晴れた日のねどこ

答えの出ないことばかり考えている

推しが何かをやらかした時、本人に伝えるか問題 〜病んでいるあなたに〜

 


どうですか。皆さんの推し、最近燃えたりしてます?
若手俳優界隈は毎日毎日炎上炎上。
そのエネルギーを発電にでも回せないのか。
火力発電とかできないのか。むりか。むりだな。


さて、タイトルの「推しが何かをやらかした時、本人に伝えるか問題」
これ、結構悩むところじゃないかなあと思います。
というかわたしは悩みます。悩んでました。そして最近答えが出ました。



「見ていて心配だな、気をつけたほうがいいんじゃないかな…ということは伝える」

 



もう少し具体的に言うとこんな感じ。
「推しの行動が、事実としてのネガティブな要因になる部分を伝える」
「ネガティブな感情は伝えない」(それはわたしの感情であり、推しにはあまり関係がない)

もともとこれはこちらの推しへの手紙に対する質問エントリに書いていたのですが、長くなったので当記事にまとめました。
さて、どう伝えるかの詳細を書いていきましょう。

 

ちなみに、例によってこれが唯一絶対の正解だと思っているわけでは全くないので、「それはどうかと思う」「矛盾してない?」「ここの意味がわからない」などありましたら、TwitterのDMやリプをお気軽に送ってください。関係ない質問をお題箱的に突っ込んでくれても良いです。自分のタイミングになりますが順次答えていきます。
 
 
 

■どうやって推しにつたえているか

わたしが伝える手段は手紙です。
読む読まないの自由が選択できること、好きな時に読めること、読み返しが容易なこと
などが理由です。

書く内容は下記のようなものです。

A. 推しの言動のどの部分がまずいと感じたか
A. どういう要因でその状況が発生したかという問題整理

A.C. 推しがどうしてその行動をしたかの考察(フォロー)
B. 推しの行動によって発生が予想されるリスク(推し本人、共演者、座組全体、興行主、ファンに対して)
B. では、推しはどう行動したら良かったのかという仮説
C. 推し本人がカバーできない部分、例えば他者がフォローしないといけないのでは?と自分が感じた部分(問題の内容にもよりますが、例えば興行主などがカバーすべき部分がある場合もある)
C. 推しを責めているのではなく、件の行動によって役者生命を縮めるリスクがあるから、心配して書いているという旨
C. 推しのことは変わらずに応援していること
C. 不快に感じたら申し訳ないという謝罪



Aは過去について、Bは未来についてCはフォローです。
まわそうPDCAサイクル

 

 

■ネガティブな感情を伝えない理由

→必要ないとわたしは思うから

 

A〜Cで、わたしは「自分がネガティブな感情を抱いた」とは一切言っていません。
なぜか。

仕事してる時に、感情的に「がっかりした!」と相手に伝える人ってたまにいますけど、それって疑問なんですよ、個人的には。

  1. この人は自分の感情を相手にぶつけて満足したいのか?(=相手が傷つくかもしれないリスクを無視している?)
  2. それとも感情で相手をコントロールするのが目的か?(=中長期的な信頼関係を築くには向かない、短絡的なワンマン思想)
  3. 論理より感情の方がパンチがあるので、感情を伝えることで、解決策を伝えても相手に入っていかない、拒否感を抱かれる可能性がある
  4. どうでもいい相手からぶつけられる感情って「しらんがな」と切り捨てることも可能


こんな理由からわたしは伝えないです。
あくまでも、ゴールは問題解決・再発防止です。
それなら自分の感情を廃して、推しのメリットデメリットに終始して語る方がいいかな、とわたしは思います。

 

もちろんこれはわたしの意見なので、これが唯一絶対の正解だと思っているわけでもないというのは明記しておきます。
たとえば、ゴールが「傷ついたファンもいるということを伝えたい、そういうアプローチで推しに問題について考えて欲しい」という方もいると思います。

そして推しとの関係性によっては、それが有効な一手になる場合もあるはずです。

 

 

■フォローの理由

ネガティブなことって拒否感が出がちですよね。たとえ頭でわかったとしても、感情では反射的に拒否してしまいがち。


自分の話で恐縮ですが、わたしはTwitterのDMを開放しています。「ご意見や質問があればお気軽に」と言っていますが、見知らぬ人からのDMがあると、やっぱり一瞬身構えるしドキドキするし、ウッ…ってなるんですよ、はじめは。

だからわたしは必ずフォローを入れます。めちゃくちゃ入れます。他の部分を褒めそやします。次の舞台もいく、何枚はチケット確保してるなどを書いたり、そういうところ(失態)はあるけど、あなたのこの部分は変わらず素晴らしいと思うし好きだ、など。

傷ってなかなか消えないので、何度もなんども「嫌いなわけじゃない」と伝えるのが大事なんじゃないかと思います。


あ、でも「好きだからやってるんだ」って言い始めると、それはDV野郎のマインドなので気をつけてください。わたしも気をつけます。


「好きだから」を免罪符にしてはいけない。

「好きだから」何をやってもいいわけではない。

 

 

■「推しが傷つくかもしれない」について

→「あなたそれで飯食ってるプロですよね?」

 

わたしが手紙を書く自由があるのと同様、手紙を読まない自由も当然推しにはあります。
だから封筒を見て即ゴミ箱に突っ込めるように、差出人が一目でわかるようなしかけを封筒にしています。(ちょこっとだけこちらに書きました。…あんま書いてないか)


そして、わたしは「事実」「考察」「推測」に終始して話をしています。
相手を傷つけようという「感情」「敵意」はありません。

もしわたしの指摘で推しが傷ついたとしたら、それは推し本人の問題だと思います。
もちろん、言葉のチョイスや伝え方の問題で「攻撃された!」と感じることはあるかもしれません。(が、それを伝えてもらえる術はない…!)なので、細心の注意を払っています。


そしてわたしの目指すゴールは「問題解決・再発防止」、そして「推しの俳優生命を縮めないこと」です。(たとえばトラブルを起こしがちだから起用を見送られる、干されるなど)


提示された「問題解決」に対し不満を抱いたり、感情的に否定したりするのはプロとして三流だとわたしは思います。わたしはミスから学ばない人間は好きではありません。
なので、言い方以外の部分……事実の指摘について「傷ついた」と推しが感じたとしても「そうなんですね」としか思いません。(あと、再度になるけどそれを伝えてもらえる術はない…!)

 

 

■「推しから嫌われるかもしれない」について

→「どうでもいいです」

 

「これを書くことで(推しが)不快にならないかな…」という心配はありますが、
「これを書くことで(自分が)嫌われないかな…」という不安はないです。

1. 推しに嫌われること
2. 推しの役者生命が縮むかもしれないこと
を考えたら、前者ってめちゃくちゃどうでもよくない?と思います。
推しの役者生命 > 推しに好かれたいという欲求です。

いや、できれば「いつも来てくれる良きファン…!」とかね、思われたい気持ちもあるにはありますが。そしたらたくさんファンサもらえるかもしれないし〜。
でも別にファンサ目当てで行ってるわけでも、推しに好かれるために現場に行ってるわけでもないのでいいです。

推しに嫌われようが、推しの演技は観に行けるからなー。

 

 

■なんでわざわざ伝えるのか 1

→推しの目標のため、そして自分の欲のため

 

わたしの推しは板の上に立ち続けると宣言をしています。(素敵ですね)
だから、本人の失態や失言が巡り巡って役者生命の短縮につながること、ファンの減少につながることは推しにとってマイナスだな、とわたしは思います。

そして推しがそれで干されたりしたらわたしが推しを見られなくて困る。(推しを見たい欲を満たすことができない)
なので書きます。


あと、一人で悶々と考えても何にもならなくない!?と思うんですよ。
Twitterに書く、同担に愚痴ることで事態が解決すればいいんですが、わたしは解決するとは思わない。
推し本人や関係者がエゴサ・パブサを「するかもしれない
そうしたら「注意して改善してくれるかもしれない


…それって、他者に問題解決を期待しているし、誰かがどうにかしてくれるという幻想を持っているのでは? とわたしは思います。
そして本人や関係者の目にとまったとしても、伝わるのは断片的な情報のみ。
だったら事実は事実として処理して、本人に直接伝えればよくない?と思います。

せっかく直接伝えられるツールがあるんだから。

ま、本当に読んでくれているかは絶対にわからないし、場合によっては事務所チェックが入って手元に届いてないかもしれませんけどね。

 

 

■なんでわざわざ伝えるのか 2

→家族や恋人や仕事相手でもコミュニケーション不足でのすれ違いがあるんだから、俳優とファンなんてあって当然だろ!?

 

人間関係って、多くの場合は「なんでわかってくれないの!?」「これくらいわかってよ!」みたいなコミュニケーション不足から起きてません?
そして「これ前も言ったよね?」「なんでそんなこともわかんないの?」みたいな相手に対する期待が裏切られたことに対する怒りからトラブルが起きてません?

つまり、コミュニケーションをもっと取り、相手に期待せず、根気強く伝えればストレスは減るような気がするんですよ。もっとも、俳優とファンだと双方向のコミュニケーションとは言いづらいためなかなか難しいとは思いますが…


余談ですが、「若手俳優追い、なんで病んでしまうん?なんで狂っていってしまうん?」と前々から疑問でした。で、自分の中の仮説が立ったので近々記事にまとめようと思います。

 

 

 

■まとめ

再度になりますが、若手俳優追いってメンタル乱れすぎではないか!?病みすぎではないか!?と常々思っています。ブロググループを見てても、同担他担見ても。

なので、「なんで推しは…!」ってイライラしたり、「こんなこと言って平気かな…」とモヤモヤせず、言っちゃえば良くない?と思ったこともあり、今回の記事を書きました。
もし病んでる人がいたら、参考になればいいなーと思います。なるかわかんないけど。


が、推しとの関係性や相性?もあると思うし、絶対伝えよう!伝えるのが正義!という話でもないし、配慮しているからといってこれが推しに迷惑がられていないという確証はないです。(そこは永遠にわからない)

なので、なにかありましたら、TwitterのDMやリプをお気軽に送ってください

 
 
 
最後にひとつ、実例を挙げます。
わたしは推しにあることを手紙で指摘したことがあります。
その後、うっかりミス以外でそれを推しがやったことは、今のところ確かなかったと思います。
当然偶然かもしれません。が、そんなことはどうでもいい。
 
「推しの危なっかしい行動がひとつ減った」
「ひとりで悶々とせずに伝えてすっきりした」
それで十分です。

 

 

 

今日言いたいことはそんな感じです。
楽しい推し事ライフを送りたいですね。
 
 
 
 
 
 
 

あ、最後に追記。今度こそ本当に最後です。

■「お前一体どこ目線なんだよ?」

→多分わたしが一番それを感じてます。まじで。

 

たまに、「わたし何やってるんだろな…仕事…?」と我にかえります。

まじでなにやってんだろな。うん…でも推しのこと好きだし見れなくなるの嫌だからな…惚れた弱みってやつかな…(???)

 

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 前記事で妙にスターをいただいたので調子に乗って載せます。わたしのファンレターにはこんなのがうろちょろしてます。邪魔。

 

 

 

話すチカラをつくる本 (知的生きかた文庫)

山田ズーニーさんのこちらの本は、自分と他人の距離を考えつつ、「どう伝えるか」を考えるのにとても良い本です。 

 

考えるシート (講談社+α文庫)

こっちもズーニーさんの本。

こちらはより実践的に、自分の考えを書き出して整理ができる本。メモスペースをコピーして頭の中を整理し、文章を組み立てる時に使うのがおすすめです。