晴れた日のねどこ

答えの出ないことばかり考えている

出待ちは山賊 〜出待ちのメリットが見つからない〜

出待ちは山賊、追い剥ぎ。やるメリットがなくない?嫌われることはあっても好かれることはないのでは?





以前、出待ちが嫌いな理由、なぜ自分はやらないのかを書きました。

最近新たに書きたいことが出てきたので追加で書きます。

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2019.07.04関連記事紹介とマシュマロ返信記事書きました

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出待ち禁止の舞台終演後、本人に渡すと言いつつトイレ列で何枚かの色紙に一筆求める人がいたと聞いたのがきっかけです。(自分の目で見たわけではないので真偽は不明。出待ちで渡すかプレボに入れるかも不明。が、終演後だし迷惑なのは変わりません。)今回のエントリは、出待ち後に色紙手渡しを計画しているのだったら、という前提で書きます。



 


先に結論を書きます。

禁止されてる舞台での出待ちはやめておこう!!
アピールのつもりかもしれないがデメリットしかない。

もし今回のようなケースを見かけたら、スタッフに一報入れるのがいいかもね、です。(理由は後述)


以下詳細。

 





 

出待ちは悪なのか?


一概に悪だとは言えないと思います。出待ちを容認している劇場もあるからです。が、推奨ではありません。「入り待ち出待ちをする方は終演後〇〇時にどうぞこちらへ!」なんて案内はオフィシャルサイトなどではしてない。(もししてたら興味があるので教えてください)

出待ち入り待ちについては、俳優個人や事務所が語っていることもあります。一例。


三浦宏規

重大なお知らせ事項 - 三浦宏規 オフィシャルサイトHiroki Miura


鈴木拡樹

出待ち、入り待ち行為について | 鈴木拡樹オフィシャルブログ「拡言 -KAKUGEN-」Powered by Ameba


公式が禁止を出していたり
【お願い】公演期間中の「入り待ち」「出待ち」につきまして | テニミュニュース | ミュージカル『テニスの王子様』公式サイト

 

 

 

 

 

 

出待ちのメリットを考える

 

メリットってある…?と思いつつ、無理やりひねり出します。


メリット--------------------------------------

  1. 私服を着た推しが見られる
  2. 直接話せる、感想を伝えられる
  3. 手紙、プレゼントを直接、確実に渡せる
  4. 飾ってない姿が見られる(?)
  5. 顔を覚えてもらえる(?)
  6. あなたのファンがいるとアピールできる(?)

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こ、こんな感じでしょうか…
でもこれ、全部意味なくない?と思います。ひとつずつ検証します。



1私服を着た推しが見られる
SNSやブログで見られます。してなくても各媒体の稽古場レポに上がってたり、パンフに稽古中の写真が載ってたりするよね。

 


2.直接話せる、感想を伝えられる
接触イベントで事足りるんじゃないだろうか…。(ない場合は知らないけど)
それに、出待ちが成功したとして長時間話せるかというと謎。舞い上がらずに話せるかも手紙の方が感想を伝えるのに適していそう。

 


3.手紙、プレゼントを直接、確実に渡せる
手紙やプレが確実に手元に届いてるかわからない、リアルタイムに渡したい!って気持ちがそうさせるのかもしれない。
が、ちょっと待ってほしい。直接渡す=読んでくれる、使ってくれる ではない。受け取ったけど永遠に開封されない可能性もあり得る。

渡した時のリアクションが見られるメリットはあるかもしれない。が、それって「うれしそうにしている演技」の可能性もあるのでは…(人から何かもらった時、仮に嫌でもうれしそうな顔をしません?多くの場合…)

そして相手が急いでいたら出待ちで接触できるかどうかは微妙。つまり確実に渡せるわけではない。

 




4.飾ってない姿が見られる(?)
疲れてるだろうし、自分を飾る暇なんてないのではないか。
そして出待ちオタクに何らかのリアクションを取っている時、出待ちがいる時は「素」は見せないと思います。

 

わたしたちが推しているのは演技のプロです。 印象を操作するなんて朝飯前のはずです。

俳優の出待ち入り待ちがなぜヤバイのか本気出して考えてみた - 晴れた日のねどこ

 





5.顔を覚えてもらえる(?)
出待ちしなくても、現場に通ってたら認知されると思います。いろんなオタクの話を聞くと、いつの間にか認知されていた…という人が割といる。接触イベントには行ってないのに認知されてる人もいる。

にも関わらず、出待ちをする心理とは。


…もしかして、現場に何度も通いたくないけど認知はされたいってこと…? な、何のために…? 特別な対応をされたいとか? え、顔を覚える = 特別対応される って訳でもないと思し、現場に頻繁に来るオタクと来てる形跡がない出待ちのみのオタクなら、前者の方がファンサされる率は高いのでは…? (これについては「推しとオタクの関係は店員と客のそれに似ているのか?」みたいなエントリで書きます)


仮に、現場にあまり入らない状態で出待ちで認知をされたとして、何を話すんだろう…顔がかっこいいですね!とか?




6.あなたのファンがいると直接アピールできる(?)
手紙で良くないでしょうか。認知があって舞台上からも見えやすい席に入っていれば(客席を見る役者さん相手なら)行くだけでアピールになる気もする。
認知がなくても、はしっこの見切れ席でも、毎回手紙をプレボに入れていたらアピールはできそうだし…(どのタイミングで手元に届くかはわからないけど)。


これ、「出待ちで触れ合う=ファンがいると直接アピールできる!役者はうれしいはず!」って思っているとしたら、謎の理論だと思います。自分が役者を見たいって気持ちをすり替えているのでは?大丈夫か?
役者側がファンからの声を聞きたい、うれしいと言うのはわかる。が、ファンがそれを言うのは「お客様は神様だろ!」というような傲慢さがある。
あなたは消費者でしかない。よって、役者の声を代弁し振りかざすのはおかしいのではないか。





 

出待ちのデメリットを考える


以前書いたこちらのエントリを一言で述べると
「推しに時間外労働をさせる厚かましさがやばい」です。

でも、多分いくら言ってもぴんとこない人はいるじゃないですか。だから別の視点でいかにメリットがないか考えたいと思います。


  1. 常に出待ち対応してもらえるかはわからない
  2. 出待ちが塩対応だったら? 病まない?
  3. マネージャーなどに顔を覚えられると不利になる可能性がある




1.常に良対応がもらえるとは限らない
出待ちへの対応って状況によってはできないこともあるだろうし、劇場側から辞めるように言われることもおそらくある。

一例として、神田沙也加さんの例を挙げます。2017年の舞台キューティ・ブロンド。毎公演出待ちに丁寧に対応にされていたとのこと。

が、村田充さんとの結婚発表後、千秋楽では出待ち対応なし。

神田沙也加、神対応どこへ…出待ちファンへ姿見せず - 芸能 : 日刊スポーツ


その時のツイートです。

 

 

 




※ちなみに2019年のキューティ・ブロンドでは公式から出待ち対応禁止が出されています。

★Staffよりお知らせ★ | 神田沙也加オフィシャルブログ Powered by Ameba

*1



せっかく長い時間出待ちしたのになんだよー!って気持ちになったり、前はしてくれた、あの人にはしてたのになんで??と思ったり…って思う可能性、ありません?
「わたしはそんなこと思わないです!!」って人もいるかもしれません。

フフフ、そう来るのはわかっていたぞ…? じゃあこれならどうかな…?(?)

 




2.出待ちが塩対応だったら?
当たり前なんですが、役者も人です。気分や体調、その後のスケジュールの有無もある。余裕があれば感じよく対応してもらえる、かもしれません。が、先述の理由で余裕がなかったり、出待ちに気づいてもらえなかったら?
ある時は出待ちに感じよく対応してもらえたけど、この時はめちゃくちゃ塩対応!ってことがあったら?


「あれっ…何か気に障ることしちゃったかな…」
って思いません? 気にならない? 我が身を振り返らない?今日○○君いそがしいのかなー、残念!ってサクッと割り切れます?


好きな人に冷たく接されるって結構しんどいと思います。失敗した時の己のダメージを考えるとリスクが高くないですか?
それを考えたら、出待ちするの辞めよう〜ってなると思うんですけど、出待ちする人はそういうことを考えないのだろうか。え、まじで!? 目先の欲望優先、そして成功することしか考えてないの!?

まあ全てを都合よく捉える人もいるしな…。そして相手のコンディションの悪さに気付かない人もいるだろうしな…。

 

ちなみに役者側の出待ちの意見の一部を貼っておきます。

 

勝手にムービーなどを撮られるのが嫌という意見

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201801150000318.html

 

私が出待ちで思うこと 飯野めぐみオフィシャルブログ




3.関係者に顔を覚えられると不利になる可能性がある
オタクのチェックを細かくしている事務所などもあるそうで。そうすると、このオタクは厄介だ、何かイベントがあっても弾こう…ってなる可能性も高いですよね。(というかそういう事例も実際にあるとか)

ましてや今回は出待ち禁止の舞台だし、ここで下手を打つと後々のオタクライフに悪影響がありそうな気がします。(まあ多分、今回の場合は気概にあふれたオタクではなく、DDゆるオタの可能性が高いから、面や身元が割れても関係ないんだろうなって気はする)




考えれば考えるほど出待ちのメリットがわからない…。役者の厚意につけこんだブラック企業真っ青のサービス残業強要にしか思えないのはもちろん、自分のメンタル的、今後のオタクライフ的にもハイリスクすぎじゃないですか?

そしてですよ、出待ち後に茶をしばくならともかく、出待ちで会話できることって限られてない?? 接触イベント感覚なのか?(それなら理解はできる)

 


ハ!?もしかしたら出待ちからワンチャンあるかもとか思ってたりするのか!!?!!??


ねえよ…!!!!!!!!





 

俳優が出待ちを歓迎している。だからする、の危うさ


神田沙也加さんは過去、出待ちをOKしていました。また、俳優でも可能な範囲で対応をすると公言している方もいらっしゃいます。


オフィシャルサイトでこういう書き方をするのはめずらしいんじゃないかなーと思います。本人の人柄とファンの民度なんだろうなあ。伊礼さんのイベントは2回ほど参加したことがありますが、どちらも落ち着いた方ばかりだったのが印象的でした。



役者が禁止してないんだからいいじゃん!どんどん出待ちしちゃおう!って考えの人もいると思うんですよ。だけどふと思うんですよ。

 


本当にそれ、OKなのか?という。


 

 


人間にはジョハリの窓というものがあります。

出待ちは山賊、追い剥ぎ 出待ちは嫌われるのではないか_ジョハリの窓





出待ちがうれしいしOKです!と言っていても、本人が自覚しないうちに負荷がかかり、消耗していることもあるのでは? ジョハリの窓で言うところの「盲点の窓」「未知の窓」みたいに、本人が自覚できていない部分はあるのでは…?

 


サービス精神旺盛で求められたら答えてしまう、相手が喜ぶなら、とついつい対応してしまう。そうやって仕事を続けていたら、オーバーワークが祟って調子がおかしい。なんでだろう…と思ってたらうつ病でした!とか一般社会(一般社会とは?)でよくあるじゃないですか。知らぬは己ばかりなり。
こういうの、「盲点の窓」の構造に近いよな…と思います(ちょっと違うけど)

 

知り得た情報は、基本的に本人の口から聞いた事でもない限り、すべて二次情報だ。エディターやライターが構成をまかされたインタビュー記事ならば、当人ではなく誰かの意図が入った形でまとまっている可能性もある。校正ひとつとっても言葉の置き換えが発生したならそれだけで伝わる印象が違う。ワンクッション置かれた情報は得てしてそのような傾向にあるとおもう(絶対そうではないし、ナマの情報を起こしただけの記事もあると思う) 例え本人の口から出た話でも120%信用していいものかと疑ってかかる姿勢も必要で、情報の吟味はオタ活をする上で生命線だ。

知らないほうがいい、知り過ぎないほうが楽しい - 『言いたいだけで中身はない』

 

こちらのブログにも書かれていますが、「たとえ本人の口から出た話でも120%信用していいものかと疑ってかかる」視点はこういう場合も必要なのではないか。

 

 

 

 

 

  1. 自分自身について正しく把握ができている
  2. 予想外のことが起きたとしても適切に対応し場を収めることができる(出待ちなら厄介の対応、仕事ならトラブルに動じずサクッと対応できるかどうか)
  3. 深く思い悩まない性質である
  4. 自他の境界がしっかりしており駄目な時は駄目だとはっきり発言できる
  5. ファンの民度が高く、本人や周囲に迷惑をかけないよう気をつけることができる
  6. 身近な人物が役者の様子をしっかり見ており調子を崩していたらケア・指摘できる


…みたいな本人の資質、周りの環境があれば、過度に心配する必要はないと思うんですよ。でも、これが全部揃ってる俳優って果たしてどれくらいいるんだろうか。

できないし負担が大きいから、出待ち歓迎!!と大っぴらに宣言しないと思うんですよね。特に2と5。他人の行動はコントロールはできないし、大々的に宣言することで、ファン以外の人が何かしらの意図を持って紛れ込む確率も出てくる。


というわけで、出待ちOK!と言う人がいたとしても、わたしはやっぱりうーーん…?と思います。それ、全部クリアできてる?本当に負担にならないの?という意味で。

 

 

ちなみに伊礼さんに関しては、ガチで全部クリアしているのでは…?くらいの揺るぎない安定感を(勝手に)感じてます。なんだろう…なんか、圧倒的な「「「強さ」」」を感じる…。いや、そんなに深く知っているわけではないのですが…

 

 

 

仮に、現場にあまり入らない状態で出待ちで認知をされたとして、何を話すんだろう…顔がかっこいいですね!とか?

 

前述のこれじゃないけど、定期的に追ってる(=自分の中で情報量が多い)俳優じゃなければ「すごくかっこよくて〜」「面白くて〜」とか薄っぺらい感想しか言えなくないですか?
 
それ、出待ちしてまで言う意味あるのかな…*2





 


まあ、本人が歓迎してるなら出待ち対応でコンディションを落としても自己責任だろって見方もある。それは正しい。断らなかった本人が悪い。それはその通り。
が、やはり役者の本分は板の上でのパフォーマンスなので、それ以外にリソースを割いて欲しくないと個人的には思います。空気読まずに延々と話し続ける人やつきまとう人もいるだろうし…
 
 
 
 
あと接触イベントをやってる場合。
お金を払って対応してる人がいるのに、出待ちで同じようなこと、あるいはそれより手厚いことをしたらだめでは…?と思う。
 

 

残念ながらこの続きが見つけられなかった。が、ここの部分だけ切り取って話すと、もっともでは、と思う。
 
接触イベントをやるプロが「出待ち歓迎!」って言うのはちょっと違わない?と思います。自ら無銭労働している部分と、お金を出して接触イベントに行く人と無銭で出待ちにサービスしている差に思い至らないという点で。
 

 

 

 

 

結局自分のことしか考えてなくない?

 


 

はじめに結論を述べます。 わたしは俳優の出待ち入り待ち反対派です。 理由は、「板の上以外でもわたしを気持ちよくさせてください!」とサービスを要求する、「好き」を免罪符にしたブラック企業真っ青の労働力搾取だと思っているからです。

俳優の出待ち入り待ちがなぜヤバイのか本気出して考えてみた - 晴れた日のねどこ

 


ここにも書きましたが、わたしが出待ちをしないのは「ルール・マナー違反だから」「推しに嫌われちゃうかも」という理由じゃありません。本当に、ただただ自分が労働力搾取をされるのが大嫌いなので、他人(推し)にもそれを課したくない。仮に推しが許容していたとしても、自分が大嫌いな行為を推しに課している自分が嫌だからです。


だから「構ってもらえるならわたしもやればよかった!」と悔しがる人は、本気で意味がわかりません。

え、それ結局自分のことしか考えてないじゃん。
推しが疲れて早く帰りたい可能性、出待ちによって集中力を欠く恐れ、対応が内心でストレスになってる可能性をガン無視して、自分の欲求を優先してるじゃん。




 


出待ち自体禁止でも良くない?


話を戻します。
公式が出待ちOKにすると「俳優の負担になるから辞めよう」って気遣いができる人は控えて「推しくんに会いたい!!」って遠慮せずガンガン行く人がある種優遇されますよね。

そして公式OKがあると、禁止されているから我慢をしてた人も出待ちに参加する率が上がるんじゃないか。「出待ちで構ってもらえるなら我慢せずに行けばよかった」って人も当然出るだろうなあと思います。

で、出待ちOKで起きるトラブルを素人ながら考えたんですよ。

 



ファン同士のトラブル

  • 役者を独り占めして話さないオタクや集団が現れる
  • それを良く思わないオタクが現れる
  • 出待ちをしたくてもできない在宅オタクがキレる

→オタク同士のバトル勃発

 


話を盛るオタク登場

  • 対応が神/塩と、上に盛ったり下に盛ったりするオタクが現れ、それを真に受けるオタクが出てくる
  • 自分は特別扱いされてる!と勘違いをするオタクが現れる


関係者等への影響

  • 周辺施設への迷惑
  • ほかの役者への迷惑(仕事終わりですっぴんとかだと見られたくない人もいると思われる)
  • 劇場関係者への負担(出待ちの影響で早く帰れないことはあるのでは)

→役者自身の評判が落ちる可能性?


うーん、やっぱりファンの民度がよほど良くないと出待ち許容ってデメリットしかなくない?どうなんだろうか。登壇者がオフレコでって言ってる有料イベントですら、内容をネットに書く人っているじゃないですか。無料の出待ちだと民度はどうなるんだろう…闇。

 
 
 
禁止されているのに出待ちをするのはもちろん駄目です。
が、例えば禁止されてるのに対応する役者、グレーゾーンなのに過剰にサービス対応する役者がいたら、それも問題があると思います。そこは毅然と対応しろよ…と思う。
でないと

「本当は禁止されてるのに推し君は対応してくれた〜♡ 私って推し君のオキニ♡」
と勘違い激ヤバオタクが爆誕する可能性がある。

禁止されてるのに出待ちする時点で激ヤバ以外の何物でもないですけども。
 
 
 
 
 




余談と蛇足・1

今回書こうと思ったきっかけの色紙について触れます。
該当の演目・会場は、終演後は一度会場の外に出て逆走しないとプレボにたどり着けません。また、終演後会場近辺にいるとスタッフが人を散らしにきます。

つまり、出待ちであれプレボ投函であれ、どちらにせよ終演後のトイレ列で無差別に色紙を書いてもらうのは劇場的に迷惑だと考えられます。(これが開演前ならまあわかる)

なので、おや? と思ったらスタッフにそれとなく伝えるのが良いかもなーと思いました。「トイレで『役者さんに渡す!』っていろんな人に色紙を書いてもらってる人がいましたよ(^^)」みたいな。
終演後、会場内に人が残っているのをスタッフが把握できて親切! オタク側も会場の外に出なくてもスタッフが色紙を回収→役者に渡してもらえるから手間が軽減!!win-win!!

もし出待ちで渡そうとしてるなら、スタッフのマークも入るかもしれないし。



 

 余談と蛇足・2

この色紙企画、メリットが企画者にしかないのではなかろうか。頼まれて書く側、受け取る役者のメリットが極めて薄い気がする。

企画者のメリット
  • オタクをまとめる人望と手腕があるアタシ★アピール
  • プレボに入れるにせよ出待ちで渡すにせよ、自分をアピールする材料になる


参加者のデメリット
  • 個人情報を書けない、状況的に長文メッセージは難しいので、半端なことしか書けない
  • 本当に伝えたいことなら手紙で伝えているはずなので、書く意味があまりない(全然知らん人からの依頼だし仲良しアピールにもならない)
  • 一部のオタクの承認欲求を満たす道具に使われる可能性がある
  • 企画者がマナー違反者としてマークされた場合、関係者としてとばっちりを食う可能性がある



受け取る役者のデメリット
  • 地方千秋楽なので、でかいし荷物になる(色紙とはいえ)
  • 出待ちの場合、疲れが溜まっているのに対応をしないといけない


こんな感じだろうか…
捻くれオタクなので穿った見方をしているだけで、もちろんまっすぐな気持ちで企画をし、皆が気持ちよく終了できる可能性も十分あります(終演後に書いている時点で劇場側としてはうれしくないと思うけど)



 
 

余談と蛇足・3

色紙にメッセージを書いて送りたいなら、せめて事前に募ったほうが良いよねーと思います。この手の企画(一部のオタクが広く声かけをして何かをやる)は主催者が美味しいとこ取り→自分をアピールするために使われることが多い気がする。(色んなオタクがトラブってるよね!)

「会場全員からです★」とイベント中にオタクが推しにサプライズを仕掛ける→その際、一部のオタクだけが推しを独占して話すとか(しかも会場全員どころかサプライズを知らない人もいる)

〇〇と一緒に推しにメッセージを送ります!と参加者には伝えるが、実は全員分を送らず手柄を一部のメンツで総取りしてる、とか。


もちろんそうじゃない企画もたくさんあると思います。
が、トラブルが起きやすいのも事実ではなかろうか…(個人の意見です)



 


みんなの想いが詰まった色紙を受け取ったらすごくうれしいはず!
直接手渡しで想いを伝えたら、きっともっと喜んでくれるよね!!!

みたいな理屈、まじで意味不明だなと思います。
いや、出待ち禁止だし。
(出待ちなのかは謎だけど)
 

大変残念ながらこういう方々は
「そんなことないですよ(^^) ただ役者さんに喜んでもらいからやってるだけです! そんな風に言うのひどいです、傷つきました!!」
とか自分たちの迷惑を棚上げしてキレそうですけども…。
初めは純粋にそういう気持ちだったとしても、推しを前にするとオタクは平常心を失いがちな生き物…





出待ちで推しに会うなら、せめて推しに五万くらい金券を渡せばどうだろうか。自分が会いたいって気持ちを優先して疲れた俳優から労働力を搾取しているわけだし…。
出待ちって、まるで山賊です。

いや、厳密に言うと山賊よりタチが悪い。相手も喜んでる!って100%思い込んでる可能性があるから。せめてダリオ・ブランドーのような意識があれば…(ない)

出待ちは山賊、追い剥ぎ 出待ちは嫌われるのではないか

ダリオ・ブランドー
ジョジョの奇妙な冒険 1~7巻(第1・2部)セット (集英社文庫(コミック版))
 

ジョジョの奇妙な冒険 第1部 ファントムブラッド Blu-ray BOX<初回仕様版>

 



 
 




まとめ


禁止されてる舞台での出待ちはやめよう!
自分のオタクライフを縮める可能性があるぞ!

出待ちで推しに嫌がられた時のダメージは多分でかいぞ!

出待ちは山賊だ!





 
 
なお、再度になりますがこれは出待ちが禁止されている舞台で出待ちでプレを渡そうとしていたのでは…?というケースを元に書いています。バンドとか小劇場はまた別だったり、ケースによってもまた違うと思います。
 
が、なんにせよ出待ちに対するネガティブな気持ちは変わらないかなあ…。
何度も言うけど、労働力搾取が嫌いだから…

 


 






▼参考▼
出待ちをしたけど申し訳なく思ったという方


出待ちについて思うこと、なぜやらないのかというブログ


 

 

 

 

 

 今日はこんな感じで。まためちゃくちゃ長いね、ここまで読んだ人いる???

 

それでは良い推し事ライフを!

 

 

 

 

 

 

 

 

▼激熱!双眼鏡ダイマ記事とかよく読まれてる記事とか▼ 

5/23、劇場4つ追加しました。この記事がきっかけで買ってくれた方がいてうれしい。

 

手紙を書くときのTipsかな。内容以外で気をつけることについて。

 

 小説版感想。舞台はまた違ってました。じっくり感想書きたい。 

 

 

  

 

 

 

▼推し方に悩んでるならこちら▼ 

 

 

  

 

 

 

 

これから書きたい記事・最近書いた記事

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同時進行で何エントリか書いてる最中です。

(★ありがとうございまます。★が引用スターで、☆がマシュマロで現状いただいてるリクエストです) 

 (メサイアのオタク〜! 今ニコ生で放送してるね!おさらいしたら書けそうな気がしてきた!!!)

 

 


 

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*1:別の舞台では神田さん本人から出待ちについての言及もあったり。2014年はオフィシャルブログでスタッフから出待ちOKの発言がありました。出待ちご本人や事務所の対応も変わっていったのかと思われます

*2:関係者はパブサしてると思うので、ツイッターで呟いた方が8倍くらいきちんとした感想を伝えられる気もする。直近では松澤くれはさんには小説版りさ子感想ブログを見つけていただきました。パブサ魔だ…!