspiさんのこと苦手だから気をつけてねって言われてる」
「こうやって番組に出ると出禁になっていくんだ!」
みたいなことを配信で言ってて、アーーー!自ら傷口に塩を塗り込んで気にしてないようなそぶりを見せていくスタイル〜〜!!!とジタバタした。いや、本人おいしいと思って気にしてないのかもしれないけど。



 

 

 

 

 


もともと薄い上唇を巻き込んでのウインク&笑顔。あざとい。
ひげひげしいのに…かわいい…


 

 

 

 

 

 

 


甘栗のパッケージをくわえる推し。
稽古がきつそうだったので、同じチーム内でこういうおどけた写真を撮れる雰囲気でよかったね、と思いながら見てました。
しかしモテ期とはなんなのか。


 

 

 

 

 

 



 


福井さんも大きいけど、推しもでかい。肉厚だなあ…
いいですよね、肉厚。飢饉が起きても生き延びられそうで(?)







 

 

 

 

186センチのクマのような男が「僕」って言ってるの良くないですか。
わたしは好きです。「僕」かわいい。
男の人が一人称使い分けてるの好きなんですよ…



 

 

 

 

 

 

口元を隠す「spiポーズ」
「あ、今ひげじゃないな」というときに口元を隠して写真に写ることが多いため、
それがいつの間にか「spiポーズ」と呼ばれるようになったらしい。
そうだよね、すぐにひげひげしくなってるもんね。(すきですけど)

というか、ひげ伸びるの早いですよね推し。
もしかしてマチソワ間で剃ってたりそるのかな。ぞりぞり。




 

 

 

 


SHOWROOMおわりでかわいこぶって写る推し。
なんだその顔は。おねむなのか?
きっとぺらぺらなお洋服は、配信内で「全部H&Mですましちゃう!」と言ってた通り、
全身H&Mなのだろう…

そして!また!おじいちゃんの肌着みたいなだるだるのタンクトップ着てるでしょ!!
Tシャツの下から見えてるぞ!どんだけ丈が長いんだ。
こないだジャジボの稽古の時に着てたやつでしょ!!

なんなんだ?お気に入りなのか?

 


イメージだけど、推しは着心地がいい服装が好きそう。

腕も足もパツパツだから、普通の服だときついよね…
 
「全身H&Mで済ませちゃう!」という言葉から、(この人のまともな私服はおそらく全部プレだろうな…!)という思いがより濃厚になった。
めちゃくちゃ変なTシャツ送りたい…どこまでなら着用してくれるかのギリギリのラインを狙いたい…*1

 





 

 

 

 


SHOWROOMでコメント動画をもらう推し。
伊万里有くんに「私服のセンスがださい」「でもそんな男が衣装をつけてステージに上がるとかっこいい」みたいなことを言われていた。


おいー!と突っ込んでたけど笑ってたので、

「あっ、自分でもセンスがアレな自覚があるのか!!??」とちょっとびっくりした。

なんか、とんでもない組み合わせをして「これ良くない?いいっしょ笑笑」とか言ってそうなイメージがあるので…(事実、昔の写真とかとんでもないセンスでびっくりする)

 


伊万里くんが「季節外れの厚いパーカを着て、紐を絞って顔だけ出してた」と言ってたけど、
なんなんだろ、ゾーンイーターなのかな…?

f:id:Bn295:20180904165903p:plain

 ゾーンイーター。吸い込んでくるやつ。

 


spiさん結構季節無視した謎の格好するよね…厚いのか寒いのかよくわかんないよね…
半袖にダウンベストとか着たり、他の人がみんな半袖なのに長袖のブルゾン着てたりするよね…マイペースなのか?



 

 

 

2018年版『ジャージー・ボーイズ』稽古場レポート第3弾! BLUEチーム ピックアップ - げきぴあ


げきぴあ稽古場レポ第三弾
TMOのエンパイアーズのキャップをかぶる推し。前髪長いからキャップがないと邪魔なんだろうね。
そしてなぜジャケットの衿を立てているんだ。わざとか?
若干おなかが出ている気がする。
そしてひげ。すぐに伸びたであろうひげ。ぞりぞり。

 

 

 

 

 

 

 

 

はーー、もうすぐ推しの舞台が始まります。

書きたいブログも書けていないというのに!!!!

時間は待ってくれない!!!

 

でも、TENTHやTMOのようなわくわくする一ヶ月がまた始まるのか…と思うと楽しみです。体調を整えねば!

 

 

 

 

 

 

 

 

 
▼マシュマロやってます▼

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▼今後書きたい記事メモ▼
・信長の野暮感想
・心臓が濡れる感想
・独鬼感想
・なぜ自分に呪いをかけるのか〜推しとファンとマウントと〜Twitterにたくさん書いてるから、一旦ドラフトで放流しようかな)
サマエルのしっかりした感想(ごめん、円盤のクオリティが擁護できないレベルだった)
・TMO感想(すでに忘れつつある)
・H12感想(久しぶりに円盤を観たら推しが細い!いまランプの魔人みたいな体型してるのに、この頃は細い!!!!)
・推しを自分の核にしてはいけない〜キャバクラで例える若手俳優について〜
・無意識なのか意図的なのかわからないマウントについて
・結局お花ってどうなのよ? 誰のための推し事なのか
・spiファンミから考えた推しについて(イベントはSNS禁止なので感想のみ。…感想も禁止だったりするのか!?)
・渋谷でヤル会フェス感想
・ブログを書く事の功罪
・助けて!推しがおじいちゃんの下着みたいなタンクトップを着ているの!←この記事です
 
 
 
 
 
 
それでは良い推し事ライフを!!
 
 
 

*1:同担の友人が「いらなかったら弟にあげそう」と言ってて爆笑しました。それもまた一興…(そういう迷惑なプレゼントはやめましょう)

狂気のまさしと大人なやまと

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。お盆が過ぎ去ったら即秋の雰囲気を出してくる日本、空気を読むスキルが高いですね。
とか言いつつ、もう少し経ったら残暑で死にそうになりそう。日本の夏は手強い。
気まぐれわがままガールか?

 

 

さて、7月末の月曜日、イベント「まさしとやまとの祝日」に行ってきました。

 

 

 

 


…?
………!!
もうひと月弱たってますね!? やべえよ…光陰矢の如し。
自分内ブログ強化月間中なので、忘れないうちに書いていきます。

 

 

 

https://masashitoyamato.info/

 

【日程】
2018年7月30日(月)

【時間】
昼の部:開場 13:30 開演 14:00
夜の部:開場 18:30 開演 19:00
※各部とも終演後3ショットチェキ撮影会を開催

人気俳優・五十嵐雅と古谷大和の2人による初のファンイベントが待望の開催!
イベント参加者全員が、2人との3ショットチェキが撮れちゃいます!


【会場】
東京・渋谷
Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
渋谷区道玄坂2−29−5 渋谷プライム6F


【出演者】
五十嵐雅・古谷大和

【料金】(昼の部・夜の部ともに同料金)
●プレミアムシート(1階1列・2列・3列)プレゼント付き 10000円
セミ・プレミアムシート(1階4列)プレゼント付き 8000円
セミ・プレミアムシート(2階1列中央)プレゼント付き 8000円
●一般 6000円
(全指定席、ご入場時1ドリンク付き、税込)

 

座席表

Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE【公式】カトープレジャーグループ

 

 

 

 

 

チケット申し込み
初めて使うPeatixというサイト。
どうせならプレミアムシートを狙うか! と開始即アタックしたものの、即受付終了。
サーバもダウンし混乱の極み(わたしが)
数時間後?にはプレミアムシート、セミ・プレミアムシート共に復活していたそうで、ちょっとだけ複雑な気持ちになりました。

が、致し方なく一般で申し込みましたが、良席を引く事ができました。
やったー!

 

ところで、こういう風にカネで良席が買えるシステム良くないですか?
わたしは好きです。単純明快。

 

 

 

 

 

 

 

 

祝日をタイトルに冠しているのでてっきり祝日だと思っていた。だまされた。

 


幸い半休をとれば昼夜間に合う感じだったので、いそいそと会場に向かう。
古谷さんも五十嵐さんも、知ったのはブタキン(キンプリ)から。
その後それぞれが出演する別の舞台を観に行ったり、落語を聞きに行ったりしてゆるっと現場に通っている感じです。

マウントレーニアホールは初めてでしたが、椅子の感じも良いしドリンクも飲めるし良いですね…。昼はSKYY BLUE、夜はモヒートを飲んでご機嫌に過ごしました。

f:id:Bn295:20180819001923j:plain

 

 

 

物販列では近くのラジカセからまさし&やまと(と書くと芸人のようだな)トークが流れてくるし、スタッフさんが「音量大丈夫?うるさくないですか?」と声をかけてくれたりで、アットホームでよかったです。

物販列って結構暇だからこういうのうれしい。

 

 

 

 


イベント自体の構成はざっくり分けて以下の通り。

  • 電源オフをお願いする二人の前説(音声のみ)
  • 各コーナーを紹介するミニドラマ仕立て?の映像
  • ふたり+ギターのハリーさんが登場
  • お互いがお互いを紹介するコーナー「イメージングクルーズ」
  • 客席からお題を募集し二人が演技をする「ホーンテッドエチュード
  • トークコーナー「まさしとやまとの家」
  • 3ショットチェキ(+チェキ券購入者はツーショチェキ)コーナー「チェキチェキハウス」

 

 

 

 

 


昼夜ごちゃ混ぜで感想を。


まず前説。
お二人自らスマホや電子機器の電源をオフにしてね!ってお願いをするのがすごくよかったー!
わたしはバイブ音がすごく気になるタイプで、そういう人と劇場で遭遇すると本当に萎えるんだけど、イベントの主役がお願いしたら皆「電源落とそう!」って気持ちになるしちゃんと聞くもんなあ。

 

 

奇しくもイベント後にこういうツイート↓を見かけて、深く頷いた…

 

 

 

着信音やアラームは論外だけど、バイブ音や携帯の液晶の光が漏れてるのもわたしは気になります。
今回、役者目線での意見を聞けたのも良かった。

 

 


やっぱり役者さんも気が散るんだなあ。
やまとくんが言うように、観客も一瞬そっちに意識を持っていかれるから、最高のシーンを見逃すかもしれない。

特に舞台ってナマモノ、ライブなわけだから、些細なことで台無しになりかねない。音響トラブルの原因にもなるし。
パフォーマンスの質を低下させる恐れがある行為は、やっぱり絶対だめだよなと改めて思いました。
舞台というのは…役者と観客双方が協力して創り上げるものだから…(ろくろを回しながら)

 

 

 

 


各コーナー紹介映像

 

大体耐えきれずに笑ってたんだけど、このパロディも良かった。
パトランプがなぜかシリコン製折りたたみバケツ!雑wwwww

 


ホーンテッドエチュードの紹介映像がめちゃくちゃシュールだった。
まさし! どうしてそこに!?(やまとくんが座ってたソファの後ろ、床にぴーんと横になって寝てた)
後半のトークで「ずっとあの姿勢でいたから疲れた」「ソファの上の方に足を引っ掛けて耐えた」と言ってて、そういう狂気じみたところが本当に似合うな…としみじみ思いました。
すき…。


なぜかガードレールの上に置いてある赤飯?をおもむろに手に取りムシャムシャと食べ始めるまさし。
その後ハイテンションで道路をピョンピョン飛び跳ね去っていくまさし…

だめだ!!!
まさしの狂気が強すぎて、やまとくんの印象が吹っ飛んでしまった…

 

 

 

 


イメージングクルーズ

お互いがお互いの印象を演じる…みたいなコーナーだったんだけど、謎が深すぎた。
まさし→やまとはガチガチに決まった台本を二人が読むというシュールなもの。
やまと→まさしは、売れないミュージシャンの部屋に何者かが侵入してくる…という内容をやまとくんが一人芝居で演じて最後に歌う。

…意味がわからない。
まさしは狂人だな…と思ってたけど、やまとくんも大概なのかもしれない。
なんにせよカオスすぎる。
二人ともパジャマ着てステージに立っているし…!!!!!!

 

 ふたりのパジャマはGU。それぞれが用意したらしい。まさし氏は昼と夜で別のパジャマに着替えていた。

 

 

 

 

ホーンテッドエチュード
うまく相手を誘導し、あらかじめ設定されたNGワードを相手が言うように仕向けつつエチュードを行う…というコーナー。
客席からのリクエストで決まった配役が、大学生とヒモ、警察官と赤ちゃん、ハリウッドスターと高校球児という狂ったものだった。
特に最後、なぜかハリウッドスターと高校球児がコンビニでバイトをするというシュールすぎる展開だった。やっぱこのふたり頭おかしいのかな…

 

 

 

 

 

まさしとやまとの家
質問にふたりが答えるコーナー。
いちばんおもしろかったのは、決めポーズをして!みたいなやつ。
やまとくんがめちゃくちゃカッコよくポーズを取り会場を沸かせた…と思いきや、そこから流れるような動きで次々ポーズを決めていく…!
これがプロかと思いました。
どのポーズも表情もかっこいいな…!

 

対するまさし氏は「えー!何個もやるなんて聞いてないよー!」と言いながら、THE★昭和!みたいなポーズをカクカク取ってました。おもしろすぎやん…。

 

まさし氏は普段喋りながら撮影に臨むそうで、それを頭に入れてから見返すブロマイドは味わい深かった…。
やまとくんが「喋ってた方がまわりも緊張しなくていい」と言ってて、良いコンビだなあと思いました。

 

 



チェキチェキルーム
ここまでで1時間くらいだったかな。
そこからはお待ちかねの?チェキです。
おそろしくかっこいいやまとくんと、パッション全開の狂気じみたまさしを前にして、一体どうすればいいんだと緊張が高まる。

昼夜で3ショット各1、ツーショを各2…のはずが、昼も夜もカメラの具合が悪く取り直しが発生。まさし氏とのツーショは合計4回撮影しました。

結構な人数取り直しの人がいたけど、ふたりともにこにこ笑顔で接してくれたり、順番待ちの時にブースから出てきて話をしてくれたり、ホスピタリティが高すぎる。

 

 

 

チェキはスタンダードな感じでハートを作ってもらったり(照れる)、やまとくんの足元がかわいかったのでそれが写るようにしゃがんでもらって撮ったりしました。
怪獣の足のスリッパ履いてたんですよ。かわいい。
残念ながらスリッパは写らなかったんですけど笑

しゃがんでもらってもいいですか?と聞いた時に「いいよー!おうちみたいなね、リラックスしてる感じね!」
と笑って、目を閉じてスヤスヤしたポーズをとってくれたやまとくんかわいかった…。

 


そしてハートを作る時は
「ポーズどうする〜?」
「ハート作ってもらえますか?」
「はいっ!(ぐいっと近づいて一緒にハートを作ってくれる)」
「近いww(動揺するオタク)」
『………』
「いまねー、カメラ待ち!」

 

…丁度トラブルがあったタイミングで、カメラ一台でまさし&やまとを交互に撮影していたので、カメラがその時こっちになかった…。
しかしわかっていながら即ハートを作ってくれる古谷大和という男…なんというやさしい男なのか…。まぶしいぜ…。

 

 

 

 

 

規定サイズ内のものは持ち込み可能だったので、iPadにイベント名を表示させて撮ってもらいました。
「わたしがこれを持つので、いい感じのカメラ目線でお願いします!」
という無茶振りにも答えてくれるやさしいふたり。
あとから「いい感じって!w」とまさし氏に突っ込まれましたが、「フリースタイルですよ!」と返しました。ほら、こう…本人の良さを引き出す!みたいな…素材そのまま加工なしみたいな…(?)

 

ふと思ったんですけど、ポーズ指定せず「カメラ目線でキメ顔お願いします」、それなりに良いのでは?と思ったけどどうなんでしょう?
ちなみにまさし氏はこのフリースタイルでめちゃくちゃ男前に写ってくれたのでグッときました。
昭和じゃない!めっちゃキメ顔!!!!


握手が力強いという話がちょいちょい出てたけど、握手してもらったときに本当に力強かった。まさし…すき…!!!!!

 

 

 

そんな感じで楽しかったです、まさしとやまとの祝日。
これで終わりにはしない!と言ってたから、第2回もぜひ行きたいなー。

 

イベント制作過程を書いてる記事もおもしろいです。

こういう舞台裏を知れるの好き。

note.mu

 

 

 

ところで五十嵐さんのファンって皆「まさし」と呼んでるからわたしや周りもなんとなく「まさし」呼びをしてるんですけど、これってどこ発祥なんでしょう。

本人?

 

 

 

 

▼マシュマロ返信▼

 

膝枕ってかなりすごくないですか…

その人、同担に見られても気にしないんでしょうか。そして推しにどう思われるのかも気にしないのかな…強いな…

なんか未知の世界過ぎて想像が追いつかないです。

あと関係ないけど、わたしの推しは太ももがぱつぱつなので、もし膝枕をリクエストする人がいたとしても首が痛くなりそうだな…と全然関係ない事を思いました。

 

 

 

▼マシュマロやってます▼

 感想でも質問でもお題でもどうぞー!

だいたいTwitterで返答してから記事で補完してます。
 
 
 
▼今後書きたい記事メモ▼
・信長の野暮感想
・心臓が濡れる感想
・独鬼感想
・なぜ自分に呪いをかけるのか〜推しとファンとマウントと〜(もうTwitterにたくさん書いてるから、一旦ドラフトで放流しようかな)
・他人を気にするオタクの心理考察(何書こうとしたんだっけ)
サマエルのしっかりした感想(円盤届いた!やったー!)
・TMO感想(すでに忘れつつある)
・H12感想(久しぶりに円盤を観たら推しが細い!いまランプの魔人みたいな体型してるのに、この頃は細い!!!!)
・幕末純情伝感想
・まさしとやまとの祝日感想←この記事!
・推しを自分の核にしてはいけない〜キャバクラで例える若手俳優について〜
・無意識なのか意図的なのかわからないマウントについて〜気をつけろ、そいつは性格が悪い〜
・結局お花ってどうなのよ? 誰のための推し事なのか
・spiファンミから考えた推しについて(イベントはSNS禁止なので感想のみ。…感想も禁止だったりするのか!?)
・渋谷でヤル会フェス感想

推しがかわいい。(SNS編)

推しのファンミに行ってきました。
動く推しはとても良い!
ついでにベタな大阪観光もできて楽しかったです。


ファンミ前に下書きをしていたエントリを上げます。推しがかわいい話をしてるだけです。

 

 

 

 


白衣着てる時のふにゃふにゃでナードなオキソも好きだし、キリッとしたオキソも好…好……いや、やっぱりオキソむかつくわ…。

 

 

 

 

 

 

 


手がでかい VS 手がでかい
推しの力強いTシャツの絵柄も謎けど、伊万里くんのネックレス?も謎だ。なんだろう、武器かな…
格ゲーだったら両方ともパワータイプ間違いなし。

 

 

 

 

 

 

 


にこにこした推し。明らかに体格が良い。鍛えているなあ。腕を一振りしただけで相手をマットに沈められそうだぜ。
ところでそのダメージジーンズ私服ですか?ラピュタの街の人みたいにこう…筋肉をパァン!ってしたらビリビリビリィ!って破けたのかな…裾まで…。裾が破れてるデニムってあんまりなくないですか?どこでどうダメージを受けた設定なんだそのデニムは。
太ももとふくらはぎがパツパツで、しゃがんだ時に裂け目が拡大しないか心配です。

 

 

 

 

 


ぼんやりした推し。ムーっとした口がかわいい。
…!? ねえ、なんで一人だけ秋みたいな格好してるんですか!?暑いんですか寒いんですか!?どうしたんです!?

 

 

 

 

 
またムーっとした口をしている。かわいい。
ナチュラルに口角が上がってる人ってずるくない?いつもごきげんに見える。かわいい。いいなあ。
服を着てても鍛えているのがよくわかる。
すくすく育ってください…(?)

 

 

 

 

 

 


ふにゃっとしたやわらかい笑顔(少しだけ歯が見える)が良いですね。
さっきのツイートから背景処理をして配慮をするようになった推し。定期的に思い出したかのように背景を加工するのは何故なのか。
その謎を解き明かすべく、取材班はアマゾンの奥地へと飛んだ…

 

 

 

 

 

 


相変わらず手がでっかいふたり。
普通の人の顔を握りつぶせるくらいでかいのでは? でかい手っていいですよね…すごくいい。
ふたりの耳の形の違いも見どころのひとつだな。推しの耳の付き方が好きなんですよね…。あっ、もうすぐ放映?見なきゃ!!!(使命感)

 

 

 

 

 

 

 

謎のアップを見せつける推し。信長なのに茶髪ってどういうことなんでしょうね。ぷんすこしてる信長がかわいいし、だらしないクズなところも良いのでオールオッケーです。
目の色がきれい。

 

 

 

 

 

let it beer!
ブロマイド6枚1000円って破格。
6枚1000円って何?タダじゃん。もうちょっと商売っ気を出してくれてもいいのに…!
ハァ、しかしやっぱり手が大きいですね。すべてを掴んでくれよ…その大きな手で…!
友達が言ってたんだけど、この写真シチュエーションおかしくないですか?バーカウンターの内側にアンニュイに座る推し。バーテンなのか客なのか。バーテンなら仕事してください。
ところでこのスーツは杭州ファンイベで着てたやつなのだろうか。2月のファンミの時のスーツはオーダーしたやつだったけど、これもそうなのかなあ。
どんどん腕が育っていってるから、すぐに着れなくなるのでは!?と他人事ながら気になる。
ファンミのグッズ、これだけは言わせてくれ。大体の人はスマホは一台しか持ってないし、手は二本しかないぞ!4種類作って平気か!? *1

 

 

 

 



はーー、書きたいエントリがたまってる!!
ブログの更新を心待ちにしている人がいるので、ペースアップして書きたいです。
ちなみに心待ちにしている人というのはわたしのことです。イエーイ。


それでは良い推し事ライフを!

 

 

 

*1:無事完売したそうです

えっ……わたしの半年、早すぎ……!?



いつの間にか2018年上半期が終わっていました。
おかしい。こんなはずじゃなかった。
もっとあんなことこんなことをしようと思っていたのだが…????

まあ悔やんでも仕方がないので、上半期の振り返りをしておきます。
本当はあんまり振り返りたくない部分もあるのですが(お財布の面で)、
後に残らない舞台という娯楽を楽しむのに、
メモさえ残ってないのは寂しすぎる。
それに楽しい気持ちでさえ時間が経つと忘れてしまうので、この機会に書き留めておきます。

 




■1月


・十条らくご


年越しイベントを除いたらこれが推しごとはじめ?
鯉八さんの落語、やっぱり好きだなー。
鯉八さんは創作落語しかやらない方。
誰にでもある心の狭量さ、卑しさをやわらかでキュートな語り口で話される方なのですごくおすすめです。
昭和落語心中ドラマ化も決まったので、みんな落語を聞きに行こう!





・TENTH  NEXT TO NORMAL

泣いた。すごく泣いた。
精神疾患発達障害、医療問題を扱ったミュージカルなのですが、
構成の巧みさ、歌唱力のレベルの高さ、あらすじ含めてとても好き。
決して100%ハッピーな終わり方ではないのだけれど、そこがいいなと思いました。
人間、ままならなさも抱えたまま生きていくしかないじゃないですか。
だからこそこの終わり方はリアルだなと。

そしてこの記事、観劇記録としては今までで一番ちゃんと書けたと思っている。
毎回これくらい書きたいけど、どうも気負ってしまってだめなんだよなー。





・ミュージカル刀剣乱舞〜つはものどもがゆめのあと〜東京凱旋公演

あのね、忘れた。
なんか近かったな!ってことくらいしか覚えてない。
書き残してないと忘れるな…
東京公演の時の感想はこちら。

 


・おしゃべり稽古

五十嵐雅さん目当てでいそいそと行ってきました。
なんていうか…まさし全開だった。
内容はオフレコね!って行ってたので書けないけど、
五十嵐さん狂人説が自分の中で強くなりました。
好き……

なんでジャージなのに扇子を首の後ろに突っ込んでるんだろうか。
わからないよ、まさし…!!!


 


・TENTH  ニューブレイン

畠中洋さんのかっこよさにやられた。
色っぽい…

kansoubn.hatenablog.com

 




・ハダカ座公演vol.1「ストリップ学園」 千秋楽

コミカルなシーンあり、ちょっとドキドキするシーンあり。
主要メンバーは男性が演じてるのにすごくキュートだった。
中村中さんが美しすぎた。
これ感想書きたくて放置してるな…円盤手に入れたら書こう…

そして古谷大和くんのお見送りが可愛すぎた。きらきらしてた…





・TENTH この森で、天使はバスを降りた

こういう不器用な人たちの話はだめ。泣いてしまう。
土居裕子さんの澄んだ歌声で、「そんなシーンで!?」というところから泣いてしまった。
これ、原作映画はまだ未見。見よう。

spice.eplus.jp

1月チケット代…76,700円






■2月

・spiファンミーティング Valentine


オーダーメイドのスーツに身を包み、薔薇を背負って登場する推し!!!!
本当に…こういうかっちりした格好が鬼のように似合うな…。
死にそうになりながら徹夜でファンアートを作ったのもいい思い出です。


トークパートと歌のパートに分かれていて、どちらもすごくよかったー!
昼の部は刀剣メンバーについて、夜の部の方は蜻蛉切のキャラクターの作り上げ方について話していて、夜の方が個人的には楽しめました。
推しの役作りや舞台についての話を聞くのが大好き。

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ファンアート画像。
①ウィリアム学習帳カロリーブック
2017年のspiさんのTwitterとインスタにUPされた食べ物画像を収集。カロリーを計算し、タンパク質、脂質、炭水化物のグラフを作り、同担の友人と一緒にコメントを書いた冊子。
見た目はジャ◯ニカ学習帳のオマージュです。
友人が原案、カロリー計算担当。わたしがデザイン制作担当。
製本まで外注せずに全部手作業でやりました。疲れたけど満足…!
結論→spiさん食べすぎじゃね?????

②spi 2018 Birthday LIVE「call my name.」ツアーグッズフライヤー
こんなオフィシャルグッズ欲しいなーという妄想をぶち込んだツアーグッズのフライヤー。
チケットケースは本当に欲しい。公式さんこういうやつをまじで!お願いします!
他にもポスター3種も作ってるけど、ウォーホル風に顔写真を加工してるやつなのでUPしてません。めっちゃくちゃかっこよくできた(自画自賛)ので、額装して家に飾ってます。
※肖像権に配慮して顔をぼかしやスタンプで隠してます。アウトだったら教えてください。

芸能人の画像は使ったらダメ?著作権・肖像権について噛み砕いて解説 | アフィリエイト初心者専門サイト りょうたろうのブログ

 
ほんとだったらこういうのってご法度じゃないですか法律的な部分で。特にわたしのは本人画像を使用してのデザインなので。だけど公式が「ファンアート募集」と言ってくれたおかげで出品することができてすごく楽しかったです。
  

 


立川流「あたらしい会」2

鯉八さんとテニスコートを見に…行ったら、全員キレッキレだった。
林家彦いちさんが素敵だった…なぜ、なぜ枕を長く喋りすぎて落語本編を途中で中断するのか!!!(持ち時間がなくなって辞めた)
林家彦いちさん、いつもその日出演される方をアドリブで話の中にぶっこんでくるから一粒で二度も三度も美味しい。好き。



2月チケット代…14,500円





■3月

・『熱海殺人事件』CROSS OVER 45


当日券で滑り込み。味方さんうつくしいなあ。木村伝兵衛というキャラクターも好きだ。
長ゼリフを滔々とまくし立てる役って好きなんですよ、生命力を感じる。

 




・ギャング アワー

デパート!で気になった橋本真一さん、そして厨二病に刺さるギャングという設定に惹かれ当日券で。結果、ギャングシートに座れて堪能できました。
アクション激しいよねぇ…かっこよすぎるから円盤化してほしい!何故ないんですか!?






・閉店拒否!〜俺たちは帰らない

俺たちの大好きなまさしが出るので。
そして刀ステ&ブタキンで笑顔が眩しすぎた橋本 祥平くんを観たくて。
人生を舐めてるので「当日券でいけるっしょ〜」と思ってたら、全日完売で肝を冷やした。
譲渡に出してる人を見つけて運良く見ることができました。
コメディかと思いきや、違う人間同士共存することが大事だというメッセージを感じられるラストでおお…と思った。
演劇って、伝えたいことが同じでも「どう伝えるか」というのを手法を変えて伝えられるのが素晴らしいなあと思う。

まさしはやっぱりキレた役だった。
ああー、殺人鬼役やってくれないかなあ…

 



・ROMALE

カルメンをよく知らないまま観劇。
S席なのになんで一階の後ろから二番目なんだ!と思ったけど、一階は全部S席扱いなんですね。そうか…S席とは…?
惹かれあっていても終わりが見えない恋愛のもどかしさや、ホセの若さゆえのむき出しの愛情に、わかる…わかる…と泣きながら鑑賞。
初見で感想書いたけど、あ、これ解釈違ってるやん、ってところがあったからまた書きたい。
そんなのばっかりだね。




・3月チケット代…45,200円

 

あ、2018年1〜3月振り返りはしてました。うっかり。

 




■4月
・Take me out 2018

TMO一色の4月。毎回変わる演技にワクワクしながら劇場に通った楽しいひと月だった。
バットを振る章平さんの目線がとにかく色っぽくて、バックネット側のチケットを追加したのもいい思い出。(TMOははさみ舞台だった)
毎回違う表情を見せてくれる章平さんのダレン、変幻自在なspiさんのデイビー、油断のならないキッピー、キュートなメイ、むき出しの子供のようなシェーン、実は他者をすごく意識しているカワバタ、差別意識を持つ「ごく普通の善良な」ジェイソン、ダレンに噛みつきつつも良い人の面も見せるトッディ、ふたりで固まって行動しつつもフレンドリーなマルティネスとロドリゲス。
みんな好きだなあ。
差別やLGBTについてはよく考える問題だけに、舞台の世界に浸るなかで、より自分の考えを深めることができてよかった。
これも感想書きっぱなしで投げてるなー。書きたいな。
戯曲も買って読みたい。英語ね、読めないんだけどね…

 

 

 

 



・4月チケット代…88,000円

 



■5月
・運命のドロップキックvol.27(ゲスト味方良介)

TMO千秋楽のあとすぐ…つまり、聞けるんじゃないですかTMOのことを!という下心もありつつ行ってきた。
でも味方さん自身も考え方やアウトプットがすごく気になる存在だから行ってよかった。
最前のお姉さんたちが話を聞いて泣き出していて、味方さん推しならこれ聞きたかったところだよね、よかったね…!という気持ちに。
自分に正直で、演劇に対して真摯で愚直で、とても魅力的な人だと思った。
信頼できる人だし、「大丈夫な人だ」って感じ…。
次の舞台も観ます。

 





・ジャージーボーイズインコンサート


初めて行ったぞシアターオーブ!綺麗だし、後ろの方でも近い!うれしい!
履修しないまま行ったけど楽しめました。
すっごく気になるのが伊礼さんのトミーがどうなるのか!ギャングっていうかマフィアって雰囲気じゃん…貫禄あるじゃん…!
藤岡正明さんのチンピラっぽいトミー(初演観たかったー!)、中河内さんのきれいなギャングって感じのトミー…様々なトミーを用意してくれるジャージーボーイズ、イイネ!!!!!

ノリノリのspiさんが、コンプレックスだと言っていたおしりを客席に向けてぷりぷり振ってたのが可愛すぎた。そして少し離れたところからやってきた伊礼さんに、ペンラでペシッとおしりを叩かれていたのも可愛かった。
先輩方に可愛がられているようで何よりだ…


ニック役の福井晶一さんもすごく気になる。
好みのタイプだ…!
タオルのくだりで声を荒らげて怒る芝居がめちゃくちゃツボでした。
spiさんのニックも楽しみだけど、福井さんー!!福井さんも観たいよ!!

だがしかし、チームWhiteのチケットは現時点で未所持。遠征するか…





・spiファンイベント 杭州

まさか俳優個人のイベントで海を渡るとは思わなんだ。
2月ファンミ Valentineと、昨年10月のバーイベ(チェキ撮影あり)を組み合わせたようなイベントだった。
spiさんの個人イベントは結構コール&レスポンスがある。それがバルト9のキンプリ応援上映のような、自分が目立ちたいだけのオタクが野次る印象があってちょっと苦手意識があるんだけど(申し訳ない)、中国はノリがいいけど聞かれたところだけ声を出す感じでよかったなー。
みほとせ広州の時も感じたけど、海外勢のノリの良さ好き。

終盤、「たのしいねー!終わりたくないねー!」ってニコニコしながら言ってて可愛かったなー。
おしり振りながら「(終わるの)イヤイヤダンス」をはじめて「ああーー、またこの186cmの大男は…自分の可愛さと何がウケるかわかってこういうことをして…!!!」と悔しさでいっぱいになりました。かわいい。腹立たしい。かわいい。

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2月のファンミでは薔薇の花(生花)だったけど、今回は光る薔薇をくれました(青い薔薇…キンプリ応援上映で使えるな…)。キャンディとカードも。そしてイッヌ過激派なので今回もイッヌを連れて行く。かわいい。

この子、ティッシュカバー界の中ではなかなか経験豊富なのではないだろうか。

 


・5月チケット代…23,100円+1240元(20,635)=43,735円




■6月


・SAMAEL〜サマエル


これアーティスティックすぎてわけわかんない舞台じゃない?と思ってたけど、ちゃんとわかった、よかった!
歌もダンスも生演奏も演技も楽しめるめちゃくちゃお得な舞台でした。
あとね、主人公のオキソがむかつきます。むかつきすぎて1万字かけてオキソのむかつきポイントを書いたくらい。

↑オキソへの怒りを10,000文字書いたのはこれ

 

kansoubn.hatenablog.com



まだ書き足りないところがあるし、このままだと次の現場が始まってしまうので、早いところ続きの感想を書いておきたい。

 

大変申し訳ないのですが、公式サイトが何年前だよ!?というデザインなので頑張って欲しい…。特典のポスター?も合成が謎だ…。これ、メインビジュアルとその他のツールを別の事務所に発注したんだろうか。もうちょっとデザインをが頑張って欲しい…!たのむ…たのむ…!このサイトのせいでクソ舞台じゃないかな!?と正直めちゃくちゃ不安だったので…(主人公オキソの役どころはクズだなと思ってるけど)

 



不動院寄席


みんな大好きまさしの寄席。
前と同じネタかな?と思ったら違った。たらちねだった。
これ、次も同じネタで見たいなあ。
1月のおしゃべり稽古で言われてたポイントが、これからどう変わっていくか気になる。
この日はストロベリームーンということで、志ら乃師匠はネタを急遽変更。
「そばーん」をやってくれました。わたしはこれを聞くのは二度目なんだけど、相変わらず意味がわからないのに笑ってしまう…なんなんだ、そばーんって…!!


・6月チケット代…36,800円



■総評


上半期チケット代合計…304,935円(送料、手数料除く)
上半期遠征費用…71,306円(航空券、宿泊費、Wi-Fiレンタル費。現地交通費、食費除く)

上半期推し事費用 合計… 376,241円(物販代・プレゼント代・花代除く)


こうして数字にしてみると、なかなか複雑なものがある。
観劇自体を趣味にする前は、これらがゼロだったわけなので。

ただ、これは何度でも観たい!という舞台もピンとこなかった舞台もあるけど、観なければよかった…というものはひとつもない。むしろ、なんで観なかったんだ…とか、もうちょっと入っていれば…!というものばかり思い出される。
全部、良いところも微妙なところもひっくるめて、出した金額に不満はない。

全通をするようなオタクではない(体力がない、インプットが多すぎると息切れする)から、観劇ペースは今がちょうど良い感じかなあ。
ただ、1月4月は楽しいものの体力的にしんどかった。


とはいえ、気に入った舞台やイベントに気軽に行く機会が減っているのは少し寂しい。

  • アンテナを広めに張っておく
  • 動けそうなスケジュールを押さえておく
  • 不意に発表されるイベントに対応できるよう、貯金&節約する


下半期はこの辺りに気をつけたいなあ。




ブログに関しては、現場ごとに書くのが目標だけどそれができなかったのが心残り。
先日びっくりしたんだけど、どんなに楽しくて印象的だと思ったイベントでも、
書き留めておかないとかなり忘れてしまうんですね。
文字にする事で、ふんわりした記憶が良くも悪くも形を得て固着してしまう部分があるんだけど、忘れてしまうよりはずっといい。だから一公演一公演を大切にしたい。
拙くても、その時に感じた事をしっかり書き残しておきたい。

初めから完成系を目指して頓挫する事が多いから、途中から以下のプロセスで書くようにシフトした。

  1. Twitterで体裁を気にせずアウトプット
  2. それをドラフトとしてブログにざっくりまとめる
  3. ドラフトをもとに記事にまとめる


…と言いながら、3までたどり着かないんだよなあ。
しかし後から見て「へー、こんな事考えてたのかー」と思うのが目的なので、
無理せず義務にならないように、でもちょっとだけ気をつけてやっていきたいな。


ありがたい事に去年9月から今年10月まで毎月推しの現場があることに感謝しつつ、
体力的にも精神的にも金銭的にも、無理しないように推しごとをしていきたい限り。



 

お題でも感想でもアマゾンギフト券のコードでもなんでも〜!

何度でもふわふわされたい。

 

 


ではそんな感じで。
皆様楽しい推しごとライフを!!

 

 

舞台サマエルのふわっとした感想

推し主演の舞台が終わって10日ほど経ちました。

期間中は毎日舞台世界のことを考えて頭がパンパンだったはずなのに、

日が経つごとに少しずつ記憶も感情も薄れていきますね。諸行無常〜!

 

先日1万字かけて主人公のオキソへの思いをブログに書いたのですが、

その怒りも少しずつ薄れてきました。

 

今日は物語前半について、備忘録代わりに書き記しておきます。

上演が終了していること、この舞台のポイントはおそらく後半であること、

前半のストーリーはほぼ前情報で出ているものなので、

ネタバレとその時の印象をあわせて書きます。

 

サマエルを観てない人はなんのことだか…という感じだと思うので、鑑賞前に作った相関図も一応おいておく。

 

 

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そして予習記事はこちら

 

 

 

 

 

1.《メサイア》の誕生

冴えない研究者のオキソとローレンシウムは、世の中の爪弾き者だった。
しかし長年の研究の成果が実り、ようやく新たな物質を誕生させることに成功する。
世界に存在しなかった未知の成分、自分たちには思いもよらないような利用方法もあるに違いないその物質に、オキソは《メサイア》と名付ける。


「なあローレンシウム。俺たちは、未来永劫、世界の全てを手に入れられるかもしれない」


あらゆる可能性を秘めたメサイアで、世界に革命が起こせるかもしれない…。未来への希望を持ちつつも、それを狙う人間が現れることを危惧するオキソ。
彼は秘密組織《サマエル》を組織し世界の有力者を味方につけ、メサイアを守りつつ「世界の全て」を手に入れようとする…。



9人の白衣を着たダンサーに囲まれフラスコを掲げ持つオキソ。ローレンシウムを呼んでメサイア誕生を喜ぶシーンがめちゃくちゃかわいい。
なんせふたりとも髪の毛がはねてくしゃくしゃだし、喜びのあまりおなかからスライディングしたり(回によっては勢い余って滑りすぎ、段差に頭を強打していたらしい。かわいい…)、お揃いのダサいカラーリングのクロックスが脱げるほど興奮したり、なぜか突然見えないライトセーバーを振り回して「ブゥン……」「ブシュゥゥウウン…」とか言い出す…かわいい…大の!大人なのに!!!

オキソ役のspiさんは30歳、ローレンシウム役の林田さんは29歳。そんな二人の全力の喜び…。しかも186cmと180cmだ。でっかいふたりがこどもみたいにきゃっきゃしてる…かわいい…!!!

肌を上気させながらメサイアの可能性について熱弁を振るうspiさんが印象的でした。
(感情を顕にするシーンになるといつも肌が赤みを帯びていて、おお…と思う。血行が良さそうですね)
椅子の上にフラスコを置いて二人で話しているシーンは、中につばが入りそうだね〜、うんうん、うれしいもんねえー、よかったねえー、と思いながら見てた。ほのぼの…。でもつばが入ってメサイアは変質したりはしないのだろうか、やっぱりきになる。
あとオキソの服がとてもダサい。あれはたぶんありものじゃなくて衣装作ったんだろうなあ。





2.サマエルへの勧誘

おそらく舞台は数年後。
砂と石に囲まれた不毛な土地で生まれたアルキンは、農業を支援するグループ《大地の労働者》を立ち上げ、世界の農業のあり方を変えていた。その変革に使った物質メサイアは、今やローレンシウム率いるユグドラシル社での大量生産、流通に成功している。
ローレンシウムの妻でありユグドラシル社の成功に大きく貢献しているクロムは、アルキン、そして《大地の労働者》をモチーフに物語を執筆しているトリアゾールを秘密組織サマエルへと誘う。



クロム演じる小川夏果さんの鈴を転がすような声がすてき。アルキンの巽さんは遠くまでよく通りそうなキュッとしまった声、トリアゾールの山元さんは浮ついたところがない落ち着いた声。
風格が漂うトリアゾール、不安もありつつしっかりとユグドラシルを支えるクロム、前のめり気味に溌剌と仕事をするアルキンのキャラクターがくっきりしてるシーンだなーと思った。アルキンとトリアゾールのパワーバランスもわかりやすかった。なんかこの二人ニコイチなかんじ。


ちょっと衣装の話。
トリアゾールさんが出てきた時びっくりした。着物か!!!って。大体着物の着崩しやアレンジってセンスがないと大事故になる(のであまり好きではない)んだけど、トリアゾールさんの衣装凄く良かったー!バランスがいい。
茶色ベースにところどころに大きな円の模様、青緑の半襟をたくさん見せて、かなり短く着付けた足元は茶色のショートブーツ。髪型がショートカットなのもあって、全身のバランスが凄く良かった。着替えるシーンもあるのにすごいなー、着物二部式にしてたのかな。前半の衣装では全キャラクター中これが一番好きでした。






3.世界の強者たち


オキソに頼まれユグドラシル社の社長として事業を成長させてきたローレンシウム。そして秘密組織サマエルを結成し、世界の強者たちを仲間にしてきたオキソ。
彼らの今日の最初の会談相手は、世界的映画監督ガンマ、有名女優ウラン。そしてサマエル関連の事業を中心に、今回の映画にも出資をしている若き資本家カルボン。
オキソはガンマ監督に、サマエルをモチーフとした映画を撮影するよう依頼。撮影は順調、主役のウランの出来も今までで一番と監督が言うほど上々らしい。
二人が去った後サマエルの目的を問うカルボンに、オキソは如才なく「我々の目的は幸福の最大化、メサイアで世界をよくすることだ」と答える。

カルボンが去った後、次の来客に緊張を隠せないローレンシウム
こわばった表情のローレンシウムとは対照的に、落ち着いた笑みを浮かべるオキソ。

 

「遅かれ早かれ通る道だ」




このシーン、初見でびっくりした。
あのダサい服とクロックスを着た髪の毛くしゃくしゃの二人が!見えないライトセーバーを振り回していた二人が!スーツを着て大人みたいな顔をして振舞ってる。
特にspiさん演じるオキソはそれが顕著で、ワインレッドのシャツにグレーのジャケットを着て、髪の毛はきちんとセットされてる。ゆったりと椅子に腰掛け満足げに目を閉じ、余裕有り気に振舞っている。
メサイア誕生の瞬間とは真逆の、生まれた時から落ち着いていたみたいな風格のある姿。冒頭のシーンとのギャップに、何が起きたかわからなかった。(この辺りの心境の変化の考察については、また書く)

くしゃくしゃすぴの後にかっちりすぴですか…脚本の一ノ瀬さんはオタクの心を鷲掴みにして握り潰す気なのかな!?と思った。あぶないあぶない。


ティーザーの段階ではツンと済ました女優と一癖ある監督かな?と思っていたけれど、ウランちゃんもガンマ監督も全然思ってたのと雰囲気が違うー!
ちょっと舌ったらずというかくぐもった声のぼんやりめの監督と、感情表現が豊かでキュートなウランちゃん。ピュアで好奇心旺盛でかわいい。
そしてメサイアが完成した時に恐怖はなかったのか」という問いは、結構重要なセリフなんじゃないかなあと思う。

カルボンは若き有名投資家として雑誌とかでインタビューに答えてそうないでたちだったなー。ヨットとか乗ってそう。なんでああいう感じの人って足首出すんでしょうね???

「遅かれ早かれ通る道だ」
のところの、指をとことこさせるspiさん、これ途中からの演出かな。上演初期らへんのではやってなかった気がする(席の関係で見えなかったのかも)
そしてこのセリフも重要なやつだなと思う、かなり。





4.メサイアの有用性


秘密組織サマエルからメサイアの安全性検査を一任されている医師・セシウム
彼女は農場を視察し、農作業に従事するアルキンに最近の様子や労働に関して尋ねる。
仲間は未来の農業を担う存在だ、自分の誇りだと言い真摯に農業に取り組むアルキンの姿勢に、「何かあればすぐにしらせてくださいね」とセシウムは伝える。


ちょっと空回りしてるというか、真っ直ぐで前のめりなアルキンと、冷静だと見せかけてオキソについて語るときはテンションが振り切れるセシウム(それを目の当たりにして引くアルキン)の二人のシーン、コミカルで好き。
そしてここのアルキンの衣装、通常時から微妙にアレンジしてるんだよね。ベージュのパンツをブーツインして、ストールの代わりにタオルみたいなのを首から下げてる。こういうちょっとした工夫好きー。
千秋楽ではセシウムのアドリブの鼻歌にアルキンが乗ってたのが可愛かった!!!!


ここでおや、と思ったのが、メサイアは大地の労働者の工場(このエリアに複数ある)でも大量生産しているんだなーということ。技術の漏洩とかなかったのかな…。





5.重要な会談


ガンマ監督、女優ウラン、投資家カルボンが離席し、新たに招き入れられたのは国家化学戦部局責任者のコバルト、連邦秘密警察の情報管理部責任者・クロリド、若き政治家であり党首でもあるフェノール、世界の食品の大半を製造する大企業のトップ・ベンゼン
用件を済ませたベンゼン、フェノールの二人を退席させた後、緊張した面持ちでコバルトが口にしたのは、メサイアの軍事利用についての取引だった。



ベンゼン社長好きなんですよー。この登場シーン、結婚指輪を触りながらしゃべってるんだよね。そして関係ないですが、後ろから見た髪の毛のフォルムが四角っぽくてねこちゃんみたい。かわいい。メサイアに手を加えた物質の、食品への利用の独占権契約を500億で成立させた後、オキソとは握手をするんだけど、ローレンシウムとはしない。わかりやすい男だ…!
しかし差し出した手を無視されても、「契約成立したぞ!」みたいにガッツポーズを決めてあまり気にしていなさそうなローレンシウムの良い人さ加減!!好きだよローレンシウム

フェノールは胡散臭さ満点です。なんなんだその長い前髪は!前から見たら整ってるのに、後ろ髪は割と適当だし、服は柄がうるさいし、なんなら靴下は赤と緑のしましまだ!セ、セ、センスー!!??!?
赤と緑って補色だよね。靴は白で、かかと部分が黒だったか。衣装でも理想と本心の差、裏表を表現したりしてるのかなあ。


こういう腹に一物あるような人たちと対等に渡り合うようになったオキソの心境の変化を考えると、あああ…という気持ちになる。

 

 


クロリドさんかっこ良くて好き!始めてみたとき、なんて美しい後頭部のラインなんだ…と思った。キリリとしてて冗談を言わなさそうなキャラクターなのに、御本人のTwitterでは楽しさ全開でふふっとなりました。
エポーレットに通したグレーの布が衣装のポイントだなーと感じたけど、あれ実戦だと邪魔じゃない?大丈夫?それともマント的なひらひらした感じで敵を撹乱するのか!?

 

 

 

あまりの後頭部の美しさに絵を描いたらご本人からリプライをいただきました。わーい!サマエル関係者、タグが付いてなくてもガンガンパブサをしてきて、そういう方針だったのだろうけどギャー!ってなった)

 

 

 

 


コバルトのみずきくんは、油断なく周囲に目を光らせてる感じが素敵だったなー。しかし若いながらも重要なポストに就き、その双肩に責任を担う苦悩みたいなものも垣間見えた。そして衣装、かっちりしてて決まってますね…。制服ってこう…かっこよくていいですよね…。


キャラクターの心理描写や詳しい考察は別のエントリに詳しくまとめようかと思ってるんだけど、ここでもローレンシウムの良い人さにウンウン…と思った。


彼ははじめからメサイアを世界を救うために使いたかった人で、本当は軍事利用したくなかったんだろう。ユグドラシルの成長とオキソの考え、自分の立場、国の置かれた状況を考えて、結局は軍事利用に首を縦に振ったけれど。
それに対してオキソは、はじめからかどうかはわからないけれど、ある程度の時点から軍事利用も視野に入れていた。
「遅かれ早かれ通る道だ」って発言からもそれは明らかだと思う。
彼ははじめから、革命を起こしたかったんだろう。





6.不穏な影


大地の労働者の工場近くの河川から、魚の大量の死体が発見される。
ニーズヘッグ社の食品を食べた家族が原因不明の重病に侵される。
農場で働くアルキンの仲間たちは次々と倒れ、医師にもう長くないと告げられる。

ユグドラシル社の物質・メサイアが原因なのではという報道に混乱するサマエルのメンバーたち。
メサイア再調査を行ったセシウムは、結果をオキソへと提出する。調査の結果は、長期に渡りメサイアの摂取を続けた場合に限り、強い毒性が発生するというものだった。
当局へ提出が必要だという書類を改ざんしようと言い出すオキソ。
今重要なのはメサイアの安全性に問題がないということをわからせることだ、生産を中止すればメサイアが毒だと知らしめることになると言うオキソに、気でも違ってしまったのかと問いかけるローレンシウム
オキソは調査書を机に叩きつけ、「どうかしているのはお前の方だ」ローレンシウムを激しく叱責する。

入れ違いに入ってきたクロリドとコバルトに「事態は最悪でしょうか」と問われ、オキソは淡々とメサイアに毒性が発見されたこと、このままでは軍事利用が難しいことを伝える。
戦場に毒をばら撒くおつもりですか? しかし私ならメサイアを戦場で利用できるよう手を加えることができる、そのためにあなた方に頼みがある、これから話す作戦を確実に成功させてほしいと強い口調でオキソは二人に取引を持ちかける…。




ピンチって人間性が浮き彫りになる。
ここはそれぞれの人間性の底の部分が垣間見えたシーンかと思う。

魚の死体発見のニュースにローレンシウムはひどく狼狽し、セシウムは初めて自分が安全性の責任を取らねばならない立場だと自覚し戸惑う。
自社の食品が原因で病人が出たことを、メサイアが原因だと激しく罵るベンゼン。誠実に対応をしようとするが、あまりの剣幕に思わず受話器をおいてしまうクロム。
自分の誇りであり同士の農場の仲間が倒れたことにアルキンは泣き崩れ、フェノールは驚きながらもアルキンを宥める。
自分はメサイアに深く関わりすぎたのかと僅かに後悔をにじませるカルボン。
張り詰めた面持ちのコバルトと、メサイアの軍事利用が難しいと知らされ激昂するクロリド。



顔をくしゃくしゃにしてその場に崩折れるローレンシウムを叱咤するクロムがすごく好き…。ほんとしっかりした素敵な人だなクロムは…ローレンシウムはいい人を見つけたな…。

そして、ここのオキソ。
spiさんの体格がとても良いので、すごい剣幕で怒鳴るところが怖い怖い。
ただでさえ危機的な状況なに、こんな大男が調査書を改ざんするとか言い出して、なおかつ怒鳴り始めたら泣いてしまいそう。
そして、何が起きるかわからないから身体を休めておくようにセシウムに言うところに若干苛立ちが募るよね…お、お、おまえーーー!!良い人ぶりやがって!!!




7.刺激的すぎる渦の中へ


コルドコルド地区の魚の大量死体、ニーズヘッグ社食品を食べた家族の病状、そして大地の労働者メンバーの死亡。これら一連の事件がユグドラシル社のメサイアが原因であり、計画的大量殺人なのではないか。それに関わる秘密組織サマエルのメンバー13人に事情聴取を行うとニュースが告げる。

一足先に投獄をされた映画監督のガンマ、女優のウラン、そして政治家のフェノール。
どんなにいろんな役を演じても、それは別人の人生でしかない。だけどオキソは自分を刺激的な渦の中に導いてくれそうだと場違いに微笑むウラン。これは刺激的すぎるだろう!と大声を上げるガンマ。
理想の世の中のために立ち上がれと朗々たる演説を始めるフェノールは、途中で膝から崩折れ、オキソに嵌められたと咆哮する。




このシーンのフェノール好き…。
長ゼリフをペラペラ話す人を見ると、あっ、好き…!!と思う。なんでだろ、口に出して言うことって、何度も頭の中で反芻したり、抽出しないと取り出せないと思ってるからかもしれない。フェノールはでまかせを軽々と言えそうだけども。


繰り返し繰り返し話してきた美辞麗句、そしてそれを二度と人前で話すことができなくなったであろうこと、うまく利用していたつもりのものに裏切られたと感じたこと、その感情がごちゃまぜになったようなシーンだと感じた。


 

 

 




前半だけで6000文字を超えてしまった…。
後半は会話劇なのであらすじを書くつもりはないけど、オキソに対する解釈は少し変わったし、他のキャラクターについても書き足りないところがあるのでまた書きたいなー。
 




ところでこういうマシュマロを頂いてたのですが、
好きなところがあるからこそ!オキソめちゃくちゃむかつくんですよ!!!くやしい!!!!

 


 

 

誰かが生み出したキャラクターに、こんなに腹がたつってすごいなあと思いました。

前作ゴリアテ主演の山口大地くんの役に怒っている人を見かけたし、一ノ瀬さんはこういうもやもやを書くのが上手な人なのだろうか…手の上で転がされている…


 



前回オキソにブチ切れたブログはこちら

 

 

…を、クロム役の小川夏果さんが引用RTしてくださいました。

うれしいけどこんなのをRTしていいのか…?とざわざわした。

 

 

 

一万字かけてオキソへの怒りを綴った後に何回か観劇した結果、彼への理解は深まったかもしれないけど、もやもやは増した。
オキソ、好きになれない…!
正確に言うと魅力的なので、なおさら身勝手でクズなところがむかつくというか…。

 

こんなにいびつなのに、ある意味まぶしいくらいにまっすぐで魅力的な役を推しが演じてくれたことに感謝するしかない…。

 

 

 

 

 

 

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貴方のために泣いたりしない

 

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舞台「SAMAEL」を観てきました。


前情報が少なかったので、どんな話なんだ…? というかあらすじはあるのか?あまりにアーティスティックすぎて訳がわからないまま終わったりしないか?と不安でしたが大丈夫だった。
よかった!

 

生演奏と生歌、熱量の高いお芝居とストーリーに絡んだダンスシーンが贅沢に楽しめる舞台でした。
サントラは毎日聞いてます。
ほんとに曲も歌もいい…。野上さんのほかのCDも欲しいな。

 

 


早速全体の感想を書き…たいんだけど、推しが演じる役とそれについての考えをふせったーに書いただけで7000文字オーバーしたので、一旦そちらをベースに現段階の感想をブログで残しておきます。


オキソはなぜあんなにも自分を孤独だと思っているのか、彼にとっての救済とは?とか、そんな感じの話です。

ネタバレしてます。

 

ちなみにストーリーや前情報のざっくりしたまとめはこんな感じ。

一応相関図も作ってます。ちょっと手直ししてUPし直そうかな。

kansoubn.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

オキソに対する率直な印象


オキソに対する現時点での印象は「繊細ぶっててナルシストで自己完結してて、そのくせ妙なところでプライドが高くて周囲に対して勝手に壁を作る童貞力高すぎ厨二病こじらせナード」

自分を見てるみたいでイライラするのかもしれない。

 

1回目の鑑賞でラストシーンについて「えっ、そこでその台詞言っちゃうの!?」と思ってモヤモヤして、2回目の鑑賞の途中でオキソにイライラしてきた。

ローレンシウムがあんなにもまっすぐにオキソのことを思ってるのに、なんでお前は孤独ぶっているんだ。コミュニケーションを取れ。もっとちゃんと周りを見て!ちゃんとオキソのこと考えてる人いるのに「俺は孤独」とかなんなの!?こじらせ厨二病で童貞マインド積載量オーバーしたみたいな考え方はやめてくれ、自己完結するなよ、他人とキャッチボールをしろキャッチボールを!かっこつけずにもっと自分をさらけ出せよ!!もっと熱くなれよ!!!

 

 

 


オキソの言う「光」とは

オキソの歌の「光」というのはローレンシウムなのだと思う。

同じ研究者で間近に秀才だったり天才だったりがいたら、きっと普通は妬んだりする。
能力の無さに歯がゆい思いをしたり、努力が足りないのかと自分を責めたり、あいつは特別だからと無理やり諦めようとして、でも割り切れなくて悔しくて…、ってこともあるんじゃないか。


だけどローレンシウムにはそういう描写がない。

実は内心そう思っている?と考えたりもしたんだけど、どうもしっくりこない。

 

メサイアの毒性の話が出た時は妻のクロムの誕生日を祝えないことを謝り、脱獄した後のことを話す時は豊かな暮らしをさせてあげられないことを妻に詫び。
ずっと味方だと恥ずかしげもなくオキソにまっすぐに言うし、自分が知らないことをコバルト・クロリドとオキソが共有していることに友情を裏切られたように感じて怒る。オキソを詰るフェノールに発言を訂正しろと声を荒らげる。


正直、社長の器ではないとは思う。
視点が身近な人に当てられ過ぎていて、俯瞰で物事を見通せる人間ではないから。
だけど彼は身近な人を大事にしたい人なんじゃないかと思う。
ただただ、まっすぐに。
それがきっとオキソにはまぶしかったんだと思う。

オキソは心の底から他人に関わろうとしていないから。

 

 

こんなにまっすぐ愛されてるのに、なんでそれを受け取ろうとしないんだよオキソは。
孤独だ孤独だ、誰も自分を理解してくれない…って、なんだそれ。自分で壁を作って自分で勝手に孤独になろうとしてるだけじゃん。
お前は試し行為を繰り返す面倒臭い女かよ…(試し行為の使い方が間違ってる)
自意識過剰な漫画モテキの主人公かよ…
更に、自分は悪魔ってなんだよ…厨二病こじらせすぎかよ…荒ぶる右手を鎮まれと抑え、邪気眼が疼きだすのかよ…

 

 

 

 

他者との断絶、「孤独」とはなんなのかという持論

なんでこんなにイライラするのかなーと考えて、よく考える「自他の境界」とか「他者との断絶」というところにやっぱり行き着いた。

 

「他者と違うが故に抱える苦悩」みたいなのはきっとあると思う。(というような話はここにも書いた

オキソもローレンシウムも、研究に明け暮れて他人から相手にされないはみ出し者。自分たちをそこに追いやった奴らの鼻を明かすんだと息巻いてたから、所謂カースト上位の人たちに対する羨望や嫉妬はあったと思う。


更にオキソは「天才」。


蔑まれもするけど憧れられたり妬まれたりもきっとする。
ナードという属性で多くの人たちの「仲間に入れない」という「断絶」、
「天才」だから他者に理解されないという「断絶」。
二重の断絶に苦しめられてたんじゃないか。

 

「断絶」というのは自分と相手を地続きの場所に置かずに、分断した場所に据えて相手を「異物」だと認識(無意識に差別を行う)した相手との間に起こることだと思う。

ローレンシウムはオキソを「異物」だと思って無邪気に区別をしたかというと、きっとそうじゃない。天才だと思ってるし魅力があるとも言ってる。だけどローレンシウムはオキソを対等な一人の人間として扱ってたと思う。賞賛することで彼を孤独に追いやってはいない。
(賞賛が人を孤独に追いやることがあるという話はこの辺に書いた )

 

 


オキソは孤独なんかじゃない。
だって、オキソの側にはローレンシウムがいるから。
なんで彼のことを信じられなかったの? 信じようとしなかったの?
自分が傷つきたくなくて、狭い部屋に閉じこもり踏み出さず、心をさらけ出すのを怖がる臆病者でしかない。

 

 

 


なぜオキソは自分を孤独だと言っているのか

仮説①ローレンシウムが伴侶を得たから拗ねた(精神的な繋がりを他人と持てていないと感じている)
→自分から心を開いて他人と繋がろうとしろ。

 

ローレンシウムはいい奴だからそりゃ仕方なくないか。
主体性はないし気が弱いけどまっすぐで優しいもん。
オキソのせいで霞んで見えるけど、頭もいいしお金持ちという属性も持ってる。
(クロムは性格に惹かれたと思うのだけれど)

 

パートナーの有無でしょんぼりしてるとしたら、セシウムあたりをちょっと口説けばいいじゃない。わかりやすく好かれている。(軽い気持ちで付き合って案外うまくいくパターンもあるかもしれないし)
でも、自意識をこじらせていてそういうのが苦手そうだし、そうでなくても(仮に意識していたとしても)「あまりがっついたら嫌だと思われるかもな」とか思ってたりしそう。

め、め、めんどくさい!!他人はお前のことをそんなに色々考えてないよ…! 童貞力が高すぎるよオキソ!!

 


わたしは「恋愛関係にある二人の精神的な繋がりこそが至高」みたいな考えの持ち主じゃない。
だから伴侶が最優先で友人は二の次、みたいなのがよくわからない。
どの状況で何を優先するかはケースバイケースだから。
だからこそ、「ローレンシウムにはクロムがいるのに、俺は…」みたいにオキソがもし考えていたとしたら、いやいや、むかしからローレンシウムはオキソのことを考えてるじゃん、と思うし、他者との精神的な繋がりを自分から拒絶してるのはオキソ自身じゃないか、と思う。心を開けよオキソ。

 


仮説②…肉体的な繋がりを他人と持てていないと感じローレンシウムと自分を比べて拗ねた
→自分もモテる努力をしろ。というかサマエルリーダーになってからはモテるだろうし、寂しかったら素人なりプロと遊ぶなりしてみても良いのでは?

 

オキソはひとりっ子ぽい。そして男系家族で女に変なファンタジーを抱いていそう(ヘテロ前提で話を進めるけど)。
漫画モテキの主人公みたいな自意識過剰のひとり相撲こじらせ童貞野郎なメンタリティだったら、風俗とかもいかなさそう。
「いや、おれはそういうのはいいよ」とかかっこつけて言いそう。めっちゃ興味あるけど興味ないですみたいなポーズをとりそう。めんどくさい。

 

取り急ぎお手軽に割り切った関係を持ったりっていうのもできなさそう。「ロマンチックじゃないから」みたいな理由で。心の底で「ありのままのおれを理解してくれる理想の女性が現れるはずだ」とか思ってそう。だからセシウムにもかっこつけて(?)接してるんだとしたら、本当に、心底めんどくさいなこの男は。

 

 

オキソのばか!なにが「ありのままのおれを理解してくれる理想の女性が現れるはず」だ!!!(※そう思ってる前提で勝手に話を進める)

 


そんな人いません〜〜〜〜!!!
「ありのまま」の自分を受け入れてくれる人なんていません!!幻想です。
自分だけ安全地帯にいて何も差し出さずにやさしく包み込んでくれるような存在…??
そういうのはママに頼みな!*1

 

ちゃんと相手を人間として扱おう。
他人は自分の人生という名のストーリーの都合がいい脇役じゃない。血の通ったひとりの人間で、その人それぞれが自分が主役の人生を生きてる。
成人してるんだから現実を見よう。アナ雪で「ありのままの〜」と歌ってるけど、あれは嫌われるリスクを背負った上で、ありのままの姿をさらけ出す自分を肯定しているからオッケーなのであって、自分だけ傷つかないようにポジション取りして相手には何かを求めるのはアウトだからな…?めっちゃくちゃ童貞マインド溢れてるからな?

 

 

仮説③…そもそも自分は誰にも理解されていないと思ってる
→それはお前が他人に対して心を開いておらず、上っ面の付き合いをしているからです。

 

オキソって完全に自己完結してない?
白馬の王子様を待つ女の子みたいに、部屋に閉じこもって誰かが扉を開けて連れ出してくれるのを待ってる。
自分から外に出ればいいのに、他者が自分が思うようなアクションを取ってくれるのを待ってるように感じるんだよね。

 


しかしオキソ…自分を魅力的に見せる術に長けており対人関係を卒なくこなせる技量があるなら、もっと前の段階でそれを発揮して、他人とぶつかって傷ついていればよかったのに。
大人になってからだと思い切りよく転ぶのって大変だもん。
臆病にならず、自分から壁を作らず、ちゃんと周りと向き合ったりぶつかったりすればよかったのに。

本当にちぐはぐでアンバランスなキャラクターだなと感じる。

 

 

 

 

 

 「救世主」に憧れる少年


監獄のシーン、トリアゾールが「13人の救世主の話を」みたいなことを言ってるとき、オキソは泣きそうな顔をしてた。


オキソははじめ孤独だった。
メサイアの開発によって、自分を孤独たらしめていた世界に「復讐をしようとしてた」。(毒性の有無がわかってたかどうかはちょっと置いといて)

 

世の中の有力者を仲間に引き入れる、これ自体が「復讐」とも言える。自分たちをばかにしてたような立場の人が、メサイアに目が眩んで仲間に入るなんて滑稽だから。


だけどそういうふうには見えない。
…オキソはもしかして、ヒーローに憧れていたのでは?
「皆に愛される正義の味方」「正義の集団」のようなものに輝きや憧れを感じていたんじゃないか。
カースト下位のコンプレックスをこじらせて、いけてるカースト上位組に憧れて、でも心の中は子どものままで、だからそれが「秘密結社サマエル」結成に結びついたんじゃないか。
*2


仲間外れだった男の子が、世界の中心人物を次々と仲間にして世界を救うなんて、
ノリが完全に少年だ。

 

 

オキソはきっと、自分を仲間外れにする他人が何を考えてるかわからなかったんだと思う。
だから考えさせた。
自分たちをばかにしてたような人たちの極みとも言えるカースト上位者、世界の要人が、非常事態に何を考えどう行動するか知りたかったんじゃないか。


その結果、皆真摯に問題に向き合い、自分自身の選択と責任について考えた。
そこで彼らもちゃんと「人間」だったんだとわかったのかもしれない。

だから泣きそうになってたんじゃないかな。

 


憧れていた救世主には、自分はなれない。
自分の元に集まった「正義のヒーローたち」に仲間だ友人だなんて言いながら、オキソはきっと誰のことも信じていない。
仲間のようなもの、友人のようなものを表面上なぞるだけで、自分は心の中に誰も入れないまま、身勝手に他人の心を暴こうとする。


ユグドラシル社のトップにローレンシウムを据えた理由を述べた
「自分のような捻じ曲がった人間がトップに立つと革命が起こりえないから」という台詞はきっと心からのものだ。


オキソは自分の幸福のためにサマエルを組織し利用した。


いつだってオキソは良くも悪くも自分の「理想」を追求していた。
相手のことを考えずに。
他人に目を向けずに、自分のことばっかり見てた。

そんな「捻じ曲がった人間」が救世主になんてなれるわけがない。

 

 

 

選択を肯定するのは自分じゃない

舞台サマエルに「選択」についてのメッセージが込められているなら、
わたしはいま真逆のことを言っている自信がある。

選択には責任が伴うこと、起こった出来事に対しどう向き合うのか、あなたはどう行動をするのかという問いが舞台サマエルには込められているんじゃないかと思う。


自分で自由に選択ができることが幸福であり、それは他者に批難されるべきではないということをオキソは言っていた。その「幸福の定量化(最大化?)という観点」から話すと、自らの選択も他者に批難されるべきものではないということになる。

 

…いやいやいや、ちょっと待てよ。
ちょっと待ってください。
それは自分に適用してはいけない。

 

 

 

 


 

脚本の一ノ瀬さんのこの文脈でいうと、それはめちゃくちゃ正しい。
でもオキソ。オキソは自分にそれを適用してはいけない。

 

 

 


とある作品の話をする。
キリスト教ユダヤ教、臨床心理学、ユングニーチェ社会心理学、科学用語、SFなど多くの要素を盛り込んだ名作の声が名高いとあるゲームがある。*3

 

そのなかに、主人公の恋人と世界中の人命を天秤にかけるというシーンがある。
仲間たちは前者を選んだ。


そこでわたしは「まじか!」と思った。


いや、わかる。
世界を救ったって、自分たちは英雄になれるわけじゃない。
多くの人たちは世界の危機と戦う自分たちのことなんてまったく知らず、
幸せに、あるいは不幸せに日常を過ごしてる。

どのみち世界の行く末は自分たちの手に委ねられている。
だったら自分たちは今までずっと一緒に戦ってきた彼ら二人を選ぶと仲間は言った。


名前も知らないたくさんの人と、
一緒に過ごして苦楽を共にしたひとりの人間のどっちを選ぶ?


「最後くらい自分のために戦ってもいいんじゃないか」
「私たちも彼女を助けたい」
恋人を助けたいというのは自分のエゴだ。それを優先することに主人公は逡巡していた。
だけど仲間たちは、彼の決断の後押しをした。

 

 

 


話をオキソに戻す。
この話を思い出して、やっぱりオキソむかつく!とわたしは思った。

 

「その決断は尊重されるべきだ」とオキソはベンゼン社長に言っていた。
他人に言うのはわかる。
でも、自分にもそれを適用しちゃいけない。
それをオキソに言っていいのはオキソ以外の人物だと思う。

某ゲームで言えばパーティメンバーという「主人公以外」が決断を尊重したし後押しをした。

 

だけど舞台サマエルだと話が違う。
だってオキソは徹頭徹尾自分のことしか考えてない。
自分の欲求と世界を天秤にかけ、その上で12人のメンバーに問いを投げかけた。
あなたはどう思いますか、これは善なのか悪なのか?
あなたはこれからどうするんですか?


そして自分では責任を取らず、他人に残務整理を任せて世界から退場をする。

 

 


オキソにとっての「孤独」と「救済」

オキソは最後につぶやく。
「 《メサイア》は僕を孤独から救ってくれた救世主だった」

 

オキソにとってローレンシウムってなんだったんだ、ふざけんなよ、コケにするのも大概にしろよ!?という憤りが湧いてくる。
だってその台詞は、彼にずっと寄り添っていたローレンシウムひとりより、たくさんの「世界の有力者」たちと話し合ったことの方がオキソには大きく、それが救済たり得たということだから。

 

 

 

 

そしてここが一番の問題なんだけど。


オキソ!お前のその身勝手で独りよがりな願望のせいで多くの人間が苦しんでいるんだぞ!!!???ふざけるなよ!?

人が死んどるんやぞ!!!きっとこれからも人が死ぬんやぞ!?
数百人単位じゃ済まない。数千人、悪くしたら万単位の人間がこれから死ぬ。死にはしなくても後遺症が残る可能性が高い。
すでに土壌汚染が広がってるから、その土地で作られた作物を食べるのはリスクが高すぎる(いくらアルキンが動いたとしても、汚染を除去する薬品が開発されなければきっと無理)
となると他国から食料を輸入しなきゃならない(だからコバルト、クロリドは戦争を終わらせようとしてたのかなー)
戦争で利益を得ていた人間も、一次産業で利益を得ていた人間も大打撃だよ。

 


なのに自分は孤独な悪魔だとかかわいそうぶってる。

 

いやいやいやいや、オキソの言ってることは正しい。わかる。

断片的に、一部分だけ取り出せばその通りだ。

 

 

だけど、もともとはお前が発端だからな!?
問題はメサイアの開発でもそれを広めたことでもなんでもない。

お前のコミュ障ここに極まれりって感じのこじらせ童貞クソ野郎自意識過剰なあまえんぼうマインド大爆発のせいで、世界中に被害を出してるんだからな!?

 

 

なーにが「ぼくは孤独な悪魔」だ。
勝手に自分を孤独だと思い込みやがって!!!
天使みたいな声で歌ってたって、絶対に許さない。
おまえはとんでもなく無責任で大馬鹿野郎だよ。
レバーを狙って横腹にパンチを入れたい。*4

 

 


自分一人の幸福のために世界を犠牲にした
とんでもない男だよオキソは。

 

愛されてることに気付けないのは臆病だからだし、
自分をさらけ出せないのは傲慢だからだよ。

 

 

 

 

身も蓋もない感想

この話が何を狙っているのかの本当のところはわからないし、
ガンマ監督っぽく言うと「どう感じるかを決めるのはお客さん」なので、これが正しい答えなのかはわからない。
(というか、世に出した作品ってもう製作者の手を離れているわけだから、その時点でコントロールができない。人の数だけ受け取り方=正解があるから正しいも間違ってるもないんだと思うんだけれど)


でも今のところ、良く言えば「孤独を抱える未熟でひとりよがりでロマンチストで臆病な天才に振り回された12人の、世界を巻き込んだ決断と選択を巡る物語」って感じだし、
身も蓋もない言い方をしたら、「厨二病と自意識過剰と童貞マインドをこじらせた天才のエゴの結果、国家も世界も危なくなってるけど、本人が超魅力的なのでなんかいい話っぽくなってるが俺は騙されないぞ!!!オキソ絶対に許さない!!!」という感想。


いやーーー、でもさーーーー、あんな堂々とした男前かつインテリマッチョ(でも思考は小学生そのまま)がいたらそりゃ許しちゃうよね…(チョロい)
ローレンシウムじゃないけど、「お前には不思議な魅力がある」とかね、思っちゃうよね…


悔しい。でも絶対に許さないからな!!!!

 


お前の涙なんかに騙されないから!!
オキソ!!!お前はただの童貞マインドこじらせ無責任クソ野郎だぞ!!!!*5 

*6

 

 


推しの説得力がすごくてオキソにブチ切れ

この話、オキソがspiさんじゃなかったら全然違うものになってただろうなと思う。
もちろん13人それぞれの個性がぶつかり合って熱量の高いお芝居をしている舞台だから、キャストが一人変わっただけで印象はガラッと変わるんだろうけど。


くっしゃくしゃの頭をした、見えないライトセーバーを振り回すぼんやりした子供っぽい冴えないナードと、ぱりっとした存在感と貫禄のある出で立ちの秘密組織のリーダーという振れ幅。
声や言葉や歌、視線に宿る説得力。


take me out2018で、藤田俊太郎さんはspiさんのことを「“聖と俗”“透明と濁り”が同居したような人」と言っていた。


両極の要素が多く同居しているんじゃないかという意味で、わたしもそう思う。

何が本当で何が嘘なのかよくわからない。
安定してるようにも見えるし不安定にゆらゆら揺れてるようにも見える。
落ち着いていて堂々とした大人にも見えるし、いたずら好きの少年のようにも見える。
スマートに物事を進められそうにも見えるのに、当たり前に皆が知ってるような知識がすっぽ抜けてそうな雰囲気もある。
たぶん本人の中では考えの筋道が通ってるんだけど、他人から見たら思考のルートの選び方がいまいち見えづらくていきなり考えが飛躍したような感じで謎(もしくは天然)っぽく見られがちだったりするのでは?という感じがする(が、ものすごく計算づくで色々やってるとわたしは思っている)。


まあこれはわたしがspiさんについて勝手に思ってることで、事実がどうかはまったくわからないんだけれども。

 


両極の要素を持ち合わせている故に感じる不思議な魅力がすごく活きていた役、それが舞台サマエルのオキソだったんじゃないかなーと思った。
役の説得力が尋常じゃない。
じゃなきゃこんなにもやもやしないし、キレたりしない。

 


次に観たらまた印象がかわるのかなー、それともオキソへの怒りが増すのかな。

なんにせよ、きっと違った演技が見られるって思ってるから、すごく楽しみ。

 


…しかし天才かもしれないけど、オキソは絶対に仕事できないし駄目男だよ…。

 

 

だって、ちょっと冷静になって考えてみて欲しい。
他人に責任の所在を問いながら、自分は孤独な悪魔だ〜って歌いながら退場って、厨二病こじらせきったただの無責任男でしかないからな?


あぶないあぶない、天使みたいな歌声に騙されるところだった。

 

 

 

 

何言ってるかわからなくなってきたけど、それもこれも、推しが魅力的にオキソを演じていて、かつハマり役なのが悪い。

また何回か観に行きます。
(でもなんだかんだでオキソにはたぶんまたキレると思う)

 

 

 

 

 

 

 

 

ツイート見返してたらずっとオキソに腹立ててた。

 

 

 

 

 

 

 

 

マシュマロをやっていますよ。

 

感想でもお題でも質問でも苦情でも何でも。

TwitterのDMも解放してます。

*1:罵り言葉として「ママ」を出したけど、真面目な話、母親にすらそれを求めたらアウトだと思う。お母さんはひとりの人間であって「お母さん」という生き物ではないので

*2:ところで秘密組織なのにみんなが知ってるってなんなんだ。フリーメイソンみたいなもの…?

*3:残念ながら確かリメイクはされてない。PSアーカイブスではプレイできたと思う

*4:鍛えてる人間相手でもレバー部分に打撃がヒットするとダメージを与えられるらしい

*5:童貞をdisに使ってるけど、自分の事しか考えられないそのマインドをdisっているのであって、童貞を馬鹿にしているんじゃないということは一応書いておく

*6:ちなみにわたしはめちゃくちゃモテキが読み返したくなりました モテキ(1) (イブニングコミックス)