晴れた日のねどこ

答えの出ないことばかり考えている

【ドラフト】イベント感想とレポなどの是非・功罪

イベント感想とレポはどこまでOK?

 


わたしは記録魔の気質があり、何でもかんでも保管しておきたくなります。
仕分けされラベルをつけられ、ルールに基づいて整然と並んだモノを見ると心が安らぎます。
だけどどうやら覚えておけるものは情報のみ。振り返った時にそのときの感情は抜け落ちている。そういうことがよくあります。


例えば楽しく飲み食いしながら話した内容は、数年後に「あのときこう言ってたよね」と口にして、相手にびっくりされたりする。
五感と強く結びついた出来事・情報はかなり記憶ができる。

でも、楽しかった感情まではなかなか再生できないんですね。それが歯がゆい。




わたしがブログを書く理由はいくつかあります。そのとき感じた気持ちをなるべく鮮度の高い状態で留めておくのもそのひとつです(残念ながらあまりできていないけど)

そしてブログを読むのも似た理由があって、他人の気持ちや考えを知りたいからという側面が強い。

他人の頭のなかっておもしろくないですか? 自分とまったく違う人間、似た人間、色々いるけど、整理されアウトプットされた文章を読むのは本当におもしろい。無料でこんなものを読んでいいのかなー、なんという娯楽!

全人類ブログを書いてください、まじで。





前置きが長くなりました。
今回は舞台やイベント、ライブのレポについて書きます。

 


レポってどうですか?


わたしは結構好きです。1公演しか入れないものは概要を掴むために通読したり、多ステするものは東京公演が終わったタイミングや、全公演が終わった後にゲネプロのレポを読んで余韻に浸ったりする。各社の少しずつ違う視点を比べるのも楽しい。

でも、これってメディアが出してるものだから安心して楽しめるんですよね。プロとアマチュアが書いたものって圧倒的に、決定的に違う。


何が違うか。
それは視点です。


プロは「その作品に興味を持ってもらえるように」レポートを書く。が、アマチュアってその限りではない。ダイマエントリならそういう視点があることも多いけど)
そして知識、文章力ともに一定の水準を担保できるのがプロの原稿です。自分も含め、アマチュアが書いたものは視点の偏りも筆力不足も大きい。そして己の感情が乗りすぎるきらいがある。感想を読むのが目的だとそれもとても楽しいんだけど、レポだとそれはちょっと困る。


わたしはプロじゃない人間が書いたレポ(感想ではなくレポ)を基本的に信用していません。人間は自分が見たいようにしか世の中を見ないし、主観が入るから。*1
 
誤解を恐れず言うと、マチュアのレポって「(事実かどうかは謎だけど)わたしはこう思いました!」っていうフィクションを楽しむものだと思ってるんですね。ファンサ報告もそうだし、ブログも割とそういう目線で見てます。


これ、別に「お前は嘘をついてるだろう!そんなのは勘違いだ!」って言いたいんじゃなくて、一次情報の捉え方すら人により誤差が出るんだから、二次情報はそのブレがもっと大きくなるよねという話。

そして、自分が見たものでないと…いや、見たものですら事実か怪しいな?と自分自身を疑っている人間なこともあって、わたしは他人の感情の発露を伴う発言が真実かどうかに重きを置いてない。ちょっと語弊がある発言ですけど…。(気が向いたらこの辺は別途ブログに書くかもしれない)

 




世の中には「事実」「自分が感じた事」「願望」を混同して語る人が多すぎる。


わたしが知りたいのは現場で起こった事実である。
それを受け自分がどう感じたかを整理してアウトプットする。
だから一次情報が非常に重要だし、価値があると感じている。

客観的な事実、あらゆる情報からなされた推測、自分の感情、願望、これらは全部別物で、わたしはそこを割合厳密に切り分け管理し記録するのが好きなんだけども。


どうやら、皆が皆そうではないっぽいな…!!?!?


さらに、一次情報に触れていないのに、二次情報を鵜呑みにしてまるで自分が見てきたかのように語る人が割といるな…????






なんでこの文章を書いているかというと、こちらの記事の後半に、なるほどー!と思ったからです。


あーーーー…

「休憩中とはいえ茶の間レベルの知ったかぶりトークをクソデカ大声で話すオタク」

…いる…どんな現場でも、どの推しにもいる…!!

 

 

 

あとこういう個人イベがあると、ちょいちょいRT稼ぎか?みたいな鍵なしツイッターでイベの内容まんまなレポ回って来ますよね。誤解を恐れずにはっきり言いますが、あれほんと大嫌いです。

2年ぶりの推し個イベだったよ - 生きてるだけでありがたみ

 



なるほどなーーー!その視点はあんまりなかった。


有料配信の内容をべらべらと書くのはどうなのか?と常々思っているんです。それってお金を出して得られる情報なので、みだりに口外するものではない。

しかしそれは映像の場合。
映像と生…現場で得られる情報って桁が違うじゃないですか。*2

だから現場のイベントレポとかは今まであんまり気にしてなかったんですよ。なんなら自分のメモも兼ねて書き残していた。SNSに書けば、何処かの誰かの役に立つかもなーという気持ちもあって。


でもそれって、

  1. 自分が一次情報をかなり重要視する人間だから
  2. 事実と「こう見えた」を意識し厳密に書き分けているから
  3. 推測はなるべく出典を書き、「こう思う」と表記
  4. 伝聞は明記する

こういうベースがあるから成立するのかもしれない、と思いました。

 



1情報さえ得られれば良い人、生の情報に触れなくても満足する層がいる
2自分の想像=事実と思い込む人、表記の過程で想像を事実のように書く人は多い

例えば「今日の推しは調子が良く見えた。休演日明けだからかな」を「今日の推しは休演日明けで調子がいい」と表記したり。(本当に調子がいいのか、調子が良かったとしても休演日明けだからかって、わかりようがないですよね。きみは推し本人か?


3推測は推測でしかない。が、2の傾向がある人はこれも事実のように書きがちな印象。

例「推しくんは〇〇な人だから~」(ソースはどこだ? これ、1回の接触をもとに言ってる人とかザラでこわい)

4二次情報は二次情報でしかない。2,3も踏まえ、事実かどうかは不明。


この辺の意識が違う人が、知ったかぶりイキリクソデカトークをするのかもなあ…。こわいなあ。 

 

 

 

 

 

 

 

 

さきほども書いたように推しくんは自分のファンのことが大好きで、それは嬉しいんだけどファンをちょっと信用しすぎるとこがあって「(体裁上は)俺のファンしかいない場所」って認識してると結構軽口叩いちゃうんですね。でもそういうのってファンと推しとの間の信頼関係が出来てるからこそ「軽口」として成立するわけじゃないですか。だからそこに、そういった空気を読めないゆる推しDDが「こんなこと言ってた〜!!」ってまあその本人は悪気なく発言をレポして、文字レポだけ見た人が曲解して推しくんを悪く言ったりするのが本当に許せないんですよ。まあこれも推しくんに限らない話ですけど。

2年ぶりの推し個イベだったよ - 生きてるだけでありがたみ

 

この部分を読んで、なるほどなーと思ったんですよ。


最近もありましたよね。有料イベントの文字レポだけ読んだ人が自分の解釈をツイート、その後炎上、みたいな案件とか…。


そしてこういうレポが、ゆる推しDDが知ったかぶりトークなどをぶっ放す原因か?と思ったり…

 

さらに言うと、「いかがでしたでしょうか」が決まり文句のアフィリエイトサイトに転載される可能性もあるな…!?とか。(実際、自分のブログを転載されてサイト管理者に連絡を取ったことがあります。ちなみにサイト管理者は転載を認めた)


そうかーーーー、みんながみんな同じような考えじゃないんだなー!と改めて思いました。人間の多様性…! 今更すぎる感想ですけど。

 

 

 



あと、推しは自分の発言が広がることをあまり望んでいないのかなと最近わたしは思ってて。
結構露悪的なことを言ったり、ノリで話してることもある。
質問の答えが時期によって真逆なこともある。
第一回のファンミ以後のイベントは基本的にレポ禁止を明言してるんだけど、それはリスクヘッジの意味もあるのかなと思いました。(ちなみに本人のブログの引用も禁止、画像の転載も禁止。にも関わらず、Twitterのアイコンとかヘッダーにしてる人いますけど…!やべえ…)


 


まあそうじゃなくても、オタクって色々穿った見方をするじゃないですか。
この情報とこの情報をつなぎ合わせると…!こうか!みたいな。

でも人間て変化していく生き物なので、参照した過去情報が現在の状態とは異なってることもあると思うんですよね。となると、色々書き残すのは辞めたほうが良いのかなーーーとか。



体調不良で泣く泣く参加を諦めたけど、感想ブログで雰囲気を味わえました!ありがとうございます!みたいなマシュマロも頂いたりするので、何をどこまで書くかって難しいなあと思いました。じゃあ舞台の日替わりは?とかね、考えるとキリがないし…*3

でも、何でもかんでも書くのはちょっと違うのかもかなーと思いはじめました。

 

五感と強く結びついた出来事・情報はかなり記憶ができる。
でも、楽しかった感情まではなかなか再生できないんですね。それが歯がゆい。

 

初めのこの発言に戻るんですけど、事実・情報の記録が感情や感想を呼び覚ますトリガーになることもあるので、どこまで浚っていくのか?というのは今後の自分の課題になりそうです。
(自分もどこかの誰かのブログや記録に助けられたりするし、どこまで見せるかって難しいな…戯曲本はどうなる?とか、さっき言った舞台の日替わりレポはどうなの?とか。まだこの辺は答えが出ない。出ないのでドラフト扱い記事です。)

 

 

 

 



あんまりまとまらないまま今日はそんな感じで。

記事の最後にマシュマロのリンクがあるので、よろしければわたしはこう思うぜ!って意見をください。

 

次は気が向いたら夜行バスについて書きます。

 

 

それではみなさま、良い推し事ライフを!

 

 

 

 

 

 

 

 

▼激熱!双眼鏡ダイマ記事▼ 

 

この記事経由で買ってくれた方の感想のせましたー!わたしより的確!!

追加の感想もまた載せます。

 

  

 

 

 

▼ブログを書く理由とか▼   

 

▼オタク考察▼   

 

  

 

 

これから書きたい記事・最近書いた記事

今回振り返ったものは一旦整理&円盤後の感想へ

 

・わたしたちはパトロンにはなれない〜誰のための推し事か〜 ★★☆
・わたしは舞台に何を求めているのか〜舞台はテーマパーク、ディズニーととしまえん〜 ★★★★
・イベントってどうすればみんなが幸せになれるんだろうね? ★★★
・オタクと推しと自意識と〜事実と妄想、自覚と無意識〜 ★★★★☆☆

・わからないボックス運用方法

・「お前だって誰かを踏みじにって生きている」 ★★★★☆

・わたしたちは推しを消費している〜ファンと応援というグロテスクな構造〜 ★★★☆☆

 ・自分の意見を伝えるのが怖いあなたへ〜全人類ブログを書こう〜恐怖や悪意との戦い方  ★★★★★★★☆

・キャバクラ・ホストで例える推し事について★

・【気をつけろ、プレの話は燃える】着用報告=自分は推しに気に入られている なのか?★

・BBA、アスペ、メンヘラ 〜スラングを使う心理とデメリット〜
・高額転売に怒る茶の間を揶揄するオタク、視野狭窄になっている

・要望を伝えるのは悪なのか?〜肯定しか許されないという地獄〜★

・わたしの思う「オタク」と「ファン」の言葉の定義
・マシュマロ返信を兼ねて推し方スタンスを改めて

・『普通』じゃない=劣っているという思い込み故に生まれるモンスター

・刀ミュの現場は怖いのか?〜マシュマロ返信〜

・おすすめアイシャドウ記事

 

舞台、イベント感想

メサイア トワイライト ー黄昏の荒野ー感想 ★★★★★★★★★☆☆(たぶん次作とあわせて、メサイアシリーズ全体の感想にします)

・黒ステ感想★

・spiファンイベント「Nonfiction」感想(ネタバレなし)

・トルツメの蜃気楼感想

・【レポ】お台場夏祭りspiフリーミニライブ 

 

 

★ありがとうございまます。★が引用スターで、☆がマシュマロで現状いただいてるリクエストです。

 

 

 

 

 

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*1:まあプロも主観が入るんだけど、校正校閲を経て、なるべく私情を廃して語っている…はずじゃないですか(今のwebメディアは校正がザルって話も聞きますけど、それは置いといて)

*2:これを書いてた数日後、東宝がロスは円盤で埋められないから現場に来てね的発言→ツイ消しをして、ああー、うん…いや、わかるが…とモヤモヤした。かけらでも知りたい気持ちもあるよね…

*3:ちなみに毎公演日替わりレポ芸人みたいな人は好きではない。承認欲求を満たしたいのか…?と思ってしまうので